日本初の品質管理基準を満たした「日本A2協会牛乳」。 左から200㎖ 162円(税込)、1000㎖ 389円(税込)
牛乳でお腹がゴロゴロする原因とは?
牛乳は日本人に不足しがちなカルシウムをはじめ、三大栄養素であるたんぱく質、炭水化物、脂質、そのほかにもミネラルやビタミンA、B2などたくさんの栄養が含まれている、準完全栄養食品(※1)です。
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だからこそ、成長期の子どもや栄養バランスが乱れがちな忙しいママパパも積極的に摂りたいところですが、なぜか
“お腹がゴロゴロする”“お腹が張るような感じがする”“下痢っぽくなってしまう”という理由であきらめている方も多いのでは。
それもそのはず、日本人は
乳糖不耐症が多く、
70%以上の人にその症状があるとされているんです(※2)。
その要因とされているのが、
たんぱく質ベータカゼイン。このたんぱく質を持つ
牛の遺伝子は、
A1型とA2型の2つのタイプがあり、A1型の遺伝子の方が消化不良を起こす原因となっているんですが、
A2ミルクはA2型のみでできているため乳糖不耐症状がでにくく、消化がしやすいんです。
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どの牛乳にも主要タンパクとして「ベータカゼイン」が含まれています。元来、すべての牛乳のベータカゼインは「A2」型でしたが、長い年月をかけヨーロッパで牛の種が変異した結果、A2から「A1」と呼ばれる別の型の
ベータカゼインを生産するようになりました。
日本の牛乳は、A1ミルク、A1とA2のミックスがほとんど。A2ミルクが今後登場するにあたり、明確に識別される必要があります。
何か添加物を加えたりしているわけではなく生乳100%なので、牛乳の基本的な栄養素やおいしさはそのままというのもうれしいですよね。
日本でも認証制度をクリアしたA2ミルクが発売!
海外ではいち早く商品化がされており、急速な広がりをみせています。世界的なA2ミルクの市場規模は2023年に134億ドル(約2兆173億円)に達し、2032年までに478億ドル(約7兆1958億円)になることが予測されているほど。
北米のスーパーにはA2ミルクがずらりと並ぶ。A2ミルクを選ぶ人が増えている。
日本でも今年に入って各メーカーからA2ミルクが続々と登場。3月には
日本A2ミルク協会からも、
日本初のA2協会認証制度の水準を満たした「日本A2協会牛乳」(希望小売価格:1000ml/389円・税込)が発売されました。
国内最高峰の品質管理基準であるA2協会認証制度を満たすA2ミルクのみが、A2協会認証牛乳として認められています。この認証マークが目印です。
海外ではA2ミルクとうたいながら、A1型のベータガゼインが混ざっていたという事例もあったことから、日本A2ミルク協会が
認証制度をスタート。牧場での牛の飼育、輸送、生産工程までを
第三者機関として検査し、たしかな品質が保証されたものだけがA2ミルクとして市場に出回るので、子どもにも安心してあたえることができます。
まずは東京・大阪近郊の百貨店や食品スーパーなど、大手量販店から販売されますが、徐々に全国規模で展開されていくそう。子どもたちの学校給食にも広がっていくことを期待したいですね。
2024年のトレンドになるのではないかと注目を集めるA2ミルク。見かけたらぜひ試してみてはいかがでしょうか。