妊娠中、パーマやカラーはしてもいいの?美容院の注意点は?【医師監修】
「つらい」となる前に、リクライニングチェアの角度を変えたり、施術の途中で立ち上がるなど、無理のない姿勢で過ごすために、ひと休憩入れるようにしましょう。可能であれば、タオルやクッション、フットレストを活用しましょう。座ったまま足首をぐるぐる回すなど可能な範囲でストレッチするのもいいでしょう。
妊婦さんの体調の変化は外見ではわかりにくいので、トイレまでの動線を確認したり、施術の途中で姿勢を変えたい、少しでも体調の変化があれば休憩したいなど、妊婦さんの気持ちを美容師さんへ伝えることも大切です。妊娠中は何が起こるかわかりません。必ず母子手帳と保険証を携帯するようにしましょう。
産後はいつ美容院に行ける?
産後の心身の回復や、赤ちゃんへの授乳や睡眠などの生活リズム、パパや家族のサポートによって個々に異なりますが、産後3カ月を経過しても美容院へ行けないこともあります。産後、赤ちゃんとの生活に慣れてきたころに、授乳の合間の数時間を利用して美容院へ行くママも多いです。
美容院を利用する合間の赤ちゃんのお世話は、パパや家族がサポートしたり、自治体の一時保育や民間のベビーシッターを利用するママもいます。最近は託児付きの美容院もありますので、妊娠中から産後に利用できるサービスについて調べておくと安心です。
まとめ
妊娠経過が順調で、利用当日に体調が良ければ美容院を利用してかまいませんが、利用する週数やメニューによって妊婦さんの心構えも必要です。利用する際に気になることは美容師へ相談しましょう。もし美容院の利用後に体調の変化があれば産婦人科へ、皮膚のかぶれが起きたら皮膚科へ早めに受診しましょう。
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監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生
順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。著者:助産師 古谷真紀
一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー
大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。