子育て情報『「話せる英語」のために幼児期からやるべきこと、トライリンガルの夫に聞いてみた』

「話せる英語」のために幼児期からやるべきこと、トライリンガルの夫に聞いてみた

日本人は英語が苦手だと、よく言われます。子どもの英語教育を熱心に行っているママの中でも、このままの学習法で子どもが本当に英語を話せるようになるのかしら…と自信を持てない人がいるのでは?
かくいう筆者も子どものころ英会話スクールに通ったり人並みに勉強したつもりですが、英語が得意だとは言えません。

いっぽう、筆者のルーマニア人の夫は母国語に加え、英語・日本語を話せるトライリンガル。学校の授業と独学で高い英語力を習得し、イギリスの大学に留学しました。日本と同じく母国語が英語ではないにも関わらず、ルーマニアの若者は英語が達者な人が多く、英語圏の国への留学も盛んだそうです。なぜルーマニアの若者は英語を話せるのでしょうか?
日本の英語教育とどう違うのか、英語の勉強法について夫に聞いてみました。

目次

・英語のテストがない!?ルーマニアの学校における英語教育
・アニメ・ゲーム・音楽・映画…英語力が自然に身につく環境
・単語や文法を暗記する勉強法では身につかない
・強制はNG。楽しみながら「好き」を育てる


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英語のテストがない!?ルーマニアの学校における英語教育

日本の学校では、英語のショートストーリーが書かれた教科書を使って、その中に出てくる単語や文法を勉強するのが一般的ですよね。それはルーマニアも変わらないそうですが、小・中・高と学年が上がっていくうちに授業中に使う言語は全て英語になったとのこと。
クラスメイトと英語で議論する時間も多く、英語の実用に力を入れていたそうです。また、英語の本を読むと成績のスコアが上がるシステムもあったそうで、『ハリー・ポッター』などの流行りの本や自分の好きな本を選んで勉強できたのも良かったと言っていました。

驚くことに、夫の通っていた学校では英語のテストがなかったそう。日本では英語が受験の必須科目である場合が多いので、ほぼ強制的に勉強をしなければいけません。テストのための暗記がメインの英語教育なので、そこでつまづくと苦手意識を持ってしまう子どもが多いように感じました。

アニメ・ゲーム・音楽・映画…英語力が自然に身につく環境

夫いわく、子どものころから英語に親しみやすい環境であることも、英語力が身につきやすい理由とのこと。ルーマニアではアメリカのアニメが英語のままテレビ放送されており、見ていない子どもがいないほど人気だそうです。そのほかにもさまざまな英語圏のカルチャーが生活の中に溢れていて、若者は洋楽やゲーム、洋画などに関心を持ち、それらを理解したい思いから自然と英語を覚えるそう。
夫も学校以外で本格的に勉強と呼べるような勉強をしたことはなく、幼少期は他の子どもと同じように英語のアニメを見て育ち、学生時代には好きだったアメリカのネットゲームから英語を学んだと言っていました。

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