2023年4月24日 06:30
「こんな保育園はNGです!」気を付けて!いい保育園・ダメな保育園の見極め方【小崎恭弘先生が解説】
そういう感覚も実は大事なんです」
その直感が「ダメな園」の見極めポイントと繋がっていることも。
例えば・・・
・庭の手入れが不行き届き
・あいさつがぞんざいになっている
・トイレが臭う
・殺伐としている
・古いプリントがいつまでも貼られている
・掲示や壁面の装飾が古くなってぼろぼろになっている
などです。
これはNG3!大人の目線の高さに物が置いてある
環境へ配慮することは保育の基本です。万が一に備えて、安全な環境を作っているかという視点でも要チェックです。
例えば……
・高いところにカセットデッキがある
・消火器を子どもの頭上のあたりでぶら下げている
などです。
「大人の目線の高さに重い物を置いていないか、という点も見ておいた方がいいです。地震で万が一落下した時、下に子どもがいたら大けがにつながります。『神は細部に宿る』という言葉がありますが、一時が万事。
そういう細かいところの配慮に子どもへの配慮が表れていることがあるんです」
と数多くの保育現場を知る小崎先生は指摘します。
休みやサービス、料金の条件もチェック
ママパパが必要としているサービスの有無や休み、料金などの条件面も事前確認が必要です。自治体によっても差があるため、将来の校区も含め、長期的な視点で住む場所を決める段階から下調べするのがベストです。
「自治体によって保育料もサービスも違います。千葉県流山市では駅から保育所を送迎バスでつなぐサービスがあります。こういうサービスも調べておいた方がいいでしょう」
保育所によって休みも違います。お盆や年末年始の休みも確認しておきたいところ。園のサービス内容によっては持ち物にも大きな違いがあるようです。
「最近では紙おむつのサブスク『手ぶら登園』を導入している園や、ベッドのようなものを貸し出している園もあります。反対に布おむつを使っている園もある。行事への取り組み方も園の特徴が出ると思います。和太鼓や金管楽器をやっているところもあるし、全くやっていないところもある。どれもどちらがいいというのではなく、親がどう子どもを育てたいかという方針になります。もし可能なら保護者会などの取り組みも調べておいた方がいいですね。