2020年から幼稚園・小学校の学びはこう変わる!改訂のポイントを専門家と文部科学省に聞きました
「高学年は6時間授業の日がほとんど」などが挙がりました。
※2020年1/8~2/5あんふぁんWebで実施。有効回答数231人
● 外国語教育が小3から開始
昨年までは、小5から外国語活動に取り組んでいましたが、新学習指導要領では小3から外国語の音声に慣れ親しみ、小5から読むこと・書くことも段階的に学んでいくことになりました。自分の考えや気持ちを伝え合うという実践を通じてコミュニケーション能力の基礎を育むことで、中学以降の外国語学習にもスムーズに進んでいけることを期待しています。
● プログラミング教育
新学習指導要領の代名詞として注目されがちな「プログラミング教育」ですが、子どもたち全員にプログラマーを目指してもらおうということではありません。現代の子どもたちは生まれたときからスイッチ一つで動く電化製品に囲まれていますが、それらは「魔法の箱」ではなく人間が作った命令によって動いていることを理解すること、また、プログラミングに必要な論理的思考に触れることが目的です。
● アクティブ・ラーニング
授業を通じて学んだことを友達とディスカッションする、みんなの前で発表する、学んだことがどんな場面で役に立つのか地域に出て活動する、などの学びを「アクティブ・ラーニング」と呼んでいます。自分の考えや立場を明らかにし、異なる考えや立場を通じて視野を広げること、いろいろな教科で学んだ知識を関連づけて自分なりの考えを深めていけることを重視しています。
● 完全週5日制
改訂後の総授業時間数は小1で850時間、小6で1015時間。年間でみるとあんふぁんママ世代(昭和60年生まれ)と変わりませんが、週6日制(月1~2回の土曜日休み)と同じ時間数を平日5日に収めているので「平日が忙しい」と感じる人も多いようです。小1・2では理科と社会を統合した「生活」という科目がある、小3からは「総合的な学習の時間」があるなど、教科なども変化しています。
こちらも要チェック!小学校の授業を動画でのぞき見