娘が本好きに育ってくれたのは母が「女優」になったから!?
声色を変えた以外にも、間(ま)の取り方も工夫しました。おしりたんていにはクイズも入っているのですが、TVを見るとシンキングタイムが取ってありました。それまで何となく読み進めていたのを、おしりたんていの声で「〜でしょう?」と聞いてから、子どもの答えを待つようにしたことで、一方的に読むだけでなく、聴衆参加型の読み聞かせに変貌しました。
新しい読み聞かせから2年、小学生になった長女
私が「女優」になっての読み聞かせをはじめて2年ほどがたちました。
長女は小学生になり、重いランドセルを背負って長い通学路を通っています。それにも関わらず、うれしそうに図書室の本を借りて帰る日々。図書館は私に連れて行ってもらわないと行けない距離なので、気軽に通える小学校の図書室は娘にとって天国のようです。
ある日ふと、娘の国語のノートをのぞいたところ、本を読むことが好きなことについて書かれていました。
「ほんをよむと、じぶんもほんのなかにはいったきがするからです」という感想を読んだ時に、これまでの読み聞かせの時間が実を結んだ気がしてうれしくなりました。
本を自分で読むのも好きだし、ママに読んでもらうのも好きな長女。これからもママは女優になって、読み聞かせの時間を楽しもうと思います。
<文・写真:ライターふたえにじ>