2021年4月10日 10:00|ウーマンエキサイト

「なんでもいいよ」「素麺でいいよ」は禁句!? 夫婦の料理トラブル回避法【パパママの本音調査】 Vol.376


■料理についてケンカにならないために大切なこととは?

それでは、料理についてパートナーとケンカにならず、快適に毎日を過ごすためにはどうすればいいのでしょうか。


▼料理のトラブル回避1、夫婦で協力する

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「朝は仕事でも早く起きて、子どもたちや妻の朝ご飯の支度とお風呂、トイレ掃除をしてから出勤しています。家事は家族みんなで協力しないといけないですよね。誰か一人の負担だと、しんどくなりますからね」(神奈川県 40代男性)

「その日の気分で、どちらともなく夕食作りを始めますが、料理にはお互いのやり方があるので、手も口も出しません。料理しない方は、洗い物と食卓の準備をしているかな」(北海道 30代女性)

「コロナで旦那の残業がなくなり、帰宅の時間が私と同じになったので、毎週日曜日は夕飯を作ってもらうことにしました。皿がどこにしまってあるのかすらほとんどわかっていなかった旦那が、今では毎週張り切って料理をしています。夫婦どちらかが、余裕のある時に進んで料理や家事をしていける家族に成長していきたいです」(新潟県 40代女性)

「今は夫婦で働く世帯が多いので、家事や育児も分担や協力して行うのは当然だと思います。うちも疲れ具合によってお互いフォローしています。二人で築いた家庭なので、二人で協力して行うことで感謝や思いやりが持てる気がします」(宮崎県 30代女性)


どちらか一方に負担が偏りすぎていることが、料理にまつわるトラブルの原因の一つである可能性は高く、そうした事態を避けるために、夫婦ともにキッチンに立つことを実践している家庭があることがわかります。


家事は誰かがやるべきものでもなく、またどうしてもしなくてはいけないものでもありません。でも現状はまだ女性側が負担している家庭が多いのも現実でしょう。それでも夫婦協力するというコメントやフォローしあう姿からは、偏りが少しずつ解消されていく未来が近い気もします。

▼料理のトラブル回避2、「文句」ではなく「意見」を伝える

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料理が不得意なりに頑張って作っているのを認めてくれているので、ほとんど文句を言わずに食べてくれます。『味が薄い』『甘い』『しょっぱい』などの意見はありますが、それを文句とは思わないのでケンカになることはあまりないです」(神奈川県 40代女性)

「私の体調が悪い時だけ頑張って作ってくれますが、昔カツ丼を作られて、食べられませんでした。後日、『今度からはおかゆでお願いします』と伝えました。料理ってお互いの事を思って作っているので、幸せに食べたいですね」(東京都 40代女性)

「『お昼は何がいい?』と聞くと、『素麺とかでいいよ~』。このやりとり三回目に、『~~でいいというのは失礼。
次に言ったら作らない
』と宣言しました。また、『何でもいいよ』と言われるのもストレスだったので、『魚か肉のどちらがいい?』とか『和食かイタリアンか中華どれがいい?』のように質問することにしました」(東京都 40代女性)

「何でも『おいしい』と食べてくれるし、ちょっと違うと思ったときは『これも十分おいしいけど、塩を足したらもっとおいしくなりそう』という言い方をしてくれる」(広島県 40代女性)

「忙しかった時に簡単に食事の準備をすませると、『これだけ?』と言われてケンカした事があります。今は、『これが食べたい』と言ってもらえると作る努力をしますし、逆に忙しい時は、『今日は忙しかったから、これだけだけどごめんね』と伝えておくと気持ちが楽ですね」(千葉県 30代女性)


また、重要なのは「言い方」だというコメントも多く寄せられていました。料理に「文句」を言うのではなく、「意見」や「改善策」「提案」などとして、相手に伝えている人も多いようです。前向きな言い方をするだけでも、相手の印象は変わってきそうですよね。

▼料理のトラブル回避3、味の好みの違いの受け入れる

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「私は長崎出身、主人は北海道出身。結婚当初から、育った環境が違うからと、味付けに関して話し合っていたので、特にケンカなどはありません。今のところ私が全部料理するので、楽しく食べられています」(北海道 40代女性)

生まれ育った環境も違いますし、ある程度は味付けで合う合わないはあるとかと。
違うからといって文句も言わないし、こっちの方が好きと言われて、なるほどと頭に入れて作ってあげるようにしています」(広島県 40代女性)

「『この味は好きやない』などと結婚当初はよく言われていたけど、旦那の実家の料理を食べると、ケチをつけていたわけじゃなくて、好みを言ってくれていたんだと納得した。旦那の好みの味にするようにしたら、何も言わなくなった。育った環境が違うからこそ味の好みは違うし、その好みを否定する気はない。そう思ったら腹も立たなくなった」(愛媛県 30代女性)


夫婦間での好みの違いをお互いに受け入れて、うまくトラブルを乗り越えている人たちからの声も寄せられました。出身地や育ってきた環境など、もともと他人である夫婦間では味の好みは違って当たり前ですよね。違うのは前提として、話し合いをしたり、相手の好みの味を知るなど、歩み寄りの努力をしている人の声が聞かれました。

一方、もしどうしても好みの味が異なっている場合には、各自で味付けをする、割り切って食事は別にするといった大胆な方法を取る方もいます。食事は重要ですが、それで夫婦仲がギスギスするよりは割り切ってしまうことも場合によっては有効かもしれませんね。


▼料理のトラブル回避4、感謝の気持ちを忘れない

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「主人は、手抜き料理でも品数が少なくても何も言わず、私が忙しい時や休日は食事作りをしてくれ、すごくありがたいです。感謝の言葉を伝えるようにしています」(茨城県 40代女性)

「完璧な人なんていないし、当たり前のこともありません。言葉のチョイスと、やってくれたことへの『ありがとう』の言葉と相手を思う気持ちがあれば、ケンカにはならないと思いますね。わが家は料理が好きな主人が、超多忙な中キッチンに立つことが常です。いつもありがとう」(神奈川県 40代女性)


感謝の気持ちがあるかないかで、料理に対するモチベーションは大きく変わってきます。夫婦間で忘れがちな「ありがとう」の言葉を、あえて意識的に伝えることの大切さを、あらためて感じます。

また寄せられたコメントの多くに「食べてくれる」「作ってくれる」といった表現が目立ちました。自分の手料理を相手が食べる行為、また調理をした行為に感謝の気持ちがあるからこそ出てきている言葉の気がします。


ここまで、料理にまつわるパートナーとのトラブルの解消法についてみてきました。食事というものは、どうしても日々の生活からは切り離せず、さらにメニューの検討、材料の準備、調理に片付けと、他の家事と比べて工程や負担感が大きくなりがちです。

こうしたストレスを解消するために、多くの人が試行錯誤し、努力している現状もわかりました。

最後に、家庭での料理についての真理に近いようなコメントもご紹介したいと思います。
「褒め言葉は素直に喜び、よくない意見はスルーします。気にしません。文句があるなら自分で作ってって言います。おいしくない物も、嫌いな物も、失敗も成功もあるから、毎日の食事も飽きずに会話になるんじゃないかな。
人生と一緒」(神奈川県 40代女性)
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毎日の食事は、家族の体を作り、生きるための力になります。だからこそ楽しい食卓にするためには、ストレスは減らしていきたいもの。

パートナーと気持ちをすり合わせることも大切ですし、総菜や冷凍食品の活用することで余裕ある時間も生まれます。目の前に出された食事は、作っても買っても相手のことを思って出されたもの。人生とともに続いていく食事の準備の時間。少しでも快適に、ストレスを感じずに送れるように工夫していきたいですね。

Q.料理のことでパートナーと喧嘩したことある?
アンケート回答数: 3392件
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