「えっ…うそでしょ!?」夫が片付けたキッチンを見て驚愕…!夫のやりがち「中途半端な家事」あるある
「食事の後片付け」をしたとき、食器を洗うことだけで満足してしまっているパパはいませんか? 食事の後片付けには、フライパンや鍋の中の残り物の片付けや生ごみの処理なども含まれているのに、食器だけ洗って満足というパパ。その姿を見て「中途半端」だと感じてしまうママは多いようです。このようなパパの行動はママのストレスになるだけでなく、夫婦げんかの火種になることも少なくないと語るのは、父親の育児参加のスペシャリスト、大阪教育大学教育学部教授の小崎恭弘先生。そこで、パパがやりがちな「中途半端な」家事を3つピックアップし、中途半端になってしまう原因とそうならないための解決策について話を伺いました。
パパやりがちNG1:洗濯物の後片付けが中途半端
洗濯物は畳むけれど、パパがしわをきちんと伸ばさず適当に畳んでしまって、家族が洋服を着るときにシワシワで困ってしまった……。また、畳み終わった洗濯物をそのままソファーなどに置きっぱなしで、タオルなどが必要なときにすぐに使えなかったなんてことが少なくないようです。ママたちからすると、きちんと洗濯物の後片付けをしたとは言えず、モヤモヤとしてしまうのではないでしょうか。
小崎先生
パパがこれまで育ってきた環境の中で洗濯物の片付けをした経験がない、自分の母親などに任せきりだったという場合は、何をしていいのかわからない可能性があります。
また、生活の流れを意識して先を見通した家事をするママと、目の前の家事をただこなせば満足となりがちなパパというように意識の差があるのかもしれません。これは、パパたちが実際に「困った経験」があるのかどうかで行動が変わってくると私は考えています。生活はすべてつながっています。つまり、今やった家事が次の生活につながるんです。
ママは先回りして家事をやってしまうのではなく、パパに最後まで任せてみるのはどうでしょうか。例えば、洗濯物を畳むだけでなく、棚にタオルをしまうところまで担当してもらうといったもの。ときには、棚にタオルをしまい忘れて、使うときに困ってしまったという経験をパパがしてみることも大切だと思います。
とはいっても家事や育児の経験が乏しく、目の前のやることに気づけないパパもいるでしょう。
そんなパパにはママから丁寧に教えてあげることも大切です。すぐにできるようになるとは限らないので、ママもはじめは大変かもしれません。