何週まで逆子でも大丈夫? ママの疑問に助産師が回答!
腹帯などでおなかを冷やさないようにしたり、体を温めるはたらきのある食べ物を摂るなどして、冷えを予防していきましょう。
逆子の分娩法は? 自然分娩はできる?
逆子(骨盤位)と聞くと、自然分娩は難しいと思われがちですが、初産か経産か、おなかの中の赤ちゃんの姿勢や赤ちゃんと骨盤の大きさはどうかなど、条件によっては経腟分娩(いわゆる自然分娩)が可能です。
ですが、逆子(骨盤位)の赤ちゃんの出産の際には、頭位の場合とは違った分娩介助技術が必要とされるため、熟練した医療者の存在が欠かせません。
また、赤ちゃんがお産の途中でばんざいの姿勢をとってしまうこともあります。そうなると、赤ちゃんの頭がスムーズに出てこられなくなり、苦しくなってしまいます。そのほか、陣痛が弱くなってしまったり、破水とともにへその緒が赤ちゃんより先に出てきてしまうおそれもあります。
条件によっては、自然分娩も可能な逆子(骨盤位)ですが、米国産婦人科学会の勧告を受けて、日本でも帝王切開を選択するケースが増え、今ではほとんどの産院で逆子(骨盤位)の場合、帝王切開がおこなわれています。
※参考:基礎知識(妊娠中)「【動画・イラスト解説】逆子(骨盤位)とは?原因・逆子体操・逆子の分娩法について」