子育て情報『「学校行きたくない」と言われて大人がしてはいけない9つのこと』

「学校行きたくない」と言われて大人がしてはいけない9つのこと

夏休み明けは「学校に行きたくない」と言う子がもっとも増える時期。気持ちを吐き出せずに抱え込んでしまうと、不登校になってしまうこともあるそうです。
そうならないためにも、子どもが話してくれたときに、きちんと話を聞いてあげることが大切。スクールカウンセラーの先生に教えてもらった子どものストレス対処法を紹介します。

必要なのは共感! 話を「聞く」と「共感」するのは違う

息子が小学校へ上がったばかりのとき、「学校でイヤなことがあった」と毎日のように言ってくる時期がありました。話を聞いてあれこれ試しましたが、なかなか解決できず、スクールカウンセラーの先生に相談することに。

先生いわく、子どもが問題を抱えているときに一番必要とされているのは、“共感”することだそう。「うれしかったんだね」「悲しかったんだね」子どもの気持ちに寄り添うのが共感。
それとは逆に、してはいけない返しのパターンが9つあります。
「学校で友達とイヤなことがあった…学校へ行きたくない」と言われたときの例で見てみましょう。

<9つのパターン>
1.命令:つべこべ言わず学校へ行きなさい
2.脅迫:学校に行かないともっと仲悪くなるよ
3.説教:あなただって兄弟に同じことするでしょ
4.提案:イヤだって言ってみたら?
5.非難:あなたが気にしすぎる性格なのよ
6.称賛:イヤなことがあってもガマンしたのね
7.同情:かわいそうに…あなたは悪くないわ
8.侮辱:そんなこと言うなんて性格悪いわね
9.分析:いつ?誰と?それでどうなったの?

私の場合、状況を把握したいために根掘り葉掘り状況を聞き出そうとして、どうにかしてあげたいという気持ちから「ああした方がいいんじゃない?」「こう伝えてみたら?」と言っていました。上の例でいう提案と分析です。
ある日、息子から「学校であったイヤなことを話したときに、いろいろ聞かないでほしい」と言われてしまいました。これではいくら話を聞いてあげても、問題が解決しないわけです。

暴力的な表現にはどう対処する?

共感するのが大切とはいえ、「ぶん殴りたい」など暴力的な言葉に対してはどう対処すればいいのでしょう。共感したら暴力を肯定することになるのでは?親としてはどんなことがあっても殴るのはよくないと言いたくなるのが本音です。
すると先生は、「子どもは本当に殴りたいと思って言っているわけではありません。“殴りたいくらい怒っていたんだね”と、そのときの感情を代弁すればいいんです」

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