今回はLINEをもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。無料で衣装を作るように頼まれた話主人公はあまり関わりのなかったママ友から「卒業式の衣装を無料で作って」と頼まれます。主人公は何度も断りますが、ママ友は聞く耳を持ちません。そのママ友は近所でも迷惑行為をすると噂されていました。近所からも遠巻きにされている出典:YouTube「Lineドラマ」気づいていなかったママ友出典:YouTube「Lineドラマ」そして卒業式当日、主人公はある方法でママ友を成敗しました。ここでクイズこの後、主人公がママ友を成敗した方法とは?ヒント!主人公の言葉を聞いてママ友は動揺しました。[nextpage title="N;NQl0o"]伝えておきますね出典:YouTube「Lineドラマ」正解は…正解は「ママ友の悪事をママ友の夫や義両親に伝えること」でした。「卒業式が終わったらあなたの旦那さんや義両親にお伝えしますね」という主人公の言葉に…。「夫と義両親はめちゃくちゃ厳しい人だからやめて!」と焦りだすママ友なのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年03月14日■これまでのあらすじ結婚して以来子どもを望んでいた美咲だが、夫の拓也はその生い立ちから親になる勇気が出ず、非協力的になってしまっていた。思い悩む美咲を必死すぎて嫌とまで思っていた拓也だったが、先輩のアドバイスから美咲と話し合いを重ねてついに妊活をスタート。しかし1年後、待望の妊娠がわかるが、流産してしまう。数年後、美咲は赤ちゃんと生活するが、拓也が子育てに参加しないことに寂しさを募らせていた。そんなある日、拓也の態度にしびれを切らした美咲は「私たちに関心を持って」と訴える。しかし拓也に今は一緒にいたくないと言われ、美咲は拓也の心配が的中したと言う。「拓也は親になれなかった」のだと…。■親になれなかったのは夫だけ?■そんなこと言える立場?「拓也は親になれなかった」と口にした美咲に、拓也は「俺だけが親になれなかったのか?」と問いかけます。すると、育児を全部自分に押し付けて、帰宅しても何もしない、それに加え飲み歩くようになって、自分と花ちゃんと触れ合うことを避けているクセに…。「なんで被害者面してるの?」ハッキリと言い返す美咲に、拓也は「親になれないのはふたりの問題だ」と言うのですが、それはいったいどんな意味なのでしょうか?次回に続く「僕たちは親になりたい」(全64話)は12時更新!
2024年02月02日皆さんは若かったあの頃、どうしても親を許せないと感じたことはありますか?今回は、10代の頃に「実の親でも許せない!」と感じたというエピソードを紹介します。イラスト:しのささむつ大学受験のとき…大学受験のときの話です。私はほぼ無名の地方公立高校から旧帝大を目指していました。私が夜遅く出歩くのを親がいい顔しなかったので塾にも行かず、高校1年生の時から毎日10時間以上勉強して、なんとか現役で第一志望に入ることができました。親に合格を知らせたら、「合格させてやった感謝がない」と叱られました。叱られた理由出典:愛カツ親が言うには、私が合格できたのは毎日勉強できる環境を整えた親のおかげ(家の手伝いをさせなかった・バランスいい食事を出してやった・勉強にうちこめる経済状況である)であって、同じ環境なら誰でも合格できるそうです。だから本来なら「合格させてくださってありがとうございます」と言うべきなのに、その言葉が真っ先にないのは性格がおかしいと言われました。ちなみに親は私の合格をすぐ吹聴し、近所で「子供を優秀大学に入れた親」としてチヤホヤされていました。(33歳/女性/研究職)親の協力も重要だけど…もちろん志望校に合格するためには、親の協力も重要かもしれません。でも自分の両親には最初に「合格おめでとう」と言ってほしいものですね…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年09月17日普段ほとんど関わりがない相手を好きになったら、どうアプローチすればいいのか迷いますよね。一目惚れだったり、出会いたての時期だったり……なにかきっかけがないと関係を発展させるのも難しく感じるはず。そこで今回は、関わりのない男性と距離を縮める方法をご紹介します。■ 共通点を見つける距離を縮めるには、相手に親近感を与えるのがポイント。多くの人は、相手との共通点があるほど、親近感を覚えやすくなります。「出身は?」「どのへんに住んでるんですか?」など、当たり障りのない質問をして、共通点を探していきましょう。彼の持ち物から、「このブランド私も好き!」などと共通点を探すのも◎。会話が盛り上がれば、さらに距離を縮められるはずですよ。■ 持ちものやセンスをほめるそれほど関わりのない人を好きになるのは、外見によるところも大きいでしょう。しかし彼の外見ばかりをほめるのはNG。彼の持ちものやセンスなどをほめるようにするといいかもしれません。外見ばかりでなく、自分のことをちゃんと見てくれているんだと感じ、うれしく思うようです。ほめるときは、素直にわかりやすく伝えるのがポイントですよ。■ 次をにおわせる発言をする仮に急接近できても、次の約束が決まっていないと、そのまま疎遠になりがちに。具体的な日にちまで決められなくても、「次になにかをする」という約束をすると、次回も会いやすくなるはず。趣味や好きな食べものなどの話から「じゃあ今度○○行きませんか?」と伝えればスムーズでしょう。その場で日にちまで決められたら、脈ありだと思ってもいいかもしれません。■ 印象に残りやすい発言をするそれほど関わりがない相手には、会わないうちに忘れられてしまうなんてことも、よくあります。忘れられないためには、印象に残る言葉を伝えるのがポイント。「初恋の人に似てる」「元カレに似てる」などと伝えると、「俺のことタイプってこと?」と思わせられるかもしれません。会話のなかで、自然に相手の印象に残りやすい言葉を伝えられるといいですね。■ 焦らず距離を縮めようなかなか関わりがないからこそ、多少ドキッとさせることがポイントになってきます。とはいえ、ガツガツ行き過ぎるのはNG。相手の反応を見ながら、どこまでならいけそうか試していくのがいいかもしれません。(白藤 やよ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年10月08日多くの人が直面する親の介護問題。時間だけではなく、お金までかかったらたまったものではない。親の介護のコツは親のお金で行うこと。専門家が解説するーー。「“人生100年時代”といわれています。親の介護期間が長くなれば、そのぶん介護費用の負担も増加します。子どもが親の介護で苦しまないためにも、原則“親の介護は親のお金を使う”と決めておくことです。そうすれば、介護破綻を防ぐことにつながります」こう語るのは、『親の介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)の著者で、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さん。「2021年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)によると、在宅介護にかかる自己負担額は、月平均で4万8,000円。施設介護の場合だと、月平均12万2,000円もかかるという。また、同調査における介護期間の平均は5年1カ月。全体の17.6%の人が「10年以上」介護をしているというから、長期化のリスクにも備えなければならない。「親の介護費用を過度に負担したことで、子どもの教育費などにも影響を及ぼし、夫婦関係がギクシャクしてしまうケースも少なくありません」(太田さん・以下同)そこで太田さんに、世話をする子どもが損をせずに、親のお金で介護費を確保するための5ステップを指南してもらった。【1】親の財産を把握する「介護費用というのは、“いくらかかるかではなく、いくらかけられるか”が大事。そのためには、親の懐ろ事情を事前に知っておくことがとても重要となってきます」(太田さん・以下同)そもそも、親がどれだけお金を持っているか。ほとんどの子どもは知らないという。「親の年金額、預貯金、株、不動産、どのような保険に加入しているか、さらに借金の有無などを知っておくことで、どんな介護ができるか見えてきます」別居している子どもの場合、親が住民税課税世帯か非課税世帯なのかさえ、把握していないケースが多いそうだ。「もし非課税世帯であれば、医療費や介護費などの負担が軽減されます。ぜひ、親が元気なうちに財産の状況を聞いておきたいですね」しかし、普段からコミュニケーションが取れている親子なら聞きやすいが、そうでない親子も多い。子どもから突然お金のことを聞かれたら、怒りだしたり、戸惑ったりする親もいるだろう。「保険の話をきっかけにするのが有効です。たとえば、“私、〇〇という保険に入ったんだけど、お父さん(お母さん)はどんな保険に入っているの?”と聞いてみる。自分の情報を開示しながら、話を切り出せば、会話がスムーズになります。話の流れで、徐々に年金や預貯金の話に広げていく」また、親の確定申告を代わりにやることで、通帳や保険内容などをチェックすることもできる。もちろん、親に介護のことが心配だからと伝えて、ダイレクトに聞いてみるのも手だ。月々の年金額も含めた親の懐ろ事情が把握できたら、月にどれだけ介護に対してお金を使えるか、見えてくる。【2】代理人カードを作る要介護状態になれば、親は気軽に銀行に行けなくなるだろう。買い物や公共料金の支払いなど、日々の細かい支払いを肩代わりしているうちに、大きな負担になってしまうことも。「年金が振り込まれる親の口座のキャッシュカードをもう1枚作りましょう。これは本人以外の親族でもお金を引き出せる『代理人カード』と呼ばれるもので、多くの金融機関が対応しています。ただし、口座名義人が申請して作るものなので、親と相談したうえで、親が元気なうちに金融機関に同行して作っておきましょう」親のために使うお金は、親の口座から引き出したもので払おう。【3】「預かり金」の活用を検討する親からまとまったお金を預けてもらう方法もある。「たとえば、親の定期預金500万円を解約して、将来介護費用として使用するための“預かり金”として、新たに子ども名義の口座を作ります。その際、親子間で“覚書”を交わす。預かり金であれば、贈与税はかかりません。介護が始まったら、その口座から費用を出金する。親が亡くなった時点で残金があれば、そのお金は相続財産となります」相続や税金のトラブルを防ぐためにも、介護にかかった費用の明細と領収書は必ず残しておこう。【4】任意後見人契約を検討する本人に代わって財産管理や介護契約などを行うことができる「成年後見制度」というものがある。「この制度は、裁判所が後見人を選任する『法定後見』と、本人(親)が成年後見人を指名して契約する『任意後見』に分類されます。後者の『任意後見』は本人の意思によって決めることができるので、親が子どもを指名できます」親が元気なうちに、任意後見契約を結んでおけば、将来的に認知症になってからの財産管理や契約などをスムーズに行える。一方、「法定後見」の場合は、親の判断能力が低下したときに、成年後見人が必要と感じた親族らが申し立てを行って、裁判所が後見人を選任する。「必ずしも配偶者や子どもが後見人になれるわけではなく、面識のない弁護士や司法書士といった第三者がなるケースが多いようです」親の口座から介護費用を引き出したい場合でも、第三者の後見人にいちいちお願いして判断を仰がないといけなくなるという……。【5】地域包括支援センターに事前に話を聞く最後は、親が要介護になっても慌てないための情報収集!「はじめて介護をすることになると、不安や疑問、わからないことだらけです。各自治体には高齢者とその家族が気軽に無料で相談できる『地域包括支援センター』を設置しています。事前に親の住む地域にあるセンターに連絡して、親が要介護になったら“どんな介護サービスを利用できるか”“費用の軽減制度は?”など、介護に関するさまざまな情報をリサーチしておく。そうするといざ介護となっても慌てずに準備できます」長期化する介護期間を乗り切るためにも、親の介護は親のお金で賄う時代なのである。
2022年05月20日保育士の中田馨さんが、実は困っているお友だちとのかかわりで親がやりがちなことについて教えてくれました。「貸してあげなさい!」「返しなさい!」はNGなど具体的なケースをご紹介します。こんにちは、保育士の中田馨です。保育園は多くの友だちと過ごす場でもありますので、お友だちとの遊び方について考えることもあるかと思います。今回は、保育園での実例を紹介しつつ進めていきます。 おもちゃの取り合いはコミュニケーションを学ぶ場乳幼児と過ごしていると必ず起きるのが「おもちゃの取り合い」です。昔、自分の子どもとお友だちがおもちゃを取り合ったときは、まだ私も保育士の経験も浅く、新米の母親だったので、相手のママの顔色を見つつ子どもの気持ちを汲むことなく対応した経験もあります。 公園ではもちろんのこと、保育園でのお迎え時に自分の子と他の子がおもちゃの取り合いをしていた! なんて場面に遭遇することもあるかと思います。慌ててしまうかもしれませんが、怪我しないようであれば、少し落ち着いて対応しましょう。 おもちゃの取り合いは、これからの長い人生の中で、人とのコミュニケーションを学ぶ最適な場です。その場面の前に何が起きていたかを知ることが大切です。 「貸してあげなさい!」「返しなさい!」はNGお迎えの際に、上記のような場面に遭遇したママが「貸してあげなさい!」と強く子どもを叱る場面を見てきました。 大人には「おもちゃを貸してあげられる子は、賢い子、優しい子」という価値観がありませんか?「貸してあげられないなんて、優しくないわね!」「返さないなんて、悪い子ね!」なんて思わず言ってしまうこともあるでしょう。でもそれは、大人の思いです。 一度その思いは横に置き、おもちゃで遊びたいという気持ちに共感することから始めます。「そうか、そうか。このおもちゃで遊びたかったんだね」と伝えます。そして、自分の子が使っていたなら「遊び終わったら渡そうね」「もうすぐ帰るから、少し遊んだら渡そうね」などを伝え、お友だちには「少し待っててね」と伝えます。お友だちが使っていたのなら「お友だちが使ってから返してもらおうね」と伝えます。 「貸しなさい」「返しなさい」と命令するのではなく、まずは遊びたい気持ちを共感してから、親がしてほしい行動を簡単な言葉で伝えると、子どもは聞き入れてくれることが多いですよ。 保育園でお友だちと関わり遊ぶことは、ここから長い人生の人間関係構築の土台づくりです。子どもの成長発達を、子どもの気持ちに寄り添いながら保育園と共に歩んでいけるといいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年10月08日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリって言う。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。幼い兄のつぶやきに妹は…編集後記きょうだいがいると、さまざまな関わりがありますよね。ときにはケンカをすることもありますが、仲良くふれあう姿は見ていてほっこりさせられることもあるでしょう。さて、今回は兄・ほにゅくんが、妹・ねむちゃんを抱っこしようと持ち上げたところ、重くて諦めるというエピソードでした。ほにゅくんがひょいと持ち上げようとしたときはヒヤッとしましたが、つぶみさんがしっかりと「監視タイム」と目を配らせているのはさすがですね。きょうだいの関わりは微笑しいと感じる方も多いでしょう。つぶみさんの「キュン」が「キュンキュン」になるという気持ちもわかりますね。ままのて編集部つぶみさんのお宅のパパのエピソードコロナ禍での妊娠・出産・育児のマンガはこちらつぶみさんの二人目育児のマンガはこちらつぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2021年04月14日夫に子どもを預けて、たまには一人でゆっくりおでかけしたいですよね。でも、家に帰ると子どもがあざを作っていたり、ひざをすりむいていたり…。理由を聞くと「大したことないよ。目を離した隙にちょっと…」と苦笑いする夫。でも、笑ってすませられることではないこともあります。東京消防庁発表の 「救急搬送データからみる日常生活事故の実態」 によると、5歳以下の子どもが事故に合う場所は約7割が家の中。つまり、ほとんどの場合は親と一緒の時に起こっており、そのうち約10人に1人の割合で入院が必要な中等症以上となっています。どうして、親がそばにいながら、子どもの事故は起こってしまうのでしょうか? その理由を紐解いていきましょう。■子どもの事故、実は「親の脳タイプ」が原因になっていることも?一般的には、切り替えがうまく、複数の異なる作業を同時進行できるのがマルチタスク悩。一方、「今、目の前のこと」を最重要と捉えて打ち込む傾向がある方は、シングルタスク悩といわれ、他の作業を同時進行で進めることは苦手なようです。どちらの悩タイプなのか、見分け方としては「1日1回以上はやり忘れがある」かどうかで判断します。例えば、ゴミ当番なのに出し忘れた、頼まれた買い物をし忘れた、郵送物を出し忘れたなど些細なことで構いません。やり忘れて落ち込むことが1日1回以上あり、それが続く人は、シングルタスク悩の傾向が強いといえるでしょう。家事育児は、さまざまなことを同時進行で進めないといけないことが多いため、マルチタスクだといえます。小さいお子さんのいるご家庭なら、夕方はまるで戦争のような忙しさ。たとえば、子どもをあやしながら夕食の下ごしらえをして、早めに子どもと一緒にお風呂に入った後は、子どもの支度をしつつ自分も身支度を整え、夫の帰宅に合わせて夕食の仕上げをし、食器を洗いつつ洗濯機を回し、子どもを寝かしつけながら翌朝の朝ごはんのメニューを考え…。こういった家事育児をこなしつつ、子どもに危険が及ばないよう常に目配りをする必要があります。そのほかにも、入浴後、必ずお風呂のふたが閉まっているか確認している、料理の後、使った包丁はすぐしまっている、包装ビニールはふた付きのゴミ箱にすぐ捨てているという方がどれくらいいるでしょうか。これらはすべて、子どもが重篤なケガをする原因となるものばかりです。目の前のことをこなすだけが家事育児ではありません。それをする(もしくは、しない)ことで、その後どういったことが起こるかを想像しながら同時進行で進めるマルチタスク処理能力が求められます。子育てでは、「まさか◯◯するとは思わなかった」「ちょっと目を離しただけなんだ」という言い訳は通用しません。自分がどちらの悩タイプの傾向があるのかをまずは把握することが大切です。■コロナ禍で子どもの事故が起こりやすくなっている?まだまだ収まる兆しの見えない新型コロナウイルスの流行が、子どもの事故を誘発する可能性があります。毎日出社していたのがリモートワークに変わり、慣れないオンライン会議を重ね、家族がすぐそばにいる環境で仕事をするなど、まったく新しい形態で働くことが求められている方は多いでしょう。しかし、シングルタスク脳タイプは、仕事とプライベートを切り離すのが難しく、頭の切り替えができない人が多いようです。また、いつもとは違うルーティンで仕事をするのも向いていません。たとえば、別室で仕事をしていても、家族の気配に気が散ったり、子どもの声が気になってオンライン会議に集中できないなどで、いつもより仕事の効率が落ちて焦ってしまうケースは少なくないようです。一方、家で仕事をするようになってお互いに気をつかう反面、大人が常にいる安心感もあるでしょう。そのため夫婦間で、「すぐ戻ってくるから買い物の間、子どもを見てて」「今日の保育園のお迎えをお願いできる?」とついつい頼みごとも多くなります。互いに「わかった」と安請け合いしがちですが、マルチタスク脳と違い、シングルタスク脳は集中しがちです。目の前の仕事で頭がいっぱいになり、子どものことをきれいさっぱり忘れてしまうことがあります。実際、仕事に集中するあまり娘さんの保育園のお迎えを忘れてしまい、夜8時頃、保育園からかかってきた電話で初めて思い出した、というケースもあります。このように、シングルタスク脳の方は、仕事をこなしながら子どもに目を配ることが苦手で、仕事に集中すると子どもの存在を頭から消してしまうため、「ちょっと目を離した隙に…」「そんなことをするとは思わなかった」という事故が起きてしまうのです。コロナ禍によるリモートワークの増加で、これまでは「シングルタスク脳のうっかり」ですんでいたことが、子どもの事故につながりやすくなっているといえます。■安心して子育てをするための事故防止と対策では、シングルタスク脳は子育てができないかと、いうとそうではありません。マルチタスクをこなすのは苦手であることを自覚し、対策を立てれば事故を予防することができます。シングルタスク脳の傾向がある方は、うっかりを防ぐために以下の2つを意識することが重要です。・時間を短いスパンで意識すること・育児のルーティンを習慣化することシングルタスク脳は、仕事に集中しすぎる傾向にあるため、短いスパンで時間管理をしたり、子どもに関わる用事を思い出す必要があります。そこで、スマホや時計のタイマー機能を上手に活用して、音や振動で子ども関連の用事を思い出すようにするといいでしょう。また、子どもに関することを、いつものルーティンと結びつけて習慣化することも大切です。例えば、子どもを保育園へ連れて行く時に忘れ物が多いようなら、出かける時にいつも持ち歩くスマホや家の鍵と子どもの荷物を一緒に置いておくといいでしょう。また、パソコンや掛け時計など、必ず定期的に見るところに、子ども関連で忘れてはいけないことをメモして貼っておくのもおすすめです。例えば、脱衣所の時計の横に「お風呂のふたは閉めた?」と張り紙をしておけば、必ずふたを閉めるようになり、目を離した隙に子どもがお風呂でおぼれる心配もなくなります。自分は、シングルタスク脳タイプとマルチタスク脳、どちらのタイプなのかを見極め、シングルタスク脳の傾向が強い方はぜひ上記の対策を試してみてください。続けていくことでコロナ禍の新しい生活様式や、子育てが習慣化し、「うっかり事故」を予防できるでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年01月30日あなたの親は、あなたをどんな風に育てましたか?親が無意識に子どもに求めた生き方を、私たちは時として「呪い」として深く刻み込んでいます。そのひとつが「あなたならできる」という期待の言葉。でも、できるという期待は裏側に「できない私はダメ」というプレッシャーが含まれています。その言葉の呪い、どうやって解いていけばよいのでしょうか。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 83「あなたならできる」親からの呪いを抜け出すために知りたいこと「あなたならできる」親からそんな言葉をかけられた経験はありませんか。現在放送中のテレビドラマ『私の家政婦ナギサさん』が話題になっていますが、人気の秘密のひとつが、母親から主人公にかけられた言葉の呪いだといわれています。あなたならできるというフレーズには、一見すると相手への信頼とポジティブな期待を感じますが、当人からするとそうでもないことも…。例えばここ一番に「あなたならできる」と言われたら、頑張ろうという前向きな気持ちになるものですが、日常的に「あなたならできる」を刷り込まれていると、逆にできない自分を激しく責めてしまうことになります。そして悲しいことに、親の声がけのほとんどは後者であることが多いのです。親からの信頼と見せかけた過剰な期待は、子どもからすると良くないプレッシャーにしかなりません。では親からの呪いの言葉で自分が染まりきっている方はどうしていけば良いのでしょう。大切なのは「できる
2020年08月20日「過保護」と「過干渉」は違います娘のこども園で、とても尊敬できるママ友と出会いました。「まずは自分でチャレンジしてみて」というスタンスの私の育児と比べると、そのママ友は、子どもがしてほしいと望むことは何でもしてあげる、どちらかというと「過保護」な育児。たとえば、子どもが自分でできることでも「ママがやって」と甘えることがあれば手を貸してあげています。一見すると、その行動は子どもの依頼心が強くなり、自立が遅れるのでは?と思いますが、実はそうではないのです。今回は、私が保育士として勤務していたときに学んだ「過保護」と「過干渉」の違い、そのママ友の子どもとのステキな関わり方についてお話しします。「過保護」は子どもの自立を助けるまず、「過保護」と「過干渉」について。「過保護」は子どもの求めること、望んでいることをしてあげることです。子どもの「甘え」をしっかり受け止める行為とも言えます。親としては「できることは自分でしてほしい」「甘やかすことはよくない」と思いがちですが、子どもは甘えを充分に受けとめてもらうことで安心し満たされ、自分でやってみる意欲をもつことができ、これが自立につながります。つまり、「過保護」は自立に必要なことなのです。子どもが求めるのであれば、これ以上してはいけない、ということはないそうです。それに対し「過干渉」は子どもが求めていないこと、望んでいないことまでも、親が先回りして手出しをしてしまうこと。また望んでいないことをすること、させること。子どもが自分でやろうとしていることを遮ってしまうので、意欲を持つことができなくなり、自立の芽を奪ってしまうのです。ママ友は、いつでも笑顔で子どもファースト!娘のこども園では、降園後に園庭解放があり、ママ同士はおしゃべりをしつつ、のんびりと子どもを見守っています。しかし、そのママ友はわが子の「かけっこしよう」「次はおすもうね!」という声かけにいつも快く笑顔で対応。自分の都合を優先することはありません。いつでも全力で遊ぶ親子の楽しそうな姿に、ほかの子ども達も集まってきます。また、帰り道、子どもが走れば一緒に走って車が来ないか見守り、子どもが遊び疲れると、おんぶして帰ることも。園での朝の身支度の時は、子どもに「ママがやって」と言われれば、本当は自分でできることでも笑顔でサポートしています。ほかにもこんなことがありました。園の帰りにママ友親子や数名の友達と一緒に公園へ遊びに行くことになりました。到着してしばらくすると、ママ友の子どもはちょっとしたきっかけで機嫌が悪くなってしまい、せっかく友達と公園に来たのに、ママにぴったりとくっついて離れなくなってしまいました。するとママ友は子どもを抱いてブランコに乗り、親子二人で遊びはじめました。しばらくすると、子どもはすっかり機嫌がよくなり、友達と追いかけっこをして楽しい時間を過ごすことができました。ママ友が瞬時にわが子の気持ちをしっかり受け止めてスキンシップをとったことで、子どもの気持ちが落ち着いたからだと思います。私が知っている限り、子どもの要求には、すべて「OK」をしている彼女。しかも、いつも笑顔で。その姿に心から尊敬の念を抱きます。今、ママ友の子どもは4歳。園内では自分でがんばっていても、ママがいるとサポートを求める甘えん坊なところがありますが、こんなふうにママが向き合ってくれていたら、これから成長とともにしっかり者に育っていくのだろうと思います。私にできる甘えの受け止め方はそのママ友親子と登降園で顔を合わせることで、私も「甘えを受け止める」ことを意識することができ、いつも感謝しています。しかし、実際に毎日繰り返される子どもの要求に、すべて笑顔で対応することは、難しいと思います。私自身は、「なにも聞いてあげられなかったな」という日もあれば、要求が多すぎてへとへとになってしまうことも。そんな日は寝る前に「大好きだよ」「本当にかわいい!」「ママの宝物だよ」と伝えたり、忙しい時期はその理由を伝えて、子どもが安心して1日を終えられるように心がけています。子どもが親を求めてくるのは小さなうちだけ。完璧じゃなくても日々のフォローを繰り返しながら、これからしっかり自立できるよう、今はたくさん甘えを受け止めていきたいです。<文・写真:ライターnicoai>
2019年10月22日自分が嫌いな食べ物でも子どもに食べさせる?食べさせない?あんふぁんWebの「どっちだポン!」コーナーで「自分が嫌いな食べ物を子どもに食べさせる?」と聞いたところ、約6割が「食べさせる」という結果に。コメントを見ると「とにかくひと口は」という声が多いようです。それぞれの理由や食べさせる工夫を聞きました。苦手でも何でもひと口は…「食べさせます」■ これは以前悩みましたが、自分が嫌いだからと子どもに口にする機会を奪うのはよくないとの思いで食べさせてみました。私も一緒に食べるため、自分にとっても挑戦です。味がダイレクトに分からないように煮込み料理に放り込みました。結果は姿も味もあまり感じず、お互い何事もなく食しました!ちなみにその食材は「セロリ」! (ふみさん/36歳)■ 何でもひと口は食べないとダメと…。 嫌いな物でもとりあえず食べさせています (はぁぶちゃんママさん/42歳)■ 私自身が口の中がパサパサ、モサモサするような食べ物…ゆで卵や高野豆腐やパン、そして魚全般が苦手です!でも子どもの前では苦手な物もちゃんと食べるようにしていますし、子どもにはいろいろな食材を食べて欲しいので、メニューに取り入れています!食べる前に食べられる量を調節した上で、出された物は残さず食べるを徹底していきたいと思っています。 (リトルさん/29歳)■ 私は嫌いな食べ物はないのですが、主人はあるので、娘たちには何でも食べてほしいと思い、主人の嫌いなものでも出しています。また、何でもひと口は食べさせるようにしています。 (ふわりママさん/30歳)■ ひと口は食べてもらうようにしている。味付けや料理の仕方で食べられる場合もあるかもしれないので (017さん/32歳)■ 食べず嫌いはダメだから、ひと口は絶対食べなさいと言ってます。 嫌いな食べ物でも、料理によっては食べれたりするので、とりあえずひと口食べてみて、それでもダメなら残していいよと言ってます。 (ちーーーーずさん/38歳)■ 私はオクラが苦手ですが、子どもが給食でオクラ納豆をもりもり食べているのを見て、家庭でも子どもにだけオクラを出すようになりました。それ以外では、私が苦手な刺身を回転ずしで食べてほしいけど、食べてくれず、好き嫌いが私に似てきていて不安です。 (りょりょさん/39歳)ムリさせるのはちょっと…「食べさせません」■ 自分たちが手本みせられないのに、強要できない (ひかるさん/36歳)■ ムリには食べさせないです。 余計に嫌いになってしまったらイヤなので…。 そのかわり、細かくしたりして他のものと混ぜます。 食べる前に、入っていることを伝えたり、 食べている途中に、細かくして入れたんだよ~とタネ明かし。 全然イケるじゃーん!と克服できたものも多々ありますよ!(ちいさん/32歳)■ ムリには食べさせない。自分から食べてくれたら。 (mmさん/35歳)■ 私はナスが苦手。でも夫は大好き。なので、ナスのおかず率が高いです。でも、子どもには「ムリに食べなくてもいいよ」と言っています(笑) (きっこさん/35歳)■ 私が小さいころムリやりたべさせられた思い出がないし 好き嫌いがあっても死なないから (ぢゅぢさん)■ そもそも食卓に出さない(きのこさん/39歳)■ 私は子どものころ、トマトとキュウリがとても苦手でした。今、長女が同じくトマトとキュウリをまったく食べませんが、特に食べさせようとはしていません。私自身が大人になったら食べられるようなったので、いつか食べるようになるだろうと思っています。 (このかさん/35歳)投票期間/2019年9月5日〜18日<あんふぁんWeb編集部>
2019年10月01日夏休み明けは「学校に行きたくない」と言う子がもっとも増える時期。気持ちを吐き出せずに抱え込んでしまうと、不登校になってしまうこともあるそうです。そうならないためにも、子どもが話してくれたときに、きちんと話を聞いてあげることが大切。スクールカウンセラーの先生に教えてもらった子どものストレス対処法を紹介します。必要なのは共感! 話を「聞く」と「共感」するのは違う息子が小学校へ上がったばかりのとき、「学校でイヤなことがあった」と毎日のように言ってくる時期がありました。話を聞いてあれこれ試しましたが、なかなか解決できず、スクールカウンセラーの先生に相談することに。先生いわく、子どもが問題を抱えているときに一番必要とされているのは、“共感”することだそう。「うれしかったんだね」「悲しかったんだね」子どもの気持ちに寄り添うのが共感。それとは逆に、してはいけない返しのパターンが9つあります。「学校で友達とイヤなことがあった…学校へ行きたくない」と言われたときの例で見てみましょう。<9つのパターン>1.命令:つべこべ言わず学校へ行きなさい2.脅迫:学校に行かないともっと仲悪くなるよ3.説教:あなただって兄弟に同じことするでしょ4.提案:イヤだって言ってみたら?5.非難:あなたが気にしすぎる性格なのよ6.称賛:イヤなことがあってもガマンしたのね7.同情:かわいそうに…あなたは悪くないわ8.侮辱:そんなこと言うなんて性格悪いわね9.分析:いつ?誰と?それでどうなったの?私の場合、状況を把握したいために根掘り葉掘り状況を聞き出そうとして、どうにかしてあげたいという気持ちから「ああした方がいいんじゃない?」「こう伝えてみたら?」と言っていました。上の例でいう提案と分析です。ある日、息子から「学校であったイヤなことを話したときに、いろいろ聞かないでほしい」と言われてしまいました。これではいくら話を聞いてあげても、問題が解決しないわけです。暴力的な表現にはどう対処する?共感するのが大切とはいえ、「ぶん殴りたい」など暴力的な言葉に対してはどう対処すればいいのでしょう。共感したら暴力を肯定することになるのでは?親としてはどんなことがあっても殴るのはよくないと言いたくなるのが本音です。すると先生は、「子どもは本当に殴りたいと思って言っているわけではありません。“殴りたいくらい怒っていたんだね”と、そのときの感情を代弁すればいいんです」と話されました。早速、「もう〇〇くん大っ嫌い!」と息子に言われたとき、「大っ嫌いになるくらい悲しかったんだね」と気持ちを代弁してあげました。すると、「なんでぼくの気持ちわかったの?」と急に笑顔に。普段は、プンプン怒りながら長々と話をするのに、共感した日はそれでおしまい。息子の場合、問題を解決してほしかったわけじゃなく、気持ちをわかってもらいたかっただけなんだと気がつきました。引きずってしまうイヤな気持ちを手放す方法話を聞いてもらっただけでスッキリする子もいますが、中には上手に気持ちの切り替えができず、引きずってしまう子もいるそうです。そこでイヤな気持ちを手放す方法を教えてもらいました。<イヤな気持ちを手放す方法>1.イヤな気持ちの顔を想像しながら紙に描きます。間違えてはいけないのは、描くのはイヤなお友達の顔ではありません。あくまで自分のイヤな気持ちを具現化させます。紙以外にも風船に直接描いてもOK2.紙を枕やクッションに貼りつけ、パンチしたりキックしたりして気がすむまでやっつけます3.最後にビリビリにやぶいてイヤな気持ちにさようならをします。そのあとは、アイスクリームを食べに出かけるなど親子で楽しいことをして過ごすといいそうこの方法を息子に提案したら、「かわいそうだからイヤだ」と言われてしまいました。「じゃあどんな方法ならいいと思う?」と聞いたところ、「おしっこと一緒に出して、ジャーって流す」「手の平にのせてフーって吹き飛ばす」という回答が帰ってきました。どんな方法でも、その子がスッキリするならいいとのことです。親がお手本になって最後に先生から「もっとお母さんも気を抜いていいんですよ」とアドバイスをもらいました。「今日こんなイヤなことがあってね」と子どもにグチを聞いてもらうのもあり。最後に「聞いてもらったらスッキリしちゃった!」と言えば、イヤな気持ちを手放す方法を教えることもできます。アドバイス通り、息子にイヤな出来事を話すと、「お母さんにもイヤなことがあるんだね! ぼくと同じだね!」とイヤなことがあるのは自分だけじゃないとわかってくれました。最近は、先生の話を参考にして、「休みの日はのんびり過ごそう!」「今日は疲れたからレトルトでもいいよね〜」などほどよく適当に過ごすようにしています。親子で上手にガス抜きしながら、子どもにはイヤな気持ちとのつき合い方を学んでもらえたらうれしいです。<文・写真:ライター三浦麻耶>
2019年08月25日親に言われたり、されたりして傷ついたエピソードを、20~30代女性の集まるアンアン総研メンバー200人にリサーチしました。親の立場になってみれば、わからなくもないセリフもありますが、多くは「酷い」のひと言につきます。これから親になるみなさん、既に親となっている方も、ぜひとも反面教師にしてくださいね!文・田中亜子【アンアン総研リサーチ】いまも忘れない! 親の非情な言葉「いろいろありましたが、一番呪いになっているのは『こんなに美人な私から(母はかつてモデル)、こんなデブでブスな子どもが生まれるとは思わなかった』です」(30歳・公務員)「兄と弟がいるのですが、お手伝いは私にしか頼まず、私がなんで私にばかり頼むのと聞いたら、『女の子でしょ!』と言われたこと。何かにつけて女の子なんだからと兄弟と扱いが違っていた」(32歳・主婦)「親の立場に立てば理解できる話ですが、中学生の時に将来なりたい夢を話したら『あんたには才能がないからムリだよ。普通の会社に働いて暮らしなさい』みたいに言われたこと。自分にもし子どもができたら、もう少しうまく伝えてあげたいなと思います」(31歳・自営業)「勉強して現役で国立大学に合格することができたのですが、それを親に報告したら『今からでもいいから医学部医学科を受け直さないか?』と言われ、大人になってからも『医者になっていたらよかったのに』と言われます。確かに医者になっていたら給与は格段に上だったんでしょうけど、言われるたびにもやもやします」(32歳・専門職)「『バカばっかり産んで』っと泣きながら自分のお腹を叩く母親。子ども達はすごい学歴でもないので本気の発言だったのだろうが、忘れられない」(34歳・会社員)どれも怒りが湧いてしまうきっかけがあって出た言葉だと仮定して、親もひとりの人間。頭に血がのぼり、理性を失ってしまうこともあるのかも。それでも、子どもの前では、いつも笑顔であり続けたいものです。信じられない! 親の最低な行動「門限を破ってしまい、母親からかかと落としされた」(32歳・会社員)「揉めるとすぐ暴力に結びつける父。でも、初めて私が父を倒してからは、父の暴力はなくなった」(34歳・公務員)「夏休み、友達に会えないように、服を全部捨てられたり、携帯を取り上げられたり、電話線を切られた」(31歳・自由業)「父親と大喧嘩した後日、家の鍵が知らない間に変わってて家に入れなかった」(27歳・会社員)「何かで怒らせたらしく。自分の誕生日会前日の夜に買いに行ったジュースを、帰り道の途中でその場に全部捨てられた。いまだに忘れられません」(30歳・会社員)「子どものころ、肺炎で入院しているとき、お見舞いに来てくれた両親が「車を見てくる」という嘘をついて帰ったこと。話の途中で、そういったので私は病院のベットでずっと待っていた。看護婦さんに帰ったことを知らされて嘘をつかれたことを知った。素直に言えばいいのに、なんで嘘をつくのか疑問で悲しかった」(30歳・自営業)思春期になり、反抗的な態度をとる子どもに、親はつい手を出してしまうかもしれませんが、いかなる理由があっても、暴力はいけません。別の方法を模索して親子関係を少しでも良好に保ちたいですね。最後に、自分の親ではない大人から傷つけられたエピソードもご紹介します。「両親は共働きだったので、私はかぎっ子でした。けっこう頻繁に周りの親たちから、『さみしい思いしてない? かわいそうに』などと言われていて、それが普通と思っていた自分は、その生活を楽しんでいたのですが、あまりにも周りが言うものだから、“私ってさみしい子なの?”“私ってかわいそうなの?”と思うようになりました。例えかわいそうと思っても、それがしあわせな子もいるのだから、周りはとやかく言うことはないと思いました。私は、働く母を尊敬してるし、それが誇り。私が親になって、鍵っ子ちゃんがいても“お母さんかっこいいね!”って言いたいです」(33歳・専門職)これは独身の方や子どものいない人にも刺さるお話ではないでしょうか。何気ない言葉が子どもを傷つけることもあります。言葉の持つ影響力を考え、相手の立場になる想像力を働かせて、軽はずみな言葉かけは慎みたいものですね。©Esther Moreno Martinez / EyeEm/Gettyimages©ljubaphoto/Gettyimages
2019年08月18日ウーマンエキサイトで人気連載中のモチコさんの記事 「『あの子、嫌い』という子どもの発言…親はどこまで口出していいの?」 には、ある日突然、娘ちゃんが幼稚園のお友だちのことを「嫌い」と言い出してしまったエピソードについて書かれていました。保育園や幼稚園は集団生活の始まりの場所です。小さな子ども同士だから、けんかやトラブルが起きることは当然だと思います。だけど、いきなり「嫌い」という強い言葉が出てくると大人はびっくりしてしまいますよね。そこで今回のアンケートでは、子どもの発言に悩んだことがあるかどうか。また、子どもの発言に関するエピソードについて聞いてみました。■子どもの発言に悩んだことあるが、約8割!子どもの発言に悩んだことがあるかアンケートを実施したところ、一番多い回答が「とてもある」48%、そして「たまにある」33%と続きました。上位の回答を合わせると、約8割の人が悩みを抱えているという結果に。「少しだけある」も合わせると、今回のアンケートでは87%もの人が、子どもの発言を気にしていることがわかります。Q1.子どもの発言にどう答えるか悩んだことはありますか?とてもある 48%たまにある 33%少しだけある 6%ほとんどない 7%その他 6%集団生活はお友だちと遊んだり、家庭ではできないことを経験できたりなど、たくさんのメリットがあります。しかし、家庭という小さな集団で生活してきた子どもにとっては、個人差はあるといえストレスを感じることもあるでしょう。お友だちとのけんかだったり、自分の思うようにできないことへの憤りだったり…。それらが子どものなかで積もることによって、大人がドキッとするような発言につながっていることもあるかもしれません。では、保護者の方は、子どものどんな発言に悩んでいるのでしょうか? 具体的なエピソードを見てみましょう。■「あの子、嫌い!」友だちへの拒絶に悩む親たち集団生活が始まると子どもにも人間関係ができ、そうなると「合う」「合わない」といった相性の問題からも避けては通れないのだと思います。大人であれば、「必要以上に関わらないようにする」などといった対策を自分で取ることができます。また、「嫌い」などの強い言葉を本人に言うこともないでしょう。でも、子どもはまだ発達の途中ということもあり、お友だちとの距離感を見誤ってしまうこともしばしばあるようで…。「3歳の息子の話です。遊ぶ女の子とはケンカが絶えず、会うと必ず揉めます。家でたまに『●●ちゃん嫌い!』とか『●●ちゃんにはコレ貸さないよ〜』と言うので、何とも言えずどうしたものかと思います。女の子に拒否されてしまう息子を見ると親としても悲しくなるので、息子がそう言うのもわからんでもない。ただ、仲良く遊べるときもあるのですが…」「年少のときから仲の良い双子の友だちがいるのですが、その子たちが、娘とケンカすると『キライ!』『もう遊ばない!』『嫌な子!』と言われることが。うちの娘は悲しそうな顔で何も言わず、泣くことを我慢していました。ケンカの原因はうちの娘にも悪い部分もあるので、『次から気をつけようね』という言葉がけしかできませんでした」「このあいだまで、『○○ちゃん大好き!』って言っていたのに、最近は『○○ちゃんはもう飽きた!』って言うんです。嫌い怖いもそうですが『飽きた!』はさすがに良くないし、お友だちに直接言わないように言いましたが、伝わってない様子…」仲良く遊んでいたのにちょっとしたことでタイミングが合わなくなったり、相手の拒否が強すぎてもめたり…。そんなとき、まだそんなに語彙の多くない子どもは「嫌い」という言葉で自分の感情をなんとか表そうとしているのかもしれません。「うちは小学4年生になりますが、同じように、『●●ちゃん嫌い!』と言ったり、芸能人も『この人嫌い』」とハッキリ言っちゃうので、わざわざ嫌いな人言わんでエエよと伝えてます。あまり聞きたくないですよねぇ。でも翌日に遊んで、『やっぱそんな嫌いじゃないわ』なんてケロッと言ってて、同じだなぁと思いました!」汚い言葉や気持ちよくない言葉を子どもが使ったときに、その言葉が相手を傷つけることは伝えていきたいところです。でもモチコさんのエピソードと同じように「嫌い」と言っていても、すぐまた一緒に遊んでいたというコメントも寄せられました。あまり深刻にならなくてもいいのかもしれませんが、でも、もしかしたら、なにか困りごとのサインという場合もあるかもしれない…。考え出すと止まりません!そして、本当にお友だち同士で問題が起こっている場合であっても、どこまで親が口を出していいのかも悩ましいところです。■子どもがだれかと比較するのは親が原因!?大人が不安に感じる子どもの発言は「嫌い」という言葉以外にもあります。たとえば、できる子とできない子を比べたり、友だちを「悪い子」だと断定したり…。小学生くらいのお子さんになってくると、あえて相手を傷つけるような言葉を使うこともあるようで、みなさん悩まれている様子…。どのように子どもの発言と向き合っていくのがいいのでしょうか。「幼稚園のとき『●●ちゃんはあれができなかった』『●●くんが怒られた』というマイナスな発言を聞くようになりました。きっとそこまでには何か理由があると思うけど、何だかモヤモヤ。でも考えたら親である私が『このあいだはこれできたのに、何でできなかったの?』など、他人や過去のことと比べる言葉をたくさん使っていたからだと気付きました。それからはなるべく褒めることを優先するようにしています。『いろんな子に優しくできると、すてきだよね!』など、なるべく具体的に」「わが家の息子は甘えん坊。できることも『ママ~お願い』とかわいく頼んで来ることもしばしば…。そこでまわりの大人が『4歳でしょ? できないの?』など言ってたら、ある日『●●くん、5歳なのにおしゃべりできないんだよ?』と…。成長のスピードはそれぞれだと言うことをわかりやすく伝えましたが、ドキッとさせられた発言でした」ご紹介したエピソードは、子どもの発言から、叱り方など親の側の普段の発言について考えさせられたというパターンです。子どもを注意するとき、ついつい「あの子はこんなこともうできているよ」とできる子を引き合いに出してしまったり、「昨日はちゃんとできたでしょ!」と過去と比較してしまったり…。子どもは良いことも悪いことも、どんどん吸収していきます。それこそ、小さい子どもは善悪の判断もあいまいで、覚えた言葉をただ使いたいだけという側面すらあるかもしれません。だから大人のほうこそ、普段の言い方を気をつけなければ…とあらためて感じました。「ある日、息子が『●●君な、悪い子やねん』と、その子のことを家で話し始めました。『だってな、みんなが座ってるときに立ってるし、並ばなアカンときに並んでないねん』と。少し返答に迷いましたが『じゃあ、息子はなにもかも全部カンペキにできる? 先生に注意されたりしない?』と聞くと、『あ、ホンマや、僕と一緒や!』と妙に納得した顔をしていました。このときは『みんな同じなんだよ』と教えてみました」「できることとできないことがあるのはみんな同じ」であり、「得意不得意は人それぞれ」…。大人になった今だからそう思えますが、成長途中の子どもにとっては、いろいろ経験して学ぶことのひとつなのだと思います。■子どもにとっての味方でいるために。親ができることは?ただ、家庭内で思ったことをなんでも言えるのは、子どもにとって悪いことではないような気がします。小学生、中学生と成長をしていって、もっと困ったことに直面したとき、相談をしてもらえないほうが親はつらいのではないでしょうか。ただ、「嫌い」という言葉はあまり聞いていて気持ちがよくない言葉。だから「どうにかしたい」と思うのもわかります。親はそのとき、どんな対応ができるのでしょうか?▼子どもなりの思いを聞く。嫌いは苦手野菜と一緒?「子どもには子どもなりの思いがあっての発言だと思うので、母親としては一旦は受け止めたいとおもいます。家の中でだけは、本音で話させてあげたいので」「うちも『嫌い』って言うときありました! とりあえず子どもの気持ちを肯定してあげます。そのあと話の前後の繋がりで相手目線からのお話をし、その子のいいところを聞いてます。嫌いじゃなくて苦手って言えるように誘導したり…小さいころは、苦手野菜と同じような感覚かなと」「まずは親の主観を挟まず、しっかり聞いてあげるように心がけてます。同じトラブルが数回あったとき、はじめて、対処方法を一緒に考えたり、先生に相談したりするようにしてます。子どもは、幼いうちは気まぐれで大人が思うほど、深刻な問題は少ないように思います。8年育児をしてきて、いまだからこそ、そう思います。幼少期は、小さなことで、いちいち振り回されてました」苦手野菜と同じような感覚の「嫌い」。これは、少し気がラクになりますね! まずは、子どもの主張に耳をかたむけることが、基本であって一番大切なことなのかも。▼子どもの言葉に親ができる具体策はある?子どもの発言に対しての具体的な対応案もいろいろと寄せられました。「いろんなところから仕入れてくる言葉のなかでも、相手に対して攻撃的な言葉は、やはりドキッとします。年長になった娘に、きちんと意味が説明できるように、私が昔に使っていた分厚い辞書を手元に置くようにしました。本が好きな娘には良かったようです。なぜなぜにも答えられ、親も助かっています。きちんと意味をわかって言葉を使える、相手にどんな風に届くのかを想像できるような大人に育って欲しいです」「習いごと先に苦手な子がいたようです。行きたがらないので『●●くんが苦手なの?』って聞いたら、『うん』と言ったので、曜日を変更しました。苦手な子がいるからといって、習い事まで嫌になるのは私もどうなのかなぁと思ったので」子どもの性格や普段の親子関係から、家庭にあった対応ができるのは理想的だなと思いました。習いごとなど、時間や曜日を変更することが可能な場合は、一度離れてみるという手もありますよね。子どもはたくさんの言葉をテレビやお友だちからインプットして、使ってみようとしますよね。だから、家庭ではできるだけ気持ちいいポジティブな言葉を使ってみると、子どももどんどん使ってみるような気がします。逆に、自身が子どものころ頭ごなしに「そういうことは言っちゃダメ」と注意され、傷ついたというエピソードもありました。「私が幼稚園のころ、母に『(私が)イヤって言ってることやるから、●●ちゃん嫌い』と話をしました。しかし母は私に『そういうこと言っちゃダメ!』とひと言。私は『そうなの? そうしたら先生にお話してみたらどうかな? でもお友だちに嫌いなんて言ったら悲しむよ』などの言葉が返ってくると思っていたのですが、まさかの返し。母は私の味方ではないのかとトラウマになってしまいました。自分の子どもには、同じ思いをさせないようにしたいと心から思いました」自分が子どものころに親から受けた対応って、けっこう覚えているものなんですよね…。それに納得がいっていなければなおさらです。家族に弱いところを見せられたり、愚痴が言えたりするのは、きっと家庭が安全地帯になっている証拠の気がします。まずは自分の気持ちを吐露できる場を作れていたことで親としての第一関門は突破できたと思えると、少し気持ちも落ち着きそう。子どもの意見にはしっかり耳を傾けつつ、必要なときにはアドバイスをし、基本的には見守ってあげられる…。こんな親を目指したいところだけれど、でもこれらは、大人同士のつきあいだって簡単なことじゃないですよね。「あの子、嫌い」は、子どもが家庭から外に踏み出していくなかで出会うチャレンジの1つかもしれません。人付き合いは一生続いていく課題でもあり、力にもなる。だから親子で一緒に、成長していかれるといいですね。Q1. 子どもの発言にどう答えるか悩んだことはありますか?回答数:206Q2. 子どもの発言についてエピソードやご意見を教えてください回答数:46アンケート集計期間:2019/3/21~4/18
2019年06月03日子育てをするなかで、子どもにとって祖父母にあたる親の手を借りる人もいるでしょう。家事に仕事に忙しいパパやママたちにとって、祖父母が助けてくれることは、ありがたい援助の力となります。ただ、祖父母と子育てにおいて意見の食い違いが発生してしまうことも。今回は、子育てにおける祖父母との関わりについて考えてみたいと思います。■6割のパパママが祖父母と子育ての意見の食い違いを感じているアンケートでは、親や義理の親と子育ての意見の食い違いがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が31.2%、「少しある」と答えた人が30.9%となり、6割以上の親が子育ての意見に食い違いを感じていることがわかりました。Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある?ある 31.2%少しある 30.9%ほとんどない 21.2%ない 11.0%その他 5.8%■将来大成するかで習い事決める? 祖父母のトンデモ発言まず、祖父母と親との間で子育てについて意見の食い違いがあると答えたパパとママたちの声をご紹介します。「習い事をさせようとしたら、すぐに将来大成するかどうかを基準に出したのにはびっくりした」、「生後1週間のときに『インターナショナルスクールに通わせる』と義父母に言われて驚いた」などと、教育方針を巡るトラブルについて多くの意見が集まりました。「習い事や幼稚園選びなど、チクチク言われました。その後も高校選びについて、『近くないとダメ、近所の私学でいいんだ』など、その都度意見を言われてウンザリします」(神奈川県 40代女性)「息子がミニバスケットボールでけがしたら、『辞めさせたほうがいい』と言うし、娘がピアノを習いはじめたら、『将来音大に進んでも何にもならない』といちいちうるさい!」(千葉県 40代女性)子どもをどう育てていきたいか、子ども自身がどうなりたいかというのは、親としての最大の課題であり、もっとも悩むところですよね。そもそも親と子どもの間でも考えが一致しないことが多いのが現実。そういったもっともデリケートで芯の部分に祖父母が入ってきて、意見を押しつけられた場合はたしかに困ってしまうでしょう。■子どもの体調は親がみているのに…子どもの健康管理については、病院の受診、薬、保育園や学校を休ませるかなど、その都度、親も判断を迫られる難しい問題です。「子どもが少しでもせきをしたり微熱があったりすると、『病院に行かせた方がいい』と言う。私は子どもを3人を育ててきて、いますぐ病院に行ったとして医者になんて言われるかなんてわかるのに」(神奈川県 30代女性)「熱が出たら、『なんで調子が悪いのに気がつかないの。すぐお薬で熱を下げさせないとかわいそうだ』など。“高熱が出ても、菌と戦ってる証拠だから大丈夫”と育児書などではよく見ますが…」(茨城県 30代女性)医療は日々発達しているため、祖父母世代が子育てしたときとは対処法の常識が変わっている場合もあります。それがゆえに、さらに反発心を持ってしまう人も少なくないのかもしれません。また、一人目育児中のパパやママにとっては、その判断がはたして正しいのかどうか、不安でいることも。そんな親としても悩んでいるときに、異なる意見を祖父母から言われてしまうと、より戸惑ってしまうという気持ちはとても理解できます。■子ども自身の価値観に影響する発言はやめて!生活のなかでの祖父母のささいな発言が気になるというパパやママは多数。「実母は『女の子なんだから』とか、『お姉ちゃんなんだから』という言い方を娘にします。私はそういう言い方を子どもにはしたくない」(北海道 30代女性)「妹や弟が兄を名前で呼んでいて、義母に注意された。『弟妹は長男を敬いなさい! 呼び捨てなんて言語道断!』と。義母の言っていることも理解はできるけど、私の子育て。今さら変えようとは思いません」(神奈川県 40代女性)子ども自身の価値観を作っていくことにも影響しそうな内容なだけに気になるという人は多いようです。現代は、昔に比べて性別や立場などで格差をつけることの影響が問題となり、またそうした比較を良しとしない傾向にあります。大きく社会環境も変わっている背景も、祖父母の発言に納得できないと感じる人が生まれやすいのかもしれません。また親が子どもを自立させたいという気持ちと裏腹に、祖父母が孫を甘やかして困るという声は多数聞かれました。■「働くママは愛情が足りない」説をいまだに言われるママたち祖父母世代が子育てしていたときに比べて働くママが増えたというのも、大きな社会の変化のひとつです。「親に仕事するのを我慢させられた。1人目が3才になるまでは親の言うことを聞いて我慢したけど、2人目のときは1才から働いた。それに対して『愛情が足りないんじゃない』と何かにつけて言ってきた」(愛知県 30代女性)祖父母世代の時代では専業主婦が多く、働くママに対して「愛情が足りていない」といったつらい言葉はいま以上にかけられたのだろうと思います。昔も今も自分の常識が正しいとして発せられた言葉は、心にモヤモヤしたものを感じてしまいそうです。ほかには、「義父母とは文化や習慣の違いが多々あって、自分たちの尺度でしか物事を判断しなくて困る」という、そもそもの価値観の違いに苦しんでいるという声も。■義理の親との関係に悩むパパやママが多数また寄せられた意見の多くは、実親よりも「義理の親との意見の食い違い」でした。「喜んで子どもを見てくれるのはありがたいけど、テレビをずっとつけっぱなしにするのはやめてほしい! 義理の親だから言えないけど、毎回イライラしてしまう」(静岡県 30代女性)「2歳、3歳のときはなるべくチョコや炭酸を与えたくなかったけど、 デビューは義母。はっきり『やめてください』と言えなかった」(神奈川県 30代女性)「うちは義理の両親と同居なのですが、意見が合いません。子どもは自由に育てたい私と、厳しくしつけたい義理の両親。無視もできないし、主人は『我、関せず』で本当に困り果てています」(東京都 50代女性)「義両親には『母親失格』とまで言われた。ダメな母親だと洗脳されているみたいなので、相談できません」(神奈川県 40代女性)義理の親の場合には、遠慮して本音がいいにくいというところが多分にあります。また、そもそも別の家庭で、育った場所も環境も異なるという場合も多いため、その価値観もまったく違うということも多くありますよね。■「意見の食い違いはない関係」は距離感が影響?ただなかには、親とは意見の食い違いはないと答えた人もいました。「義理親は勝手には進めず、『どうしたらいい?』と聞いてくれました。また実親は感覚が同じなのか、とくに言われることもないです」(千葉県 40代女性)「義理の両親は子育てについて、私自身についても文句はもちろん否定的なことも押し付けがましいことも何も言わずすべて受け入れてくれます。相談すればアドバイスをくれ、とても良くしてもらっています」(東京都 30代女性)祖父母と円満な関係を築けているという人たちは、意見の食い違いはないと感じているようですね。ただなかには、円満というより「離れて暮らしていること」が結果的には意見の対立をうまないといった声もありました。筆者も実の親とも義理の親とも離れて暮らしているため、年に会える機会は数回。せっかく会えたときには、お互いに意見をぶつけ合おうとも思わないので、食い違いを感じる間もないというのが実情です。また「口を出さない、金も出さない」といった淡白なタイプ、孫に関心がない義両親などもいて、「それはそれで『孫がかわいくないのか?』と寂しい」という意見も。言われても困る、けれど言われなさ過ぎても心配になる、子育てに関して祖父母の関わり方がいかに難しいか、伝わってきます。しかしそれはもしかしたら同じように、祖父母側にとっても頭を悩ませている問題なのかもしれません。■みんながやってる「祖父母とうまくうまくやっていく秘訣」それでは、どうすれば義両親、実親とうまくやっていけるのでしょうか。▼衝突を恐れずにきちんと話し合う「意見の食い違いは多いし、子育ての基本方針が真逆。お互いにぶつかり合いをしたら、『私が言い過ぎた。ごめんね』と義母が謝ってきました。義母はしゅうとめに子どもの世話を手伝ってもらっていたので、すべての子育てをほぼ1人でやっている私とは意見が合わないのは当然。いまでは無駄なもめ事はなくなりました」(北海道 30代女性)「ためになるアドバイスは盛大に感謝して、違うと思ったら我慢せずけんかになってでも『違う』と反論する。口を出していいラインをわかってもらうためには多少のけんかも必要」(北海道 30代女性)祖父母に対してはっきりと意見を言うのは気まずいと思っているパパやママは多いでしょう。ただ、集まった意見のなかには、そうした話し合いを通じて、解決に導いたという体験談もありました。お互いの性格や普段からの関係性がおおいに関係すると思いますが、一度「私たちはこう思っている」と意見をぶつけあうのも解決策のひとつとしてありそうです。▼祖父母の意見も認める「数十年生きた人間ですから、考え方が違ってあたり前だ と、ようやく心から理解して、親のやり方を受け入れられるようになりました。いまは『それはないでしょ(怒)』から『それもありか!(感心)』の間を行き来している感じですね」(宮崎県 30代女性)「子どもが小さい頃は義母との考え方の違いでイライラもしましたが、いまは子育てはいろんな答えがあるものなのだと理解し、こういう考えもあるんだと認められるようになりました」(兵庫県 50代女性)昔の常識といまの常識が異なっていることについては祖父母側に責任があるわけではありません。またパパママ世代が祖父母になるときには、また常識が異なっている可能性もあります。「意見が違う時は『病院で言われた』とか『保健師さんや保育園、学校などで言われた』と、他の人のアドバイスだと言うようにしてました」(茨城県 40代女性)祖父母の育児知識アップデートには、「私はこう思う」というよりも、病院の先生の話、育児書など「だれかに言われた」と言ったほうが、もめごとになりにくいですよね。その場に第三者を存在させることにより、祖父母と1対1の闘いに持ち込ませないという効果も期待できそうです。▼聞き流す、我慢する「義理の父は、『抱き癖がつく』とか『ハイハイは長くさせろ』とか言ってきて、正直イラッとしますが、年に数回しか会わないし、子育てをねぎらってくれるので我慢できる。逆にこれだけ口出せるってことは、ちゃんと子育てに参加してたんだなあと感心もしました」(神奈川県 40代女性)「私は親の言うことを気にしない性格。私の母は何かにつけて最低一言は言ってきますが、ともかくスルーです」(神奈川県 40代女性)「聞き流して戦いません」というコメントもありましたが、いちいち親に言われたことを気にするよりも、スルーしてその場を乗り切るというのもひとつの手ですよね。▼まずは自分の意見をしっかり持つ「考え方が違うのは当たり前だし、アドバイスと思って話は聞きます。でも育てるのは私なので、実行するかは内容次第。パパ、ママの意見がしっかりしていれば、何を言われても大丈夫だと思います」(神奈川県 50代女性)「それを受け止めて、自分たちで考えて子育てしていくものだと思います。 親だけだけでなく、友人でも、子どもたちが入園入学すれば、そこで関わる人たち、いろいろな人のいろいろな考えを聞きながら、自分たちなりに子どもたちを見守りながら、子育てしていくことが大事だと思います」(静岡県 60代女性)祖父母と親の間だけでなく、そもそも夫婦間、そして関わる友人同士でも、子育てに関しての考え方は違うでしょう。「自分の意見をしっかり持ちつつ、柔軟に回りの意見を取り入れていくことが理想」と考える人の意見には納得させられます。最後にこんな意見も紹介したいと思います。「以前、義母とさせたい習い事の種類が正反対。でも結局、『お互いに子どもの意思を尊重したほうがいい』と気づいてからは、いい関係です」(神奈川県 40代女性)一番大切なのは、主役である子どもたちの意思ですよね。まだ小さいうちは、なかなか子ども自身がどうしたいか、どうなりたいかというのははっきりしないため、大人がサポートしてあげる必要があります。ただ、子どもたちはきっと何かしらの「やりたい」、「やりたくない」というサインを日々発していると思います。だからこそもし意見が異なってしまったときは、目の前で子どもをいつも見ている親自身が「子どものために何が一番いいのか」を考えて決めていくことが大切だろうと思います。子どもの送迎や預かりなど恩恵を受けながら、口は出されたくないとしてしまうと、祖父母の貴重なアドバイスも受けられなくなってしまうかもしれません。ただ時代の変化によって、育児の考え方にはギャップが出ていることもたしか。そんな祖父母の育児知識アップデートにはコメントにあった方法も参考にできそうです。子どもを思う気持ちは、きっと親も祖父母も同じはずと信じたいところ。スルーしてみる、話し合ってもみる、ぶつかってみるなど、夫婦でも祖父母との関わり合いについて話し合いながら、お互いに気持ちよく子どもたちの成長を見守れる距離感が見つけられるといいですね。Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある?アンケート回答数: 5107件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年05月26日子どもが大きくなってくると、少しずつ社会性を身に付けていって子ども同士の関わりが増えていきます。その関わり合いのなかで、ときには子ども同士が喧嘩することもあるでしょう。そんなとき、親としては関与すべきかどうか、するとしてもどこまで関与すればいいのか、悩ましいところです。今回は、子ども同士の喧嘩について考えてみたいと思います。■子どもの同士の喧嘩。「親子で話し合う」が6割アンケートでは、子ども同士の喧嘩にどこまで関与するか聞きました。その結果、「子どもと話し合う」と答えた人が6割となり、子どもと話し合って解決を促している親が多いとがわかりました。また、「学校・園の先生などに話を聞く」、「相手のお子さまや相手の親と話し合う」と答えた人も2割を超えていて、親以外が介入する場合もあるようです。Q.お子さま同士の喧嘩…どこまで関与する?お子さまと話し合う 60.0%学校・園の先生などに話を聞く 22.4%関与しない 8.0%相手のお子さまや相手の親と話し合う 5.4%その他・わからない 4.2%一方、「関与しない」や「その他・わからない」と答えた人はあわせて約12%にとどまり、9割近くの親が何らかの形で子ども同士の喧嘩に関わっているようです。■「まずはわが子の話を聞く」その裏にある親の思いは?6割の親は、まずは子どもと話し合うと回答しました。その思いはどんなところにあるのでしょうか。「口を挟まず、まずはわが子の話をじっくりと聞きます。そして信じてあげること。親子の信頼関係がちゃんと築けていると、子どもは悪い事も含め正直に話してくれます」(千葉県 40代女性)「話を聞くことは大切。ただ、言い分を100%信じたり偏った見方をしたりはしないように心がけています」(千葉県 40代男性)「普段からの子どもの様子を見て少しおかしかったら話しかける。または向こうから話しかけてきたらじっくり聞いてあげる」(茨城県 40代女性)親がまずしていることは、「子どもから事情を聞く」ということ。とくに小さいうちは、「親に自分の気持ちをわかってほしい」という気持ちも強いように感じます。だから気持ちに共感したり、ただ話を聞いてほしいだけということも多いかもしれません。このほか、「“おはよう、ごめんねをセットにすると素直に謝れるよ”などとアドバイスする」、「子ども同士で解決できそうなら首を突っ込まない」という意見もありました。もちろんそれでは解決しないこともあるでしょう。親としては、その話の内容を踏まえて、その次にとる対処の仕方を決めているようです。子どもの話だけを聞くと、「うちの大切な子が…」と、つい守りたくなってしまう気持ちが沸きあがるのはどの親も同じ。ただ、そうなると喧嘩の本質や解決は難しくなってしまうときもありそうです。子どもの話だけを無条件に信じるのではなく、客観的な視点をもつことも親には求められているように思います。ただ、子どもの年齢や性格によっては、子どもから喧嘩の内容を話してくれないことも。普段と様子が違っていたら声をかけるなど、子どもだからと言って無遠慮に聞くのではなく配慮も必要となってくるようです。■「学校に中に入って欲しい」親が期待していること喧嘩になったら、子ども以外に話を聞ける相手として、子どもの通う保育園や幼稚園、そして学校の先生たちがまず頭に浮かびますよね。さらには、当事者である相手の子どもや親と話し合いをするという人もいるようです。まずは喧嘩について園や学校に話を聞くという親たちの声を聞いてみましょう。「子どもの喧嘩に親が入ると、親同士でこじれる。子どもの受け止め方や相手の意見も聞くため先生に中に入ってもらいました。子どもの言い分と相手の言い分は違うことが多いので」(宮崎県 50代女性)「わが子はやられる方で、帰り道にカバンを引っ張られることが続いたので、学校の担任へ連絡をしました。次の日、担任からその子へ注意してくれておさまりました。まだ1年生なので、小さい事でも耳を傾け対処できることはしています」(北海道 40代女性)「息子が幼稚園のとき、3~4人のグループからいじめられていました。ある日顔に大きな傷をして帰ってきました。そこで幼稚園の先生に、『息子も含めて園児たちの行動を良く見てほしい』とお願いに行きました」(千葉県 50代男性)「子どもの話を聞いて、場合によっては先生に報告します。嫌なことを言われてからかわれたのが、本人にとってはとてもつらかったようです。先生方も、すぐに対処してくれて本当に感謝の気持ちで一杯でした」(福島県 40代女性)どの親も、いきなり園や学校へというよりも、事実を把握したあとで学校に事情を聞き、関与の必要があればお願いするという対応をとっているようです。「親が介入することで問題を大きくしてしまうのではないか」、「でも子どもだけでは解決は難しい」といった揺れる思いを抱えた親たちが、園や学校に対応を希望しているという状況がわかります。そのほか、「子どもの話は聞くが、自分に都合の悪いことは言わないし、話も曖昧(あいまい)なので、学校や園に状況を聞く」という声もありました。子どもがまだ幼い場合や、本当のことを言っているかわからない場合に、先生たちの助けを得たいと考える親は多いようです。実際に筆者の小学1年生の長男が、弟と兄弟喧嘩をしたときに自分に都合のいいように嘘をつくことが最近あります。それも成長の証、そうした知恵がついてきたのだなと思います。しかし反面、友だちと喧嘩になったときには注意して様子を見なければと思いました。自分の子どもの言葉を信じたい気持ちはもちろんありますが、「一度先生の意見を聞いてみる」もモヤモヤを抱えたままよりは、ひとつの策として有効かもしれません。■喧嘩した相手の子や親との話し合いで解決するためにはまた、なかには喧嘩相手の子どもやその親と直接話をしたという方もいました。「喧嘩した子同士に話を聞いてから、親としてアドバイスを出してあげる。解決しないときは、お互いに謝らせる」(北海道 40代女性)「子どもは嘘をつくものです、そして素直です。基本的に“喧嘩は両成敗”と思っているので、相手と相手の親も交えてみんなで話をするべきだと思います。 親なら『自分の子どもがされたこと』だけでなく、『してしまったこと』も知っておくべきだと思います」(徳島県 30代女性)「親がすぐに出て行ってもわからないことばかりなので、両方の話を聞いてから考えます! 子ども同士の話し合いも大切だと思うし、仲直りがしたければ話し合いのなかで、素直に“ごめんなさい”と言う言葉が出ると思います。だから見守る気持ちも大事だと思います」(神奈川県 30代女性)多かったのは、「自分の子どもと相手の子どもの両方の意見を聞いて、解決に導く」という声でした。相手の親子との関係によってはそれができない場合もありますが、普段から交流があれば、そうした機会を持つのもひとつの選択肢ですよね。お互いに言い分は違っていても、意見をすりあわせることができていけば、仲直りに向かう道しるべとなるかもしれません。■「子どもの喧嘩は子ども同士で解決」関与しない親たちの思いとは一方、子ども同士の喧嘩には関与しないという親の声も寄せらました。「木の上から立って見ると書いて“親”です。のこのこ木の上から降りて手をかけるような真似はしません。話くらいは聞いてあげます」(埼玉県 40代男性)「子ども同士の喧嘩は、子ども同士で解決させる。それも勉強です。何でもかんでも親がしゃしゃり出て解決しないと困るようじゃ、情けない」(北海道 40代女性)「基本子どもの揉め事には関与しません。『手を出されても、自分から出すことは絶対しない』ということだけ徹底しています」(鹿児島県 30代女性)「子ども同士の喧嘩は、自分たちで解決するようにさせています。大人が関わると話が大きくなったり揉めたりするし、大人にばかり頼ってしまうと困るので。自分で考え解決できる力を身につけてほしいです。その後のフォローはきちんとします」(石川県 40代女性)関与しないという親も、その多くが子どもたちのために、「あえて喧嘩に介入しない」と決めていることがわかります。また、基本的には関与しないが、「内容や年齢、怪我の度合いや相手の親による」という声もありました。けがをしたり、させてしまった場合、相手の親が介入してきた場合などは、対処法を考えるという親もいるようです。また、「子どもの社会が構築されているところに親が出ていくと、子どもが迷惑する」という声も寄せられていて、子ども自身の生きていく道をあえて邪魔しないという考えをもとに、喧嘩の行く末を見守る親の愛情が感じられます。■「いじめ」と「喧嘩」の違いは? 親はどう関わればいいのかさまざまな意見が寄せられた、子どもの喧嘩にどこまで親が介入するかという今回のテーマ、正解はあるのでしょうか。「いじめと喧嘩は別物です。喧嘩や子ども同士のトラブルだったら、まずはわが子の話を聞いて、その上で学校担任へその日のうちに電話して、相手の子にも事情を聞いてくれるようお願いします。いじめだったら逆に最初から親が入らないと解決しません。ただ、いずれにせよ冷静に対応しないと。わが子を信じることも大事ですが、相手の子の話も聞かないで自分の言い分ばかり押し付けてはいけないと思います」(山形県 40代女性)「基本は子どもの話を聞きながら、そっと怒りを鎮めたりアドバイスをしたりして、極力本人が解決できるように後押しですね。話を聞くだけだと、“自分が100%正しくて間違っていなかった”と、思い込んでしまうからです。また、親同士は、普段から話しやすいように顔を合わせたら挨拶をして、雑談できるくらいに心掛けています。これも何かあったときに相談や話し合いをしやすくするためです」(神奈川県 40代女性)「子ども同士の問題は、子ども同士で解決できるようになるのが一番いいと思います。ただ、トラブルがあったときには、わが子以外からも情報を集められるように注意しています。普段から、子どもの友だちや、お母さんたちとも気軽に話せる関係をつくっておくこと、わが子がほかの子に何かしてしまったときには、些細なことでも早めに相手に連絡を取っておくように心がけています。『こんな事があったみたいなんだけど、聞いてる~?』などの事実確認をすることで、双方の情報を共有できたり親同士で子ども同士のやりとりを見守ることができると思います」(北海道 40代女性)ここまで、子どもの喧嘩への親の関わり方について考えてきました。さまざまな声が寄せられていて、同じ親とはいえ、いろいろな価値観が存在しているのだと実感させられます。まずはそうした価値観の多様性を認めたうえで、子ども同士の喧嘩をどう受け止めてあげればいいのか考える必要性がありそうです。また、喧嘩に関与する場合には、「喧嘩の当事者はあくまでも子どもたち」というスタンスを持つことが必要ということがアンケートのコメントから伺えます。子どもがどう解決してほしいと願っているのか、また親が出る場面なのかなどは、慎重に見定めることも大切な要素なのかもしれません。ただし、喧嘩といじめはあくまで別物。いじめだったときは、さらに慎重に、でもできるだけ早く、子どもが親の助けを必要としているかどうか、学校に相談に行くかなど見極めないといけないでしょう。子どもたちが今後社会に出ていくとき、意見が異なる人、嫌なことをする人にはきっと出会うでしょう。そんなときにどう解決すればいいのかを子ども時代で学べていることも、大人になって対処するときに役立つと思います。スルーしてやりすごす力、自分の気持ちを言う力など、対応は子どもの個性によっても異なるでしょう。社会に子どもを送り出すために何ができるかは、親としても大事な課題となりそうですね。どのレベルであれば親は関与した方がいい、もしくはそもそも介入するべきなのかは、はっきりとした答えは導き出せないのだろうと思います。でも喧嘩になる、ならないといった状態の前から、子どもに寄り添うこと、何かあったときは相談体制が取れるということを感じていてもらうことが、普段から親にできることなのかもしれませんね。Q.お子さま同士の喧嘩…どこまで関与する?アンケート回答数: 10932件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月28日子どもの習い事は、ママ同士の話題にもよくあがります。4歳から小学2年生までの4年間、7つの習い事にトライしてきた息子。現在は、3つの習い事に落ち着きました。子どもの関心、親の期待、どちらもキーとなる習い事選び。今回は筆者の失敗談から、自信につながる習い事についてお話しします。失敗談1.レッスンについていけず、すぐ「辞めます」宣言…息子が4歳のとき、普段から、音楽に合わせて楽しそうに踊っていたので、習い事としてダンスをすすめてみました。ダンススタジオを探し、体験レッスンでの「楽しかった!」との一言に、迷わず入会を決めました。しかしその後、振り付けの難しさについていけず、息子は恥ずかしそうに見学するだけ。できない→恥ずかしい→参加したくない、という気持ちを言葉で伝えられなかったようです。そこをうまく汲み取ってあげられず、筆者はレッスン中に「やりたくないなら、いつでも辞めていいんだよ」と言ってしまいました。すると、息子はすぐさま「先生、ぼくは今日で辞めます」と、いきなりの「辞める宣言」。結局3か月も続きませんでした。そんな息子ですが、小学1年生の運動会では、リズムダンスのリーダーを務めました。本人は「ダンス習ってたもん!」と誇らしそうでしたが、親としては、あの時きちんと息子と話し合いができなかったことを反省しています。その反省は、「子どもの習い事の意思決定は、親子でよく話し合った上で行う」というわが家のルールになっています。失敗談2.習い事が多いと家計を圧迫息子が年長の時に、下の娘が入園。2人とも園の課外教室に通っていました。息子には小学校入学前に、大の水嫌いを克服させたく、水泳を習わせたいと思うように。対象年齢やレベルによってクラスが分かれていることもあるので、2人同時に通えるよう、幼稚園児クラスを探しました。正直なところ、2人分の入会金や月謝は、負担がありました。それに加えて、娘はバレエとチアダンスに興味があり、全部やらせてあげるには、スケジュール管理と月謝が悩みの種に。2人分の保育料だけでも家計を圧迫していたからです。充実のレッスンが安く受けられる「キッズプログラム」の利用そんな時に見つけた、区営スポーツセンターの「キッズプログラム」。ジャンルが幅広く、どれも3か月ワンクール。都度申し込みができることが何よりの魅力でした。入会金はなく、3か月分をまとめて支払いますが、1回当たりのレッスン料は1000円前後。この「キッズプログラム」を利用し、幼稚園児クラスのスイミングに入会。別の曜日に息子は器械体操、娘はチアダンスを。夏休みや春休みには、数日間の短期コースも設けられていたので、娘はバレエ初級にもトライ。気軽にお試しができたので、子ども自身がやりたいこと、やれることを考えることができました。市町村や区でいろいろなプログラムがあるので、試してみたい習い事を探してみてはいかがでしょうか。習い事が自信につながる息子が小学2年生、娘が年長に進級するタイミングで引っ越ししたため、一旦2人とも習い事をすべて辞め、新生活に慣れるまでは、と見守っていました。転校から間もなく、息子はPTAのイベントで誘われた、ソフトボールチームに入部。キャッチボールもできない状態で、ついていけるか心配しましたが、夫のサポートもあり、上達しています。その後も、息子は計算好きを生かしてそろばん教室に、また、お友達に誘われて、テニススクールに通い始めました。新しい環境で自分の世界をどんどん広げているようです。特にそろばんでは、検定試験に毎回合格できることが、自信につながっている様子。夏休み、絵画にチャレンジした際、頑張っていることを描くように促すと、そろばんを題材に選びました。今でも習い事選びは難しいと感じていますが、その習い事を通して子ども自身の成長があり、親としての喜びや感動を味わうことができます。これからも、子どもたちがいろいろな世界を広げたり、深めたりできるものを探していきたいと思っています。 <文・写真:フリーランス記者よしだひろこ>
2019年03月15日子どもの幼稚園で、「しっかりしているな」と思う男の子がいました。その子のママとじっくりお話する機会があり、いろいろと尋ねてみたところ、「自分のことは自分でやる」ために、いくつかのことを意識してきたとのこと。そこから感じた子どもとの関わり方を紹介します。上履きや靴は自分で洗う「自分のことは自分でできる子」のママが、子どもに意識的にさせていたひとつ目が「上履きや靴を自分で洗う」こと。上履きや靴は幼稚園に入った年少のころから、お風呂場で自分で洗わせていたようです。うまくできなくてもいいからと、子どもには水遊びの延長として、汚れてもいいお風呂場で気兼ねなく靴洗いをやらせるうちにうまくなったとか。上手にできないし、きれいにしたいからと、つい親が手を出しそうな時も、子どもに任せることで、「上履きや靴を洗うのは自分でするべきこと」との認識になったのだそう。わが家では親がやるほうが早いしきれいにできるからと、洗ってしまっていたので反省し、もう小学生の子には自分で洗ってもらうようにしました。幼稚園の下の子はまずは教えるところからはじめる予定です。幼稚園や学校の準備は自分でする2つ目は「幼稚園や学校の準備は自分でする」ということ。年少さんから意識して自分でさせていたという話を聞き、とにかく登園することだけに注力していた私は感心しました。入園したばかりや入学したばかりの時は、親が一緒に確認してあげる必要がありますが、いつまでも「親が一緒に」だと子どもがひとりでできるようになりにくいもの。忘れ物が怖くて、という思いはあったようですが、徐々に自分で準備したものを親はチェックするだけになり、ステップを踏んで自分の準備は自分でできるようになったのだとか。ポイントは前日に余裕をもって準備をさせることだそう。わが家では小学生の子もいまだに当日の朝から準備していることも。「今日これが必要なんだけど…」と騒いでいることもありますが、当日の朝に言われても準備できないものもありますよね。自分の汚したものは自分で運ぶ3つ目は「汚れた服やお弁当の袋などは自分で洗濯かごに持っていき、弁当箱や水筒は自分でシンクに運ばせる」こと。これはわが家でもやっていることなので、「できているぞ!」と嬉しく思いました。自分ですべてこなすのは時間がかかりますが、時間に追われる朝と違って、用事などなければ焦ることもないので、じっくり任せて見守ることができる分、ハードルが低いかもしれません。子どもなので気分にムラがあることも。やる気が起きないようなときには、親が全部やってあげるのではなく、「どこまでなら自分でできそう?」という感じで聞いてみるといいようです。親がさっさとやる方が早いし、まわりを汚したりしないし、忘れ物して恥ずかしい思いをしなくて済むしと、つい手を出しがちな場面で、ぐっとこらえて、小さな頃から「自分のことは自分で」させていくこと。それを小さな範囲でも続けていくことが大切なんだなぁと思いました。<文・写真:フリーランス記者結生>
2019年02月25日数年前から「毒親」という言葉を目にする機会が多くなりましたよね。「毒親」とは文字通り、子どもにとって毒になる親のこと。いわゆる、虐待する親などを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、子ども対して精神的にプレッシャーをかけたり、暴言を吐いたり、気分で振り回したりするのも「毒親」のようです。■あなたの家は大丈夫?家族の問題は、他の家と比べるのが難しいので、傍から見れば「毒親」でも、当の子どもは「これが普通」と思い、気づかないまま大人になるケースも多いもの。また、大人になってからも「毒親」に支配され続けるパターンもあり、そういう女性は恋愛や結婚をするうえで支障が出るという話も……。そんな「毒親」にまつわる本をご紹介しますね。あなたの両親は、毒親ではないでしょうか?■毒親の娘は自己肯定感が低くなる?『母がしんどい』(KADOKAWA)まず「毒親」の本と言えば、漫画家の田房永子さん。「毒親」関連の著書が多く、自身が親になってからも、子どもに対する自分の行動に苦しみます。そんな田房さんの代表作は『母がしんどい』(KADOKAWA)です。かわいい絵柄のコミックエッセイで読みやすいのですが、内容は壮絶。幼少期から社会になるまでの、母親の数々のエピソードが書かれています。個人的に強烈だったのは「ブラジャーを買ってくれない」(要は娘が年頃になることを認めない)というお話。「アルバイトや学校行事を邪魔され、参加できない」「娘の友達と仲良くなろうとする」などもびっくり。でも田房さんは、母親を嫌うなんて自分がいけないんだ、と罪悪感を持ってしまい親から離れられないのです。「バカ」「ブタ」といった暴言を吐かれても自分を責め、自己肯定感が低くなった彼女……。自己肯定感が低い人は「自分には人から愛される価値などない」と思い込む傾向があって、相手の好意を信じられなかったり、素直に愛情表現できなかったりしがち。だから恋愛下手な人が多いと言われています。また、親から認められる異性と結婚しなければ、という強烈なプレッシャーにさらされるようです。自分の親ももしかして?と思っている人にとってこの本は、何らかの気づきを与えてくれるかもしれません。■母娘は女同士だからこそ難しい『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)2冊目は、精神科医・水島広子さんの著書『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)。全8章で構成され、毒親の実態を論理的に説いている本です。症例も豊富で、「毒親」の被害にあっている当事者のケアだけでなく、親サイドの原因も分析。そして「毒親」に育てられた子どもの心のケア方法、問題の手放し方などにも言及しています。第6章の「こじれる母娘問題の『女』について」では、母と娘がまさに「女VS.女」の構図になっていることを解説。ここを読んで、娘の結婚には、少なからず母親が影響を与えていることがわかりました。「毒親」の存在に心を痛めている人は必読。「毒親」とは何かを学ぶのにもおすすめです。■恋愛下手な理由がわかるかも両親が「毒親」とまではいかないまでも、自分の恋愛観や結婚観に親が影響を及ぼしている、と感じる人はぜひ一読を!あなたの恋愛や婚活がスムーズに進まない理由が見つかるかもしれません。
2018年12月11日最近「毒親」本は相次いでベストセラーになり注目を集める「毒親」ですが、毒親はアダルトチルドレンの原因になったり、毒親の子が毒親になったりと長期に渡って影響を与える深刻なものです。毒親になっていないかのチェック方法から、毒親の与える深刻な影響、毒親の子が毒親にならないための方法専門家の意見を伺ったママテナの記事からまとめました。●「毒親」とは?「毒親」という言葉を知ってますか?毒親とは、子どもを自分の思い通りにしようとし、暴力や虐待、過度の干渉などによって支配下に置こうとする親のことです。子どもにとって「毒」になる親ををこう呼ぶそうです。どんなママが毒親になってしまうのか?子供が成長してアダルトチルドレンになってしまう原因も毒親にあるといいます。しかし、毒親は実は子供の時の親の影響を受けた場合が多く、被害者が加害者になるという状況もあります…。▼続きはこちら▼●あなたは毒親になってませんか?良かれと思ってしている子どもへの激励や応援は実は自分自身の思いを押し付け、子どもを追い詰めて負担になっています。あなたの毒親度チェック、6つの質問に答える事で簡単に確認できます。▼続きはこちら▼●毒親が与える深刻な影響とは?毒親に育てられた子供が親になると、自分自身が否定されて育ったため、しあわせでないと感じ同じことをしてしまう、と専門家は指摘します。毒親チェックであてはまる項目が多かった場合、自分の子供を毒親にしないためにも、この毒親連鎖を断ち切る必要があります。その方法とは?▼続きはこちら▼●しつけのポイントは?毒親にならないようにしながらも、子供のしつけはしなくてはいけないママ。具体的なしつけの方法や、両親を見て学んだことなど、しつけにかんする記事です。▼続きはこちら▼
2018年05月27日先日最終回を迎えた2017年10月期のドラマ『明日の約束』(関西テレビ)では、過干渉などにより子どもを支配する「毒親」が登場して話題になりました。「毒親」に悩む人は実の母からの卒業が難しく、離れがたいという現実があるように思います。今回は、「毒親」ついて考えてみたいと思います。「毒親」ドラマが続々と登場した2017年「毒親」という言葉は、医療機関のコンサルタントのスーザン・フォワードが書いた『毒になる親 一生苦しむ子供』からついたもので、子どもを支配する、子どもに罰を与えるなどして、悪影響を与える親を意味しています。2012年に親との確執を記録したコミックエッセイ『母がしんどい』が多くの共感を集め、「毒親」の問題が多くの人に知られることとなりました。最近では書籍だけでなく、映画や漫画、そしてドラマにも多く登場しています。今年のドラマでは、『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK総合)や『過保護のカホコ』(日本テレビ)に登場する母親が「毒親」として話題になりました。どちらの母親も、娘が可愛いがゆえに自分と同じ苦労をさせたくないというような思いから過干渉になり、「毒親」になってしまっているというものでした。どちらのドラマでも母と子の折り合いがつかない現実が描かれ、母からの卒業を遂げるという結末になっています。子どもにとっては重すぎる毒親、その内容とはドラマ『明日の約束』は、井上真央さん演じるスクールカウンセラーの藍沢日向が、教え子の不可解な死を紐解いていくというストーリー。メインストーリーとして、教え子の男子生徒がなぜ死んでしまったのか、学校や部活でのイジメの疑惑や、不穏な交友関係、そして仲間由紀恵さん演じる母親の過保護すぎる行き過ぎた愛情などが描かれました。注目を集めたのは、物語の中に登場する手塚理美さん演じる主人公・日向の母親の毒親っぷり。その一部をご紹介します。母親が日向の小さい頃に強制していた交換日記のタイトルが「明日の約束」。これが子どもにとってはかなり重い内容です。今日も日向はママの言うことを聞けない悪い子でしたね。明日はちゃんといい子になりましょう。明日の約束。その1、ママがいいと言ったお友達以外とは遊ばない。その2、ママに口ごたえしない。その3、ママをイライラさせない。必ず守るように。ママは日向が大好きです。「日向はこれから、ママの言う通りに生きなさい。日向の読む本も、遊ぶ玩具も、お友達も、全部ママが選んであげる。日向にとって、それが一番正しいんだから。明日の約束。ママの言うことを疑わない。必ず守るように。ママは日向が大好きです」。「日向も今日から12歳。小学校も今年で最後ですね。でも、大きくなってもあなたはママの娘です。これからもずっとママの日向でいてね。明日の約束。日向はママを一生、愛し続ける。必ず守るように。ママは日向が大好きです」。出典: ドラマ『明日の約束』 ドラマでは、漫画やおもちゃを捨てさせたり、自分の気に入らない友達が来たら帰ってもらったりする母親の様子が描かれ、その様子には胸が痛くなるほどでした。日向は母親からの重圧に耐えきれず、12歳になった日を最後に、母親への返事を書くことをやめてしまいます。その後、自分を守るために腕を負傷し障がいが残ってしまった母親への罪悪感から、一緒に暮らすことをやめられなかった日向。社会人になっても毒親からの支配は続きます。「あ~いやらしい。ママに隠れてこそこそ恋人作って」。日向に恋人がいることを知らされていなかったと気づいたとき、大きな声で言い捨てた言葉です。母親は娘とは良好な親子関係を築けていると信じており、日向の心の傷については理解がありません。感情の起伏が激しく、気に入らないことがあると、とげのある口調で日向を攻め立てるのです。やっとできた毒親からの卒業は29歳エンディングで日向は、母親の呪縛から卒業を遂げます。12歳でやめた交換日記の返事を29歳になった主人公がようやくできるのですが、その言葉が印象的です。「私は大きくなってもお母さんの娘です。でも、ずっとお母さんのためだけに生きることはできません。……明日の約束 私は、私のために生きていきます」。出典: ドラマ『明日の約束』 ずっと「ママの日向」でいることはできないと、母親に「NO」をつきつけた形になります。このメッセージを告げて、日向は家を出て一人暮らしを始めることになり、物語は終わります。ありあまる愛情が引き金に…。毒親ドラマはまさに反面教師ドラマの主人公・日向は29歳でようやく母親と決別することができますが、おそらく何歳になっても母親との問題に悩む人はいるのではないかと思います。ありあまる愛情ゆえに、子どもたちの人生を知らない間に支配してしまう母親たち。このドラマはそんな母親に悩む人たちに勇気を与えてくれます。母親に支配されて生きるというのは、別の言い方をすると母親に守られて生きるということ。それはとても苦しい反面、安定もしているため、逃げ出しにくいといえるでしょう。卒業するタイミングがなかなか見いだせず、何歳になっても母親に依存してしまう人は少なくありません。母親との関係性は非常に複雑なものです。日向の母親は、自らが子どもにとって「毒親」にならないための反面教師でもあるように思います。筆者も2児の母ですが、愛情を掛けることは、子どもを支配して全部道を作って決めてあげることではないのだなと改めて気づかされました。「私のために生きる」と宣言した主人公のように、子どもが子ども自身のために進んでいける道を応援する母親でありたいものです。【参考リンク】・『明日の約束』公式サイト ※FOD、カンテレドーガで有料配信中
2017年12月28日自分の子供の行動や思考など、すべてを支配・コントロールしたがり、子供に依存してしまう親のことを毒親(毒になる親)と呼ぶのをご存知ですか?毒親に育てられた子供は、精神的にも悪い影響を受けてしまい、将来的に幸せな恋愛ができなくなる傾向があるようです。「私はただ一生懸命なだけなのに、なぜか幸せで安定した恋愛ができない」と悩んでいるあなた。もしかするとそれは「毒親」のせいかもしれませんよ。今回は、毒親育ちの恋愛事情についてご紹介しましょう。子供の自己肯定感を奪い、人生を支配する毒親とは、肉体的な暴力やひどい暴言や否定の言葉をくり返すことで、子供の心を傷つけながら、子供の心も人生も支配しようとする親だそうです。しかし、トラウマになるような大きな虐待などがなかったとしても、親が子供を否定し続けたり、子供の意見を認めてあげなかったりすると、その心の傷が子供の将来に深く大きな影響を与えてしまうことがあります。例えば「あなたはブスね」「あなたって友達に嫌われるタイプね」「あなたはどんくさいから、周りの人に迷惑がられるでしょうね」などと親からネガティブなことばかり言われると、子供は「私はブスで嫌われもので迷惑な存在なのだ」と無意識のうちに思い込むようになり、自分のことを肯定できない大人に成長してしまいます。つまり親の心無い言動によって、子供の自己肯定感は大きく壊れてしまうのです。また毒親は子供を支配したがるため、友達付き合いや趣味、着る服や就職先にまで口を出し、自分の思い通りにしたがるようです。もちろん、娘の恋愛にも口を出します。「医者でないと認めない」「○○大学以下は認めない」「同居してくれる次男でないと許さない」などと条件をつけることもあり「子供の自主性に任せて、見守る」ということはできないのが毒親です。なぜ毒親育ちの女性の恋愛は上手くいかないのか恋愛においても、幼い頃に毒親によって「自己肯定感」をめちゃくちゃに破壊されてしまった女性は、男性に対しても「自分は愛される価値がない」と思い込んでしまいます。ですから常に相手の気持ちが信頼できず、今相手が何をしているのか、本当に自分のことが好きなのかを常に確かめたがるなどの束縛をしてしまい、男性から重たがられて捨てられたりします。また、彼が本当に自分をどこまで愛してくれているのかを確かめるために、彼にモラハラ発言や暴力をして振り回してしまう女性もいるようです。親から無償の愛を貰えずに育った毒親育ちの女性たちは、男性からの「無償の愛」も信じることができず、いつも裏を探ってしまう傾向にもあります。そのままの自分に自信が持てないので、相手に少しでも好かれるよう、見捨てられないようにと、過剰に尽くしてしまったり、相手好みの顔に整形したりするなど、極端な行動に走ってしまうこともあるようです。このように、毒親育ちで、無償の愛や親に認められ、尊重されるという経験がない女性たちは、穏やかで安定した恋愛がしにくくなってしまうというわけです。娘を束縛して、幸せを邪魔することも!毒親は、子供を束縛し、支配していると同時に、子供に依存しています。つまり子離れできていないのです。娘が交際相手と順調に行っていると「私の面倒は見てくれるの」「あなたが出ていったら、誰が家事を手伝うの」「ここまで育ててやった親を置いて、遠くに嫁ぐことはないでしょうね」などと精神的なプレッシャーをかけ、娘に「幸せになることへの罪悪感」を持たせることもあります。毒親は口では「子供の幸せのため」と言っていても、結局は自分の思い通りにしたい、自分を尊重してほしいというエゴのかたまりなのです。自分を大切にすることが幸せな恋愛への第一歩幼い頃から1番身近にいた親が毒親だった場合、子供の未来にどれだけ多くの悪い影響を及ぼすかお分かりいただけましたでしょうか。しかし、いまさら親に「あなたのせいで私はこうなったのよ!」「もっと私を認めてほしかった!」などとクレームを入れても仕方がないかもしれません。そんなあなたの気持ちすら、毒親は否定するかもしれませんから。あなたの過去のトラウマを癒すのは、あなた自身です。親から言われたことは「親が思っていたこと」であって、真実ではありません。あなた自身には、かけがえのない価値があります。自分をもっと大切にしましょう。「こうしたら他人(親)はどう思うだろうか」と考えるのではなく、あなた自身がどうしたいのか、自分の心に聞いて、従ってあげましょう。これをくり返すことで、少しずつ、あなたは自己肯定感を取り戻すことができるのではないでしょうか。自分を大切にできるようになって初めて、他人を大切にでき、幸せな恋愛を出来るようになることを忘れないでくださいね。
2017年05月17日多くのママさんは、「私は子どもと、ちゃんと一緒に遊んでいますよ」と言うでしょう。でも本当に「一緒に」遊んでいますか? 最近増えている、ママと子どもの関わり方の傾向と、幼児期の遊びと子どもの発達についてまとめました。これって本当に「一緒に遊んでいる」?子どもが幼稚園や保育園に行くまでは、家庭で過ごすことが多いですよね。その期間の子どもはママと一緒に過ごす時間が一番長いもの。今日あった出来事を「こんなことをして子どもと一緒に遊んだのよ」と友だちや家族に報告をする人もいると思います。でも、少し振り返ってみてください。あなたは本当に、子どもと「一緒に」遊んでいると言えるでしょうか。たとえば、絵本を読み聞かせる、一緒にブロックやおもちゃで遊んで過ごす。これならは本当に「一緒に」遊んでいるのだとわかります。ところが、携帯やスマホが生活に浸透してきた現代では、年齢に関わらず、それらを四六時中手放さない人も増えました。そのため、スマホをいじっているママの横で子どもが1人でおもちゃ遊びをしているだけ、テレビやDVDを見ているだけ、ということも少なくありません。実際にママたちに聞いてみたところ、「10代の子どもとファミレスで真向かいに座っているのに、それぞれがスマホやゲームをいじっていて会話はない」「ママは本を読んでいて、子どもはママのスマホでゲームをしている」「ママはテレビを見ているけれど、子どもはママのスマホでインターネット動画を見ている」「ママたちはおしゃべりをしていて、子どもたちはその近くで好きなことをして遊んでいる」といったコメントが続々出てきました。先ほども言ったとおり、「一緒の空間にいれば一緒に遊んでいる」わけではありません。このように、「一緒に遊んでいる」と言うものの、実情はどうなのかわからないケースが最近増えているようです。幼児期の母親との絆について保育士経験が30年以上ある方にお話を聞いてみたところ、「幼児期に母親(や家族)と会話をすることはとても大事」と話してくれました。たとえば、ずっとテレビを見ていて耳だけで言葉を覚えているのと、会話を交わして言葉を覚えていくのとでは随分と違うというのです。後者のケースよりも前者のケースはだいぶ「受動的」です。同じ言葉を覚えるのでも、一方的にテレビから流れてくることを聞いているのと、人と会話を交わすことで言葉を覚えていくのとではだいぶ違うということなのです。一緒に遊ぶことで、自然と親子の間には会話が生まれます。たとえ相手が赤ちゃんであっても、親は話しかけますよね? こうした関わりが、長い目で見ると子どもの発達に影響を与えることになるようです。子どもの脳の発達のピークは8歳文部科学省ホームページには、前頭連合野の感受性期(臨界期)は、シナプス増減の推移から推論すると8歳くらいがピーク出典: 平成17年度学校法人の運営等に関する協議会配付資料 [初児—4] 3 本検討会の提言等—文部科学省 という記述があります。わかりやすく言い換えると、「子どもの脳の発達は8歳くらいがピークである」ということです。また、情動は、生まれてから5歳くらいまでにその原型が形成されると考えられるため、子どもの情動の育成のためには乳幼児教育が重要である出典:同上という記述もあります。これらはすなわち、5歳くらいまでの間に愛情を深め、心を育てるための教育をすることがとても大切だということ。こうしたところからも、幼児期に子どもと一緒に遊ぶことがどれほど大事なことなのかがわかるでしょう。四六時中一緒に居られるのはこの時期だけ!スマホのゲームやママ友とのLINEの続きが気になる、一緒に遊ぶのも少し疲れるなあ…。そう思うこともあるかもしれません。ですが、子どもと一緒に居られる期間は意外と短いのです。幼稚園や学校に行くようになったら、親が「一緒に居たい、遊びたい!」と思っても遊べなくなってしまうもの。今は、子どもとずっと一緒にいられる貴重な時期。そう捉えて、いま一度「子どもと一緒に遊ぶ」ことの大切さを見直してみてはいかがでしょうか。(八湊真央<フォークラス>)
2016年03月15日