《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜
ママたちが知っている有名ベビーブランドにお邪魔して、ブランドの歴史やものづくりへのこだわりなどをお伺いする企画第二弾。今回は、アップリカさんへの取材に成功しました♪
第一回では、日本のベビーカーの歴史についてインタビュー。アップリカの赤ちゃんに対する想い、ものづくりに対する真摯な姿勢が伝わってきました。
今回は、アップリカさんが「ぜひ日本のママに知っておいてほしい」と感じているという、「ヨコ抱っこ」と「安全性」についてのお話です。
なんでみんな「タテ抱き」なの?
編集部:ベビーカーと並んで、ママたちの育児に欠かせない抱っこひもですが、アップリカさんが抱っこひもを発売したのはいつ頃ですか。
河崎さん:第一弾の抱っこひもは、1995年にデビューしています。当時はまだ、首がすわってから使ってもらう、タテ抱っこオンリーのものでした。
編集部:わたし自身の経験で恐縮なのですが、生まれたばかりの新生児をタテ抱っこするのが心配だった記憶があります。昔育児を経験した祖母世代の方には「生まれたばかりの赤ちゃんをタテに抱いちゃダメ!」と言われたり……。
河崎さん:もともと日本はおんぶが主流でした。赤ちゃんが小さなときは、あまり外へお出かけする必要性がなかったのかもしれません。でも、核家族化や働くママが増えたことで、小さなときから抱っこが必要とされる時代になりました。
編集部:エルゴの大ブームで、タテ抱っこはすっかり浸透しましたよね。でも、ブロッサムのショップにも「新生児で安全に抱っこできるものがほしい」と抱っこひもを探しに来る方が多いです。
河崎さん:潜在的に「首のすわってない子をタテに抱いていいのかな」という不安を抱えているお母さんたちは多いですよね。
アップリカは、「まだ首のすわっていない赤ちゃんを、家のなかでも、外でも、車のなかでも、同じ姿勢」で平らなところに寝かせてあげたいという赤ちゃん医学に基づいた考え方があるので、新生児にはヨコ抱きができる抱っこひもをおすすめしています。
編集部:なかなか街中で見かけることがないものですが、どのようなアイテムなのですか?
河崎さん:では、吉田さんに実演してもらいましょう!
簡単装着! 赤ちゃんとの絆を感じる、ヨコ抱っこ
吉田さん:アップリカの社員は、みんな抱っこひもをつけるのが早いんですよ。
編集部:装着が簡単で、なおかつ安全で快適なものを……となると、なかなか難しいですね。