不倫した夫「今まで養った分は返してもらう」→私「本当にいいんだね?」と生活費を清算した結果!?
自ら離婚話を持ち出す雄大に、英恵の心も次第に離れていきます。さらに、英恵が慰謝料について話し合おうとすると、雄大は「お前がダメ女だから俺はよそに女を作ったんだけど」「慰謝料が欲しかったから俺に不倫をさせたんだな?」と暴論を展開。話の通じない雄大に、英恵は失望するのでした。
呪いからの解放
1週間後――。
家を出て行った雄大は、なかなか離婚の話し合いに応じてくれません。ようやく連絡が取れても、「金、金、金ってほんとお前はがめついな」と英恵に対して暴言を吐くだけでした。
「不倫の慰謝料が欲しいなら今までの生活費を払え!」
「養った分はしっかり返してもらう」
「え、本当にいいの?やったw」
予想外の反応を見せた英恵に、たじろいだ雄大。嬉々として生活費の清算を進めようとする英恵に、「そんなに離婚したかったのか」と言いますが、「雄大だって離婚したいんでしょ?」と一蹴されてしまうのでした。
数日後――。
生活費と慰謝料の請求書を受け取った雄大は、血相を変えて英恵に連絡をしてきます。請求書には、雄大から英恵への慰謝料として800万円近くの金額が提示されていたのです。
手取りが21万円の雄大に対して、実は在宅で月に30万円以上稼いでいた英恵。その事実を知った雄大は、「香織にも慰謝料200万請求してるし、ぼったくり過ぎないか……?」「生活費はやっぱりなしで……」と意気消沈。英恵は「じゃあ、慰謝料の300万円だけでいいからさっさと払ってね」と言いますが、雄大は一変して英恵にすがりつきます。
しかし英恵は、金食い虫で不倫するような男とやり直す必要なんてないと雄大にとどめを刺すのでした。
その後――。
3回の話し合いを経て、ようやく離婚届にサインした雄大。一方、不倫相手の香織は両親に慰謝料を立て替えてもらったようです。雄大は香織の両親からも訴えられ、散々な目に。
一方、英恵は「結婚したのだから簡単には別れられない」「自分が夫を支えてがんばればよい」という考えからようやく解放され、すがすがしい気持ちで日々過ごしています。
妻の英恵を一方的に見下していた雄大は、自業自得ですね。