子育て情報『《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜』

2017年8月5日 14:00

《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜

特に、抱っこは民族性があると私は思っているんですが、日本人は畳文化なので、昔から赤ちゃんを平らなところに寝かせておく機会が多かったんですよ。アフリカなどではスリングのような布に巻くスタイル、欧米では腰にちょこんと抱きかかえるスタイルが主流だったり、民族や文化と抱っこの仕方は異なります。日本の赤ちゃんのからだをよく知る小児科医の意見は重いものがあります。

編集部:日本人は、もともと抱っこに慣れている民族ではなかったのかもしれないですね。

河崎さん:また、海外は車文化が浸透しているので、抱っこで長時間いるということが少ないんですよ。外出時の育児アイテムとしては、チャイルドシートやベビーカーがメインという国が多いです。日本は電車やバスなど、公共の交通機関を使うお母さんが多いので、抱っこが移動手段のメインになるのです。

編集部:からだに身につけるものなので、体型や民族性や文化などを考えられたものだと安心ですね。


河崎さん:また、日本人は、股関節脱臼になりやすい民族とも言われています。股関節脱臼の予防に特に意識をして抱っこひもを作ったのも、アップリカが最初だと思います。

時代で変わる、育児環境やママたちの考え方

編集部:ママたちの意見を密に聞いているとおっしゃっていましたが、ママたちが求めるものというのは、年々変わってきているのですか。

河崎さん:赤ちゃんたちのからだは、何十年経っても変わらないので、求められる機能性などの変化は大きくありません。ですが、お母さんたちの「育児に対する考え」は10年くらいの間隔で変わっていっているのを肌で感じています。

編集部:ベビーカーと抱っこひもの乗せおろしが便利そうな「コランCTS」なども、ママたちの声から生まれたのでしょうか。

河崎さん:乗せおろしがお出かけ時の課題だという声はたくさん聞こえてきていました。お母さんたちは「不便さ」や「困っていること」は感じますが、それを解消する製品を考えるのはわたしたちの役目だと思っています。


《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜


編集部:ベビーカーと抱っこ紐の両方をお出かけに持っていくママが大半ですよね。外出時は、そのスイッチが大変だったように思います。ママたちが「何が欲しいのかを読み取る」ということですね。

河崎さん:そうですね。潜在ニーズを感じてのものづくりはやりがいがあります。赤ちゃんやお母さんの育児を支えるものというのは当然ですが、時代を作ろうという思いもあるんですね。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.