子育て情報『大の水嫌いでプールがユウウツ…5歳息子と母の挑戦365日』

大の水嫌いでプールがユウウツ…5歳息子と母の挑戦365日

レッスン時間は50分。好きなテレビや遊びに夢中になっている時、1時間はあっという間に過ぎてしまいます。
「時計の針が一周する間」という時間の感覚は息子も理解できていたので、それよりも短いよ、と伝えてみたところ、初レッスン終了後、笑顔で「お母さんの言ったとおり、あっという間だった!」と言ってくれ、ひと安心したことを覚えています。

進級試験のたびに、母に訪れる試練

同じ幼稚園のお友達も、息子と同じクラスでほぼ同時期にレッスンをスタート。息子は「お友達と一緒」という安心感を得られました。ですが、窓越しにレッスンを見守る私にとっては、楽しそうなお友達の姿を見るのが辛い時も。
2か月に一度の進級試験では、習い始めて半年経っても、息子は一番下のクラスに留級。水の中に顔をつけることができません。
一方で、お友達はどんどん進級していくのです。
人と比べては息子が傷ついてしまうと自分に言い聞かせ、「信じて待つ」ことに徹しました。
かけた言葉は、「頑張ったね!」「見ていたよ!」「かっこよかったよ!」の3つのみ。苦手なことに挑戦しているのだから、頑張っていることをほめてあげようと心掛けました。

突然訪れた転機

レッスンスタートから7か月目のある日、突然息子が勢いよく水の中に潜ったのです!私は、「え⁈」と思わず声を出してしまいました。この先進級できなくても、「頑張った」という経験を積めたことになる、それを親としてじっくりと見守っていこうと思っていた矢先の出来事だったので、それはそれは大きな驚きでした。そして、「潜れた」という自信がつき、息子はその後2回連続で進級することができたのです!
それから5か月ほどで息子は、帽子が隠れるまで5秒以上潜ることができ、けのびからのバタ足で5メートル程泳げるようになりました。
大の水嫌いでプールがユウウツ…5歳息子と母の挑戦365日

克服後、振り返って思うこと

プールを嫌がる息子をアイスで釣っているのかと、自己嫌悪になったこともありましたが、先輩ママから、「アイスで喜んでくれるならいいじゃない!」と励まされ、気持ちがふっと軽くなりました。時には「頑張ったからおいしいね」と言いながら、私も一緒にアイスを味わい、励ましたことも良い思い出です。

この1年間を通して、苦手なことを乗り越える大変さと、喜びの両方を親子で分かち合うことができました。また、そのプロセスはほかのことにも通じることを学びました。わが子への理解が深まったように思います。

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