「性への違和感」を自覚するのは小学校入学前!? 親が知っておきたい性の多様性
参照元:「多様な性への理解と対応ハンドブック〜ちがいが尊重される長崎県をめざして〜」
「LGBT」という言葉を聞くことが増えたり、ジェンダーレスな人たちの活躍を目にしたりする機会が増えていませんか?
「性の多様性」とはいうけれど、子どもたちにどうやって教えてあげればいいのか、悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
今回は、長崎県人権・同和対策課が発行する「多様な性への理解と対応 ハンドブック」を元に、親だからこそ知っておきたい性の多様性について、考えてみたいと思います。
■性の多様性って?
参照元:「多様な性への理解と対応ハンドブック〜ちがいが尊重される長崎県をめざして〜」
一般的に「性別」とは生まれ持っての性差を指します。「性別」では、男性か女性の2択だけですが、現代には、「性のあり方」を理解するために必須な3つの要素をご紹介します。
<性のあり方を理解するための3つの要素>
からだの性別:からだ(出生届・戸籍)の性
性的指向:どういった対象を好きになるか?
性自認:自分の性別をどう捉えているのか?
これらの要素の組み合わせによって、さまざまなセクシュアリティが存在します。
参照元:「多様な性への理解と対応ハンドブック〜ちがいが尊重される長崎県をめざして〜」
その他にも、性自認や性的指向がはっきりしない人、決めたくない人、女性とも男性とも認識していない人など、さまざまな性のあり方が存在します。
この3つの要素を元に考えてみると、自分の性に違和感がない人や異性を好きになる人といった多数派の人もまた、多様な性の当事者であることがわかります。
「多数派か少数派か」という2択ではなく、
みなが多様な性の当事者だという事実を一人ひとりが受け止めていくことから「多様性」について考えてみるといいかもしれません。