家の中に設置する「ベビーサークル」。赤ちゃんの居場所として、乳幼児のいる家庭で多く利用されています。
しかし、ベビーサークルは頑丈なつくりをしている分、見た目にも圧迫感があるもの。「本当に必要?」と導入に迷いを感じている方もいるのではないでしょうか。
このページでは、ベビーサークルについて、種類や選び方、タイプ別のメリットやデメリットについてご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
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■ベビーサークルって本当に必要?
赤ちゃんが寝がえりやずりばいを始める0歳低月齢の頃までは、ベビーサークルがなくても特に困らないでしょう。
赤ちゃんの運動面での発達度合いやタイプによるところもありますが、高さが変えられるベビーベッドがあるのであれば、床面を適宜下に下げることで、簡易のベビーサークル代わりとして使うこともできます。
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間取りによっては、ベビーサークルではなく、突っ張り式の柵で部屋を区切ってもいいでしょう。
重要なポイントは、「赤ちゃんが安心して過ごせる場所が確保されていること」です。なお、購入するのがもったいないと思う方は、レンタルサービスを利用してもよいでしょう。
■ベビーサークルの種類
ひとくちにベビーサークルといっても、内側におもちゃがついているものから、シンプルなサークルタイプ、折りたたみができるものまで、種類はさまざま。
素材も、プラスチック製のものや木製のものなど、異なるものが販売されています。そのため、ご自宅に合ったものを選びましょう。
この章では、各タイプの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。選び方の参考にしてくださいね。
▼プラスチック製
プラスチック製のベビーサークルは、ポップでカラフルなものから、パステルカラー・モノトーンまで、さまざまな雰囲気のものが多く販売されています。パーツごとの重量は軽く、扱いやすいのも特徴です。
内側に赤ちゃんが遊べるおもちゃがついているものなど、機能面のバリエーションが豊かなのも、プラスチック製ベビーサークルのメリット。ベビーサークルについているおもちゃの多くが知育玩具のため、お子さまの発達にとってもよいでしょう。
価格は、おもちゃ付きなど、多機能になるほど高額になる傾向があります。¥10,000台のものが中心です。
デメリットは、分解して置いておく際に多少場所をとること。木製ベビーサークルよりもプラスチック製ベビーサークルの方がひとつずつの厚みがあるため、その分保管する場所が必要です。
▼木製
木製ベビーサークルのメリットは、デザイン性。
自然な木の色を活かしたシンプルな見た目はインテリアにも馴染むでしょう。プラスチック製ベビーサークルのカラフルさは、大人の目にとってはうるさいと感じてしまうことも。木製ベビーサークルであれば、お部屋に自然になじむため、インテリアの邪魔にもなりません。
赤ちゃんが立つようになっても安心して使える、ハイタイプもありますよ。
デメリットは、プラスチック製ベビーサークルのようにおもちゃがついていない点と、歯が生え始めた赤ちゃんが噛んでしまうことがある点。
プラスチックと違い、木は歯で削れてしまうのです。木製ベビーサークルを選ぶ際は、歯が生えてきたときに少し注意して様子を見ておく必要があるでしょう。
噛んでしまう赤ちゃんの場合、ぶつかり防止アイテムで覆うなど、成長段階に応じた工夫をしてくださいね。
▼メッシュ製
周囲がメッシュ状になっているベビーサークルは、組み立てが簡単なため、必要時にサッと使える点がメリットです。コンパクトに折りたたむと自立するので、保管も楽。プラスチック製や木製のベビーサークルは、いったん組み立てると成長して不要になるまで置いたままになりがちですが、メッシュ製ベビーサークルは「使うときだけ出したい」方におすすめです。
持ち運べる重さなので、実家への帰省、旅行時にも便利に使えます。カバーは簡単に外せて洗えるので、清潔面でも安心ですね。
デメリットは、プラスチック製・木製と比べると中の広さが狭いこと。メッシュ製ベビーサークルはパーツを足して大きくできません。
■ベビーサークルの選び方
ベビーサークルを選ぶ際、どういったポイントに注意しておけばいいのでしょうか。ほかの商品を比較するときにも知っておきたい、ベビーサークルの選び方をご紹介します。
▼広さ
選び方のポイントのひとつ目は、広さです。ベビーサークルを広げたときのサイズを、実際に家の中で広げたらどの程度になるのかも合わせて確認しておきましょう。実店舗で見た感覚と、実際に家に置いてみた感覚は異なるものです。ベビーサークルを置く予定の場所も測っておき、その広さに合ったサイズのものを選びましょう。
また、同じ商品であっても、パーツの数でサイズの大小がある場合があります。大きめのサイズを選んでおくと、1歳以降のプレイスペースとしても利用できますよ。
▼倒れないか・強度
子どもは、大人が思っているよりも力や勢いがあるものです。つかまり立ちを始めると、ベビーサークルは格好の支えになります。
寄りかかったときに倒れる心配がないかどうか、しっかりチェックしておきましょう。
▼折りたためるか
ベビーサークルは、ほとんどが組み立て式です。そのため、使わないときにはバラバラにして保管しておけます。
ただ、いくら組み立てが簡単だとしても、しょっちゅう組み立てたり分解したりするのは面倒くさいものですよね。そのため、出し入れして使いたい人の場合は、折りたたみ式のベビーサークルを選ぶことをおすすめします。
折りたたみ方は商品によって異なります。「簡単」とうたっていても、実際には難しいと感じることも。折りたたみ方法の確認と合わせ、できれば実店舗で折りたたみ作業を一度試しておくと安心です。
▼ドアの開閉の仕方
ベビーサークルには扉がついているものが多く販売されています。ある程度高さがあるものの場合、大人であってもベビーサークルを乗り越えて出入りするのは難しいため、ドアはしょっちゅう使用することになるでしょう。
このドアの開閉の仕方、ロックの仕方もベビーサークルによって異なります。どのように開閉するのかと合わせて、子どもが内側から開けられるものではないかという視点で確認しておきましょう。
■おすすめのベビーサークル10選
タイプやお店ごとにおすすめしたいベビーサークルについてご紹介します。ベビーサークル選びの参考にしてみてくださいね。
▼YATOMI 扉付き洗えるメッシュベビーサークル
風通しの良いメッシュ製ベビーサークルです。生地部分は洗濯可能。組み立てたあとは据え置いて使うタイプのベビーサークルです。
側面の一面にはファスナー式の扉がついているため、成長後は部屋の中に置いて個室のようにも使えます。
幅は134.5cm、高さは71cm。広々としたベビーサークルです。ジョイント部分の底には吸盤がついているので、ズレや転倒対策もばっちり。
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▼西松屋 キッズランドベーシック
全国に展開されている西松屋の商品。オリジナル商品がお手頃価格で買えるのがメリットですよね。そんな西松屋にも、ベビーサークルの取扱いがあります。
「キッズランドベーシック」は、プラスチック製のベビーサークル。内側に知育玩具がついていて、パネルを追加すると拡張できます。
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▼日本育児 洗えてたためるポータブルベビーサークル
「洗えてたためるポータブルベビーサークル」は、商品名に「ポータブル」とある通り、持ち運びが楽々できるメッシュ製のベビーサークルです。組み立て・収納にかかる時間はおよそ1分。手軽に出し入れできますよ。たたんだ状態だと自立するので、収納も楽々です。
本体はアルミフレーム製。重さは3.8kgと軽量ですが、兄弟が増えても使える丈夫さがメリットです。
カバーの取り外しも簡単。フレームを広げたままでパッと外せるので、お洗濯も手軽にできますよ。
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▼日本育児 ミュージカルキッズランドDX
各種メーカー品を取り扱っているアカチャンホンポ。「ミュージカルキッズランドDX」は、プラスチック製のベビーサークルです。アカチャンホンポの公式ネット通販サイトでも購入できます。色合いがホワイトとブラウンでシンプルなため、目にあまりうるさくありません。内側の二面には知育玩具がついています。
別売りで増やせる拡張パネルが販売されているほか、中からテレビが見えるクリアパネル式の拡張パネルも購入できるので、お部屋の広さに合わせた大きさに広げられるのもメリットです。
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▼ORANGE-BABY BabyGo! 洗えるソフトベビーサークル
子どもが好きなボールプール。そんなボールプールとしても遊べるのが、「洗えるソフトベビーサークル」です。バスケットがつけられ、出し入れして遊べますよ。カラーボールは別売りです。
赤ちゃん時期はベビーサークルとして。1歳以後には、雨の日など公園遊びができない日のおうち遊び用として、長く使えるのもメリットですね。
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▼ネビオ 木製オートクローズドア付ベビーサークル
インテリアの邪魔にならない、シンプルな見た目が特徴的な木製ベビーサークルです。カラーは「ナチュラル」「ダークブラウン」「ナチュラルとダークブラウンのミックス」の3色。北欧テイストのインテリアにも、モダンなインテリアにも合うカラーリングです。
組み立て式のパネルは8枚。すべてを使う必要はないため、赤ちゃんの月齢や住環境に合わせて、正方形から八角形まで、多様なレイアウトで利用できます。
特徴は、勝手に扉が閉まるオートクローズ機能。閉め忘れの心配もなく、抱っこをしたままでも扉が閉められるのが便利です。
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▼ネビオ Casita compact カシータコンパクト
「Casita compact カシータコンパクト」は、ポリウレタンシートを組み合わせて使う、一風変わったベビーサークルです。マジックテープで連結させて使用します。
1枚1枚はクッション製のあるマットです。赤ちゃんの頃はプレイマットとして、ハイハイをするようになったらベビーサークルとして、自由自在に組み合わせて使えます。成長後には、ミニソファの形にもチェンジできるので、すぐにムダにならないのもメリットです。
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▼Graco パッキンプレイ プレイヤード
ベビー用品を多数取り扱っているブランド・Graco(グレコ)。「プレイヤード」は、ハイハイ時期の赤ちゃんのベビーサークルとして使える商品です。0カ月から体重14kgまでのお子さま用。
折りたたんで持ち運べるので、実家や旅行先にもすぐに赤ちゃんの居場所を作ってあげられます。片側にキャスターがついているため、組み立てたままの状態で移動させることも可能。掃除機を掛けるときに便利です。
メッシュ製なので、中で遊んでいる様子が確認できるのもメリットですね。
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▼Ggumbi ベビーサークル&カバーセット
「ハイハイからつかまり立ちまでの間、中心的に使いたい」という方におすすめなのが、マット状のベビーサークルとカバーのセット商品です。
グレーやアイボリーといったやさしいシンプルカラーなので、お部屋で悪目立ちすることもありません。
マットの上に専用カバーがつけられるので、清潔面もばっちり。通常時には柵部分の高さが28cmですが、1段階上げると52cmになるため、成長後も安心です。
大人も寝転がれるサイズなので、添い寝でお昼寝するときにも使えます。
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▼日本育児 Summer(サマー) スーパーワイドゲート
「スーパーワイドゲイト」は、突っ張り式のゲートとしても使え、ベビーサークルにもなるアイテムです。お部屋のサイズに合わせて自由に使えるため、コーナーを利用してキッズゾーンを作ったり、「ここから先は入らないで」といったスペースのみを区切ったり、さまざまな使い方ができますよ。
最小幅は167cm、最大幅は360cmです。ベビーサークルとして使う際は、2枚使いです。
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■ベビーサークルをレンタルする方法
いくら長く使えるといっても、ベビーサークルを使うのは期間限定。処分するときのことを思うと、購入に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。また、実際に試してから買うかどうかを選びたいという方もいるでしょう。
そうした方におすすめなのが、ベビー用品のレンタルサービスです。各種メーカーのベビーサークルが、最短1週間、最大6カ月の間でレンタル可能。使いたい期間だけ使えればいいという方は、そのまま返却できますよ。
「気に入ったら購入したい」という方には、レンタル品をそのまま購入できるレンタルサイトを利用するのがおすすめです。
レンタル方法は簡単。各サイトに掲載されているベビーサークルから、希望のものを選び、入力フォームを送信し、手続き完了の連絡を待つだけ。返却は、期日までに指定された配送業者に引き渡しの手続きをするだけでOKです。
デメリットは、レンタル商品のため、新品ではないこと。もちろん専用業者がクリーニングやメンテナンスを行っていますが、気になる方には引っかかる点になるでしょう。
■ベビーサークルを手作りするには!
ベビーサークルは手作りすることも可能。サイズや見た目にこだわれるため、DIYが好きな方は、トライしてみてもいいでしょう。
赤ちゃんが小さい間限定なら、メッシュネットを連結して組み合わせただけでも、立派なベビーサークルに。ただし、こちらはつかまり立ちを始めると強度の心配があるため、ハイハイ時期までを目安にしてくださいね。
ベビーサークルではなく、入ってきてほしくない場所につけるゲートや、テレビやストーブ前のガードの方が、手作りハードルは低めです。
木材やすのこなど、本格的に作っている方もたくさん。ただし、釘やねじ、塗料などの安全面、倒れたり壊れたりといった強度面にはくれぐれも注意が必要です。
■過ごし方や住環境など、必要に応じた選び方を!
料理をしたり、洗濯物を干したり、掃除機をかけたり。ほんの一瞬赤ちゃんから目を離すシーンは、どうしてもあるものです。そんな毎日のシーンにおいて赤ちゃんの安全を守るために、ベビーサークルは便利なものだといえるでしょう。
今はレンタルサービスも多く展開されています。レンタルで済ませてもよし、レンタルをしてみてから購入してもよし。必要に応じて使い分けましょう。
赤ちゃんの安全のためにも、安心していられる場所の確保が必要です。ご自宅に合ったものを検討してみてくださいね。
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