「この目標はちょっと無理…」という反応なら、目標自体を変えるか、「ママがここまで手伝ったらできるかな?」と、ハードルを下げて。
●STEP3…どんな褒め言葉を掛けるかを決めておく
子どもは行動したらすぐ褒めてもらわないと、だんだんやる気が失せていきます。「できたら褒める」ことをママが意識できるように、可視化しておきましょう。子どもに「できたときはママに何て言われたい?」と聞き、シートに書き込みます。
●STEP4…できたらシールやスタンプをペタン
シートを親子で見られる位置に貼り、目標を達成できたらシールやスタンプをペタン。できたらその都度貼ってもよし、一日を振り返って「よくできた」と思えたら貼ってもよし。親子でベストなやり方を探っていきましょう。
●STEP5…「次に期待すること」は最後にアドバイスする
例えば洗濯物を畳んだとき、親はつい「もっと端と端をきれいに合わせて」など、期待を先に言いがち。
子どもは「やれって言うからやったのに。褒めるのが先でしょ!」と思っています。褒めた上で「次はこうしてくれるともっとうれしい」と伝えて。
「夏休みほめシート」の例
親子で笑顔になるために…シートをうまく活用できない!こんなときどうする?
「夏休みほめシート」をせっかく作っても、うまく活用できなくて結局ママがイライラしてしまっては、本末転倒です。
これまで千人以上のママの「ほめシート」を添削してきた原さんに、つまずきがちなポイントと、解決方法を聞きました。
Q:「やってほしいこと」の見つけ方が分かりません
A:どんな子どもに育ってほしいかまずはそこから考えましょう
まずは「素直な子に育ってほしい」など、漠然とした願いを思い浮かべましょう。次に、「じゃあ私の思う“素直”ってどんなこと?」とイメージします。
誰しも「自分辞書」を持っていますから、同じ“素直”でも、「自分の気持ちを正直に伝えること」「気持ちのいい受け答えをすること」など、イメージは人によって違うはず。
最後に、「楽しかったことを絵に描く」「元気に返事をする」など、子どもが実行できる行動に落とし込んでいきます。
Q:目標が達成できないとつい叱ってしまいます
A:叱るときは全てを否定せず解決方法を一緒に考えて
叱ることも含めて「ほめ育」ですが、叱り方にはコツがあります。1つ目は「いつも◯◯なんだから!」