「なんで助けてくれなかったの?」ママが悲痛な訴えをする相手はまさかの!?<99%離婚>
主人公の彩さんは妊娠を機に仕事を辞めて専業主婦になり、娘の柚と大手商社に勤める高学歴エリートサラリーマンの夫の翔と3人で暮らしていました幸せな家庭を築こうと思っていた彩さんでしたが、翔がモラハラ体質だということに気付きました。彩さんは柚のために翔と離れて暮らそうと思うのですが、別居や離婚を考えると、問題は山積み。仕事を辞めてしまったため経済力がなく、実家との関係も良くない彩さんは、ひとりでどうやって柚を育てるのか悩み、途方に暮れていました。
ある日の食卓で翔からモラハラ発言を受ける彩さんを見た柚が、ふたりの間に割って入り、幼稚園で家族の絵を描いたと話し始めました。柚の突然の行動に戸惑う彩さん。実は彩さん自身もお父さんがお母さんに怒鳴り始めると、間に割って入り、頑張ってその場を和ませようとした過去がありました。柚に同じ思いをさせるわけにはいかないと思った彩さんは、ついに行動を起こし……!?
実母のもとを訪ねたママは、ずっと言えなかった本音を…!?
覚悟を決めた彩さんは、実母の元を訪ねました。夫と別居したいことをお母さんに相談すると、「だから言ったじゃない。男なんて信じるもんじゃないって。あんたほんとバカだね」と、呆れ顔で言われました。
それを黙って聞いていた彩さん。しかし、今日こそはずっと言えなかったことを言うと、心に決めていました。
「お母さんはどんな気持ちで私を育てたの? あんな父親と暮らしたせいで、私ずっと男の人が怖い。今でも無意識に顔色うかがってる」
彩さんの突然の告白に驚くお母さん。
両親に甘えたかったこと、小さいときくらい安心して暮らしたかったこと、必死に我慢して頑張っていたのに、なぜ助けてくれなかったの……と涙を流しながら訴えました。
思いの丈すべてをぶつけた彩さんは、お母さんの家から飛び出しました。女手一つで育ててくれたお母さんに、ひどいことを言ってしまったと後悔し始めたのです。
もう実家には頼れない……そう思っていたら、母さんからメッセージが届いたのでした。
昔から抱いていた不満や疑問を、お母さんにすべてぶつけた彩さん。 翔の顔色をうかがい、機嫌を取ろうとする柚は過去の幼い彩さんと同じ。