コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
待機児童問題とは? 「保育園落ちた」が終わったあとの他人事が原因?【コソダテフルな毎日 第58話】
がしかし、1歳代での入園って一番入りづらい年代らしく(後から知りました)。
まっっったく手応えなし! かすりもしません。待機人数も教えてもらいましたがどこもかしこもものすごい人数です。
自分が待機児童問題に直面してよーーーうやく現実の厳しさを思い知ったのです。
どこかしら入れるだろうなんて、無知ゆえの楽観的観測でした。
都会であろうが地方であろうが関係ありません。こんなにも厳しいものかと驚きました。
■八方ふさがりの子育て…「どないせーっちゅーねん!」
でも結局こういうことなんですよね。
みんな自分が問題に直面するまではどこか他人事で、自分がその立場になってようやく問題の深刻さに気づくのです。
私はそのとき、「専業主婦でいるつもりだから」と
待機児童問題に他人事と感じていたそれまでの自分を深く反省しました。
当時の私は、自分の意志で急に働き始めたいと思って動き始めましたが、急に夫が倒れて私が働かざるをえなくなることだってあるでしょうし、人生何が起こるかわかりません。
急に働くことを決めたのはいいものの、肝心の子どもを預ける場所がどこにもないわ、さらには仕事を探すために子どもを預かってほしいのにそれすらもないわで、一体どないせーっちゅーねん! ですよ。
こんなにも真面目に税金を払ってきているのに恩恵を受けたい時には受けれない。
怒りが沸いてきました。物議を醸した「保育園落ちた日本死ね」。自分が経験してみてこれを投稿した人の気持ちがよくよくわかりました。
結局どうしたかというと、三男が2歳になるまでは一時保育を利用したり、その一時保育も満員で入れないときには子連れで仕事をしたりしていました(子連れ出勤、いいように思えますが大変でした。自分にとってもお客様側にとっても)。
2歳になった4月にこども園に入園することができ、無事預け先が確保できたのでした。そして3歳の今は幼稚園に在園しています。
かつて自分が問題に直面したときには「一刻も早くなんとかしてほしい!」と強く思っていたのに、子ども全員が小学校・幼稚園に入って落ち着いた今は、当時の自分より明らかに待機児童問題に対する温度は下がってきています。