古い風習を押し付ける姑「嫁は休まず働け!」⇒STOP!ありえないしきたり!洗脳から覚めた結果…
長旅だったパニ子がひと息つこうと椅子に腰掛けると、すかさず姑が止めに入ります。「うちの田舎では嫁は奴隷! 来たからには田舎のルールに従ってもらうわよ! わかったなら黙って働きなさい!」
騙された! と思ったパニ子。「奴隷扱いされるいわれはありません!」と、帰ろうとしましたが、姑は「そう言うと思ったわ。でも帰れないわよ〜だってバスは1日2本しかないし、車がないとどこへも行けないんだから!」とニヤニヤ笑っています。
スマホの電波すら入らないので、ケンタへの連絡もタクシーを呼ぶこともできません。
勝ち誇った顔でパニ子を見る姑と親戚の面々。「ここらじゃ姑に逆らう嫁なんていないわよ!」「アンタ恥ずかしくって外も歩けないわよ!」とパニ子を責める言葉が飛び交います。
「私はここの住民じゃありませんし、知らない人にヒソヒソ言われたって痛くも痒くもありません!」パニ子はそんな勝手なしきたりに従うつもりはありませんでした。
洗脳から覚めた嫁たちに姑は…
「そもそも田舎のルールって何なんですか? 奴隷なんてどの時代の話? この地域には日本の法律が適用されないんですか?」パニ子の言葉に姑も親戚もたじろぎます。
忙しく働いていた女性たちも手を止め、パニ子の話に耳を傾けています。「ご近所さんがなに? ヒソヒソされたって無視すりゃ良いだけの話だし、イヤになったらこの村を出て行けばいいんだから!」みんなどこかの嫁なのでしょう、パニ子の話を『信じられない』という顔をして聞いていました。
「そうか…そうなのね! 私、出ていっても良いんだわ!」
「この村でしか生きていけないと思い込んでた!」
パニ子は洗脳がとけた村の嫁たちと共に家を飛び出しました。
これ以上ここにいる必要はありません。パニ子は村の嫁が運転する車に乗り、ケンタの待つ家に帰ったのでした。
後日談、田舎での一部始終を聞いたケンタは大激怒。 姑に絶縁を言い渡しました。
一緒に村から脱した嫁たちも、もう二度と帰らないと宣言し、夫には『妻を取るか親を取るかを選べ』と言い渡したようです。
嫁に逃げられた姑は「揃って嫁に逃げられた姑」と田舎で噂になり、自分たちが外を出歩けなくなったそうですよ。