サイズ表記だけで選んでない? 子どもの"ぶかぶか靴"注意報!
や内反小趾(ないはんしょうし)になったり、姿勢や歯のかみ合わせにも影響が出てきます。
さらに、これらの症状は体にすぐ現れるものではありません。
幼稚園から、ぶかぶか靴を履き続けたとして、トラブルが現れるのは小学校高学年以降。
また、症状が現れたところで誰も靴が原因だとは思わないので、根本的な治療ができないままということもあります。
上のイラストでは、ぶかぶかになりにくい靴の条件を紹介しています。足の幅が狭い・広い、甲が高いなどで合う靴が見つかりにくいというお子さんも、ベルトで締められる靴なら、足に合わせた調整が利きます。園指定の上履きなどの場合は難しいと思いますが、中敷きを入れたり、厚めの靴下を履かせたりして、なるべく足に合わせる工夫をしてみてくださいね。
もうサイズ表記だけに頼らない! 靴の選び方・履かせ方の極意
正しい選び方と履かせ方を知れば足にぴったり合った気持ちのいい靴は手に入る!
ママが実践できる極意を伝授します。
●極意:新しく購入するとき
靴の中敷きを外して足に合っているかチェックすべし
靴は、同じサイズでもメーカーによって、つま先の余裕の取り方や幅の広さが異なります。ですから同じ16㎝表示の靴でも、メーカーが違えば大きさが異なることもあるのです。
そこでサイズの目安となるのが中敷きです。お店の人に断って靴から外してもらい、子どもの足に当てましょう。つま先に1㎝の余裕があればOKです。中敷きのない靴を購入する場合は、専門店なら子ども用の中敷きを置いているので、それを使わせてもらうか、手持ちの靴の中敷きを外して店舗まで持っていき、それを目安に判断してください。
●極意:履かせるとき
ベルトはつま先を浮かせてかっちり締めるべし
「ステップ3」でつま先を浮かせた状態でベルトを締めるのは、足に体重をかけないため。体重をかけたときとかけないときでは、大人の足でも幅は1㎝弱、長さは1・5〜1・8㎝程度変わります。
体重をかけた状態でベルトや靴紐を締めてしまうと、蹴り上げたときに靴の中で足が動き、ぶかぶか靴になってしまうのです。
こうした履き方は時間が掛かりますが、素早く脱ぎ履きできるというのは、その分靴が固定されていないということ。できるようになるまで、ママが手助けしてくださいね。
【STEP1】
ベルトを広げ、靴下のシワを伸ばして足を入れる
【STEP2】
ベルトを締める前にかかとをトントン
【STEP3】
つま先を浮かせた状態でベルトを締める
【STEP4】
靴の中で足指を動かせるか確かめる
●極意:買い替えるとき
靴底と靴の後ろも定期的にチェックすべし
園児の足は1年で約1㎝成長します。