おちんちんが固くて痛い…etc。子どもからの性の質問への答え方
きっと、血が出ている=痛いのかな?と心配になっているのかもしれません。
そして、女性には毎月1回月経があること、月経の仕組みをそのまま伝えしましょう。
「大人の女の人の体は、毎月赤ちゃんを迎えるために、赤ちゃんのお部屋になる子宮というところに、ふかふかなベッドを準備しているの。でも、赤ちゃんが来なかったときはそのベッドを体の外に出して、また来月のために新しいベッドを準備するの。体の外に出てくる古いベッドは経血と言って、その経血が出てくることを月経とか生理というんだよ」と、伝えてみると良いと思います。
さらに理解できる年齢になったら「月経のときはホルモンの作用でイライラしたり、経血が出る時のお腹の痛みで辛くなるときがあるので、月経の時の女の人には優しくしてあげようね♪」と教えてあげてください。
「なんで女の子は足を開いたらいけないの?」と聞かれたら?
自分の思うそのままを子どもたちにも伝えてみると良いのではないでしょうか?どうして自分がそう考えるようになったのかを思い返していただきたいと思います。
もし、私がそのように聞かれたとしたら、我が家ではプライベートゾーンの話を常日頃から伝えているので
「プライベートゾーンは自分だけの大切なところ。
スカートを履いているときは直接下着が見えてしまうかもしれない。プライベートゾーンが簡単に見えてしまうような行動はしないでほしいなぁとママは思ってる」と、伝えると思います。
今回、上田さんに話を聞いて、今しっかり答えてあげることが将来の信頼関係に繋がるということにハッとしました。わが家の子どもは2人とも男の子なので、正直、性についてはわからないこともたくさん。そんなときは夫にも協力してもらって正しい知識をわかりやすく説明してあげたいと思いました。
<今回、話を聞いたのは>
上田美和さん
ここからいふ広場・和ごころ助産院主宰/院長
看護師として脳外科やICU病棟を経験後、助産師となり大学病院の周産期センター、個人産院、助産院勤務を経、自分の出産を機に地域の開業助産師となる。ひとの生と死、病院と地域という両極端ともいえることを経験してきたからこそできることがある!と、生まれるときから息を引き取るときまでの女性の一生をサポートする助産師として、心と身体について学び始める。2009年に母の花助産院を開院。
東日本大震災の年に縁あって宇都宮市へ引っ越し、2015年4月に自然派育児を応援する<こころ>と<からだ>と<ライフ>を学べるコミュニティ施設「ここからいふ広場」