子育て情報『幼稚園の伝え方から学ぶ 子どもの勘違いにはワケがある』

2017年4月12日 12:29

幼稚園の伝え方から学ぶ 子どもの勘違いにはワケがある

ということが伝わっていないと感じます。[大阪府・年少ママ]
こう伝えたら?
「右に車が来ていないかな?左に車が来ていないかな?」など、「車が来ていないか見るんだ」ということが分かるように伝えましょう。「右・左」を理解するのが難しいので、指で方向を示してあげてください。[木村先生]
幼稚園の伝え方から学ぶ 子どもの勘違いにはワケがある


子ども目線の分かりやすい伝え方
毎日、忙しいママたち。子どもの勘違いに困ったり、ちょっとイラッとなったりすることもありますね。
木村先生と吉村園長に、子ども目線の伝え方を聞きました。

知っておきたい子どもの苦手な表現 (木村先生)


幼稚園の伝え方から学ぶ 子どもの勘違いにはワケがある


子どもは大人の言っていることが理解できなくても、「分からない」とはあまり言いません。自分の知っている知識や経験に結び付けて、一生懸命に考えます。
その結果、時々とんでもない事態になることがあり、大人は「どうしてそんなことするの?」と驚いたり、叱ったりしますが、子どもからしたら考えた上での行動です。
例えば、子どもに対して「同じことを繰り返し叱っている」というような場合は、もしかするとお母さんの言っていることを理解できていないのかもしれません。それだけが原因とは限りませんが、まずは伝え方を変えてはどうでしょうか?
子どもが苦手とする表現や理解の仕方を覚えておくと、普段の生活でも役立ちます。
マンガのように、初めての作業をやってもらうときは、完成形を見せてあげると、勘違いが少なくなります。「ちょっと待ってて」なども、どのくらい待てばいいのか分からないので、「この番組が終わるまで」「長い針が6の所まで」など、具体的に伝えるのがオススメです。
苦手な表現と理解の仕方
● 「これ」「そこ」などの代名詞「こそあど」が苦手
● 時間や程度を表す「ちょっと」「少し」が苦手
● 「見ててね」と言われたら、「見ること」を忠実に守るなど、言葉通りに行動する

防災・安全のための伝え方の工夫 (吉村園長)

幼稚園の伝え方から学ぶ 子どもの勘違いにはワケがある


地震や火災を想定した避難訓練の際、子どもが予想外の動きをして驚かされることがあります。

例えば、火事のときは「ハンカチを口に当てる」と子どもに教えていますが、「さあ、逃げましょう」というときにハンカチが手元にない子は、逃げる経路と反対方向であってもハンカチを取りに行こうとします。2、3年前にあった事例です。
子どもはある意味、言葉に忠実です。それ以来、「ハンカチがなければ、着ている服の袖口でもいい」

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