動物や植物に関するものから、絵本まで、何冊もあります。
まほ:これはすごい!力作だねえ。
いっしゅう:ふふ……(得意気)。
まほ:「けいけんちのノート」……。これはどんな本かな?
いっしゅう:これは、むじん島に行くけいかくの本。
まほ:「やること1. バナナの木にのぼってバナナをとる2. バナナを食べる3. ねどこを作る」「夜の注意夜は暗くなるから」……なるほど。
いっしゅう:そういう、やることとか、待ち合わせ場所とか、ほうほうが書いてあるノート。
まほ:「目標生きてかえること」いいねえ!あとは……「パパとママのプレゼントをよういする」。
いっしゅう:あっ!
まほ:あ、ごめん!言っちゃダメだった?
いっしゅう:あーうんーまーいいや。
まほ:あ~ごめん~。申し訳ない……。
父:知ってたよ(笑)。
お父さんを植物に例えるなら……。
まほ:他にもいろいろあるねえ。「カニのくらし」「とりの木」「つばめが日本にやってくる」……。素晴らしい。
いっしゅうくんが一生懸命描いた絵と字を見てるとなんだか胸がいっぱいになってくる……。
父:初めて描いたのがこの「大きな木」って絵本なんですけど、これを読み終わった奥さんが泣いてましたね。
まほ:わかる気がします。本人にとってはヒマな時間の遊びなんだろうけど。その時間を創作活動に当てるって素敵ですね。「ムベとアケビのくらし」。……これは?
いっしゅう:ムベとアケビが好きなの。
まほ:ムベ……?
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ムベとは秋になると赤の実をつけるアケビ科の一種だそうです。
まほ:どんなところが好きなの?
いっしゅう:形がかっこよくてねー、ツルを編んだり、食べたりできて、役に立つから。
まほ:その好きな理由がかっこいいなあ。じゃあ、一番キライな植物もあるの?
いっしゅう:ドクウツギ。毒があるから。
まほ:お父さんを植物に例えるとなんだろう。
いっしゅう:メタセコイア!
メタセコイアはヒノキ科の一種で、「生きた化石」とも呼ばれる落葉樹だそうです。
まほ:どんな木なの?
いっしゅう:かっこよくて、憧れの木。
大好き!
まほ:じゃあ、いっしゅうくん自身を植物に例えると?
いっしゅう:大豆。
まほ:え(笑)。
いっしゅう:大豆はね、豆が種だから、土の上に落ちれば何年も生きられるし。
まほ:落ちても何年も生きられるって、なんだかすごくたくましい。