「離乳食が進まない!」頭でっかちママの自信を打ち砕いた半年の経験
悩んでいた私に向けて、小児科の先生が言ったひとこと
今思うと大げさな気もするのですが、当時の私は、「このまま娘がご飯を食べられなくなったらどうしよう」と、真剣に悩んでいました。
そんなとき、いつものように娘のおなかの調子を診てもらうために小児科へ。
そこで先生に離乳食について話をしたところ、「1歳で3食食べられるようになればいいよ!」とあっけらかんと言われたのです。
当時は、重苦しい気持ちはすぐにはなくならず、この言葉に大いに励まされたというわけではなかったのですが、「もしかして私は1人で悩み過ぎていたのかな?」と、ようやく自身を客観的に見つめることができ、少しだけ気持ちがラクになったことを覚えています。
頭でっかちな自分に気づき、娘の身体と向き合うことに
その後、小児科の受診と服薬を続けながらも離乳食を続けました。娘が1歳に近づいた頃、私は「娘の消化器官は未発達で成長過程にいる、だから焦っても仕方がないんだ」と気づきました。
知識があったために、「こうあるべき」ということが先行し、その「べき」に自分自身ががんじがらめになっていたのだということも。
離乳食をスタートして、半年以上悩んできました。しかし改めて、大切なのは、マニュアル通りに進むことやほかの子どもの進み具合との差を見ることではなく、目の前の娘や身体の状態と向き合うことだと感じたのです。
このことに自分自身がしっかりと納得できたのは、1歳の誕生日を過ぎた頃だったように思います。
この間、離乳食の形状を無理に早めるようなことはしなかったものの、ひとりであたふたしてしまったこと、悩みすぎて食事の時間に笑顔がなくなっていたことを、娘に申し訳なく思っています。
少しずつ、目の前の娘の身体の状態にきちんと向き合えるようになっていきました
ひとりで悩まないことも重要です!
結果的に、娘のおなかがゆるい体質は1歳過ぎまで続きましたが、その頃には3食食べるリズムを作れるようになりました。
現在2歳9か月になり、「ほうれん草ヤダー」などとワガママも言いますが、基本的にはよく食べる子に成長しています。
離乳食が進まない、食べない、食べながら遊んでしまうなど、離乳食初期から完了までの約1年半の間、悩みは尽きないですね。
今回の経験で、離乳食奮闘中のママやパパに私が言えるのは、一人で抱えこまないでほしいということ。
振り返ると、もっと早い段階で小児科の先生や保健所、支援センターの専門家に相談すれば良かったなと思います。