ちょっとの工夫でこんなに違う 子どもの気持ちを切り変える言葉かけ
テレビやゲーム、スマートフォンなどに長時間触れて就寝時間が遅くなると、就学後に歯止めが効かなくなることがあります。
園時代にスクリーンとの付き合い方をきちんと導いてあげることは、正しい生活習慣にもつながりますよ。
パパ・ママ注意!やってはいけないNG声掛け
【1】突き放し言葉
子どもが感情的になってグダグダしてしまうと、つい突き放すような言葉を使っていませんか?
その子の存在を全否定する言葉はやめましょう。
[NGワード]
●「どこかに行っちゃいなさい」
●「あなたはもう、うちの子じゃない」
【2】過保護・過管理・過干渉
子どもにご機嫌でいて欲しいがために、先回りして手を出し、失敗を拭ってしまったりするのはNG。
失敗を経験しないで育つことで、自立心が育たず、感情をコントロールする機会を失ってしまいます。
「寂しい」以外の負の感情を持つことは、いけないことではありません。
その状態から学び、自分で気持ちを切り替えるチャンスだと捉えましょう。
【3】選択肢を与えるときは「没収系」ではなく 「収穫系・報酬系」
気持ちを切り替えるための声掛けとして、子ども自身が決められるよう、選択肢を与えるのは良いことです。
しかし、その内容が「片付けないと、捨てちゃうよ」という没収系はやめましょう。
注意する割に結局捨てられないことが多く、「ママは本気じゃない」と話半分で聞くように。
「片付けたら、ママと遊びに行けるよ」などの収穫系・報酬系にすると、子どもも受け入れやすいようです。
【4】物質的欲求を満たすのは、ほどほどに
おもちゃを買って~と言われるとつい買ってしまう…。
このように、物欲が満たされすぎると「言ったら願いがかなう」と考えるようになり、感情のコントロールが苦手になることも。
物を欲しがったら、例えば「お誕生日のプレゼント候補リスト」を子どもと一緒に作り、そこに書いてみましょう。
リストを作るだけで気持ちが一時的に満たされます。
そして誕生日前にそのリストの中から一つを子どもに選ばせるようにしましょう。
頑張るママ・パパに佐藤さんからエール!
園という集団生活の中で、わが子だけが気持ちを切り替えられていない場面に遭遇すると、周囲の目が気になってしまうことがありますよね。
どうしてうちの子だけ…と自分を責めてしまう親御さんも多いようです。
でも、切り替えの得意・不得意は、生まれ持った気質が理由の場合もあるので、自らを責め過ぎないでください。