つきこさんの夫タカシと、大学時代の友人ミナが不倫するに至るまでのお話です。
大学時代は仲の良かったつきこさんとミナですが、卒業後は疎遠に。
ミナは大学卒業後に入社したした会社で、既婚上司との不倫がバレて仕事をクビになり、母親とも絶縁。
夜の飲食店で働きながらホストに貢ぎ、残ったのは借金だけ。絶望のなか思い出したのは、大学時代に思いを寄せていたタカシ。つきこさんと結婚・妊娠中と知りながら誘惑し、浮気に発展。タカシを脅しながら1年以上関係を持っていました。
しかし、タカシが自分のものにならず思惑通りにいかなかったミナは、警察沙汰になり精神科に入院。
騒動から1年ほど経ち、たまたま出かけた先でミナに似た人を見かけたつきこさん。どうしても気になり、お店を覗いてみると……?
久しぶりに見たミナは……
どうしてもミナが気になり、ミナの働く弁当屋を訪れ少し離れた場所から覗いてみると、大学時代のようにおおらかに、優しくほほえむミナの姿がありました。
「心の病気が癒えたのかな…」そう感じたつきこさんは、声はかけずそっとその場を立ち去ります。
ミナがしたことは決して許せないし、思い出すだけで苛立つ気持ちもある。でもその半面、ミナが正常な日常生活を取り戻しつつあることにホッとするつきこさん。
もう友だちではないけれど、恨み続けるより、ミナにはミナの人生を良い方向へ歩んでほしいと願いました。
ミナを許せない気持ちと、まっとうな人生を送ってほしいという気持ち、相反するようですが、どちらもかつて友人だったつきこさんの本心です。
寄り添ってくれたり叱ってくれたりする存在がいることで、人は変われるもの。
これから、つきこさんもミナもそれぞれの人生を穏やかに過ごせるよう切に願います。
作画:鯨ワークス
著者:マンガ家・イラストレーター され妻つきこ
<夫の不倫>「愛してる♡」夫のスマホに見知らぬ女からメッセージ。その内容に凍りつく…