連載記事:パパママの本音調査
【コロナ禍の夏休みの過ごし方】悩める親、我慢する子ども。異例の夏の行方は?【パパママの本音調査】 Vol.369
■コロナ禍の夏休みの過ごし方、正解はあるのか?
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それでは、今年の夏休み、出かけるか出かけないか、どのように判断すればいいのでしょうか。
「コロナ感染症の流行に伴い、出かけるに出かけられない。キャンプに行きたいと思っているが、『行ってもいいのかな? 現地の方にも嫌な思いをさせてしまう?』と考えながら出かけるなら、やめておこうかなと悩み中」(神奈川県 40代女性)
「お盆に帰省は厳しいのでしょうか? 年末以降、コロナで実家に帰れず、年老いた両親が心配で会いたいのに、同居している兄夫婦から、『来るな』と言われていて切ないです。同じ県内なのに」(神奈川県 40代女性)
「帰省も旅行もしません。当初帰省する予定でしたが、コロナで断念。そんな中、春休みも休校中も、そして夏休みも新幹線で行く距離の実家に『帰省しまーす!』と言っているママ友さんにモヤモヤしています。人の価値観って違うんだなってあらためて思いました」(北海道 30代女性)
寄せられたコメントからは、出かけてもいいものか悩んでいる様子が伝わってきます。さらに、「
帰省するママ友にモヤモヤした」という声からは、新型コロナウイルスの流行によって、身近な人との価値観の違いがあらわになることもあるのだと考えさせられました。
どこまでの行動をよしとするか、家庭ごとに判断は異なるため、それぞれの判断を、「正解、不正解」と分けることは難しく感じます。
ただ、出かける時に、きちんとマナーを守ることは間違いなく正解だと言えそうです。そして、自分や家族に発熱やけん怠感、せきなどの症状が見られたら、例え症状が軽くても予定をキャンセルするなど、
感染を広げない工夫も必要になってきそうです。
最後にこのようなコメントも寄せられていました。
「子どもは数週間あるはずの夏休みも、学校開催の夏期講習で埋まっています。子どもたちは休みたくない時に休み、休みたい時に休めなくても頑張っている! だからこそ、1日も早くコロナを収束させてあげたい」(神奈川県 40代女性)
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いつもと違う夏休み、おそらく一番我慢しているのは子どもたちでしょう。筆者の小2の息子も「夏休み半分になっちゃった」と悲しそうにつぶやいていて、「そうだよね…」と切ない気持ちになりました。
コメントにあるように、「1日も早く収束させたい」という思いは、どの親にも共通していることでしょう。
これまで親も子どもも頑張って過ごしてきただろうと思います。それでも感染が増えている状況では、どうしても窮屈な気持ちになりがちですが、できるだけ家族と過ごす時間だけはリラックスした気持ちになりたいものです。ママパパも手を抜くところは手を抜き、子どもと向き合う時間を濃密にしたり、些細な楽しみを見つけたりとできるといいなと思います。
おうちBBQ、家族と作る料理、工作、星空観察など、ネットでも夏休みの過ごし方の工夫アイディアが掲載されています。あまり親が思いつめずに、一緒に面白がれるものを見つけたり、ときにはぼんやりだらだらして頑張らない日を設けたりしながら、特別な夏となる時間を過ごしたいですね。