子育て情報『優雅どころか…夫の海外赴任に子連れで行った妻のサバイバル術』

2020年3月17日 11:20

優雅どころか…夫の海外赴任に子連れで行った妻のサバイバル術

小学生の子どもは送迎が必要ですし、留守番は基本NGです。渡航したばかりで銀行やカードも私の分はすぐに作れませんでした。ガスや電気の請求は当然夫名義ですが、本人でないと問い合わせも受けつけてもらえません。
そして、宅配物は、日本のように時間指定ではないどころか、届かないなどのトラブルが相次ぎました。
また、学校への書類や、住宅の契約、現地の免許への切り替えや車検、インターネットの接続に携帯電話の契約なども、日本でもやや面倒なのに、言葉が通じない分、余計に負担は倍増でした。

夫に頼もうにも、夫だって新しい土地での仕事に必死で忙しい日々。日本の時間に合わせて仕事をし、かといって日本の休みが休みというわけではなかったのです。

海外のワンオペが続き、海外で家出をしたという話も

シンガポール、香港を経て、オーストラリアに赴任してきたママは、同じような海外のワンオペが続き、海外で家出をしたのよと話をしてくれました。

この話を聞いた時、私だけじゃなかった!と逆にホッとしたのを覚えています。
土地勘もなく、言葉だって不自由な上の海外で家出って、相当の度胸と覚悟です。「今思うとウツになっていたのね」と話していましたが、鬼気迫るものがあるほどに追い詰められる心理状態は私も体験しました。

「夫が忙しすぎて、赴任前に前任の方に話を聞きたかったのに、取り次いでさえもらえなかった」という私が感じていたのと同じ文句を、ほかの駐在ママさんも言っていたことで、この大変さは一般的なんだなぁと感じました。
そして、「そうか、この思いがいつかただのグチになるんだ」となんとか乗り切れたという部分もあります。
頼る身内もまったくいない海外って本当にサバイバルです。

海外赴任というと優雅なイメージだけれど…

優雅どころか…夫の海外赴任に子連れで行った妻のサバイバル術


私も海外赴任の話が来るまでは、「海外に赴任なんて高給取りで優雅な生活なんだろうな~」という勝手なイメージを持っていました。
けれど、準備に始まり、赴任時も帰国してからも出費がかなりの額になることに驚きました。
電化製品は電圧の関係で海外で使えず、けれど数年も倉庫に入れておくと使えなくなることが多いため、すべて捨てて買い直さなければなりません。
また、荷物の量なども制限があるので、家具一式、生活用品、学用品、それぞれ海外に行くときに買い替え、帰国する時にまた買い直す必要があるものが意外と多いです。
ちなみに、オーストラリアは物価が2.2倍以上と言われます。

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