連載記事:ママが知るべき「子どもの感染症」傾向と対策

インフルエンザ2018‐2019「予防接種スタート! 今年はどうなる?」【ママが知るべき「子どもの感染症」傾向と対策 第2回】



■インフルエンザ「今年のワクチンは? 予防接種はいつがいい?」

インフルエンザ2018‐2019「予防接種スタート! 今年はどうなる?」【ママが知るべき「子どもの感染症」傾向と対策 第2回】

©Siam- stock.adobe.com


昨年はワクチン不足が騒がれ、「予防接種を受けたいのにワクチンがなくて受けられない!」と小児科をかけ回ったママもいるのでは? 今年は大丈夫でしょうか?

厚生労働省によると、今年は例年並みのワクチン供給量を確保しているようです。今年は「ワクチンが足りない!」ということはなさそうなので、ひと安心ですね。


【予防方法】


飛まつ感染を防ぐためには、手洗いやうがいが効果的です。生後6カ月以降なら赤ちゃんでも任意接種で受けることができます。子どもは2回接種。10月から12月に2~4週間の間をあけて2回受けるのがいいでしょう。

予防接種をしても、インフルエンザにかかる可能性はありますが、重症化することを防げます。小さな子どもがいる家庭では、家族全員で予防接種を受けるようにするといいでしょう。

万が一、インフルエンザがはやっている時期に熱やせきなどの症状がある場合は、無理せずに安静にするようにし、全身症状が悪い場合は病院を受診します。外出を控え、必要に応じてマスクを着けましょう。


【登校(登園)基準】


学校保健安全法では、発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで。 幼児においては、発症した後 5 日を経過し、かつ解熱した後 3 日を経過するまでが、出席停止の目安とされています。

抗インフルエンザ薬を使用して早く熱が下がった場合でも、発症してから5日は欠席が望ましいでしょう。保育園や幼稚園、学校によりますが、登校(登園)許可書の提出を求められる場合が多いようです。

これからの流行シーズンに備えて、早めに予防接種をしておくのが良さそうですね。予防接種の枠がすぐに埋まってしまう小児科もあるので、予約は早めにしておくといいでしょう。

参考サイト:
・厚生労働省「インフルエンザの発生状況について」 
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

・日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」 
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=46




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