2024年1月2日 22:00
シングルマザーである私をピンチから救ってくれた同僚→娘「パパになって!」彼の正体とは!?
私は3歳の娘を育てるシングルマザーです。同じ職場で働く10歳年上の部長と結婚して娘を授かりましたが、結婚生活は長く続かずに離婚しました。現在も元夫がいる職場で働いています。
どうしても外せない仕事があったある日、娘が高熱を出したようで保育園から呼び出しの電話が……。近くに頼れる人がいないため、仕方なく元夫でもある部長に事情を説明したのですがーー。
元夫の冷たい仕打ち
「それなら帰っても構わない。ただし、この取引がダメになったら、君はリストラの対象者になるだろうね」
元夫は冷たく言い放ちました。実は元夫と姑は、私が親権を持ったことが気に入らず、娘を奪うチャンスを狙っていたのです……。
もちろん、私も娘を手放すつもりはありませんが、職を失ってしまうと育てられなくなってしまいます。
思わず廊下で悔し涙を流していた私に、隣の席の同僚・トオルが声をかけてくれました。泣きながら事情を話したところ、彼が「俺が病院に連れて行きましょうか?」と、申し出てくれたのです。
挨拶と仕事の話しかしない彼にそこまでお願いしても良いものかと悩みましたが、背に腹はかえられません。私は彼の申し出に甘えることにしました。
親切な彼に感謝
取引先に向かう途中、トオルから娘はただの風邪だったという報告が入り、おかげで仕事にも集中できました。仕事を終えたと連絡をしたら、彼は娘を車に乗せて家まで送り届けてくれました。とても親切にしてくれて、感謝してもしきれません。
お礼も兼ねて、わが家でお茶を飲みながら話をしたのですが、どうやら彼は前の職場に未練がある様子。一生懸命勉強して手に入れた職業だったのに、人間関係が拗れてしまい辞めざるをえなかったと話しました。
こんなにやさしくて行動力がある人なのだから、やりたいことをやって輝いてほしいと思いつつ、私は、彼が職場にいてくれたことをひっそりと感謝したのでした。
突然の異動、夫の仕業!?
それ以来、私とトオルは社員食堂で一緒にランチをしたり、お互いのことを話したりするようになりました。しかし、元夫はそれが面白くなかったようで、突然彼に異動を命じたのです。嫌なら会社を辞めるしかないと脅すやり口は、明らかな嫌がらせです。
私が申し訳ない気持ちでうろたえていると、彼はその場で退職を宣言。