子育て情報『ちょっとの工夫でこんなに違う 子どもの気持ちを切り変える言葉かけ』

ちょっとの工夫でこんなに違う 子どもの気持ちを切り変える言葉かけ

そういうときは何を言ってもやめないし、自分のタイミングで終わりにしないと泣いて怒ります。
● 兄弟げんかをしたりママに怒られたりするとしばらくすねています。最近は「ママはもううちの子じゃない、出ていけ!」と部屋の角で座っています。仲直りだよと言っても拒否。「ママ1人でゲームしよっかなぁ」と言うと僕も!となるのですが、やめる時間を過ぎてもやり続けているとまたママに怒られ、そうすると…繰り返しです。
● 仲間に入れてもらえなかったり、おもちゃを貸してもらえなかったり、鬼ごっこで捕まったり…と自分の思いが、通らないと大声でわめき、八つ当たりがひどくなります。
● 子どもが眠いとき、疲れているとき、空腹のときなど、切り替えがうまくできません。

試してみよう!ケース別、気持ちの切り替え方
子どもの気持ちを上手に切り替えるために、声掛けはとても大切。

誰かに説得されると反抗したくなる心理を「心理的リアクタンス」と言います。
この心理を理解した上で、どういった言葉を掛けると良いのかを紹介します。

case.1
子どもが熱中していることを無理やり中断させられたとき、いつまでも機嫌が直らない

先々の良いことを想像して、今我慢するという「満足遅延耐性」力が、まだまだ低いのが子ども。
大人でも、ダイエットしているからとケーキを食べることを我慢できる人もいれば、できない人もいますよね。
子どもであれば、目の前にある好きなこと・楽しいことに流れるのは当たり前。
その方向を変えなくてはいけないのだから、少し言ったくらいですぐにやめられるわけではない、と理解しておきましょう。
その上で、声を掛けるときに気を付けたいのは、突然一方的に中断しないこと。まずは先を見越して前振りをしつつ、先々の楽しみを提示してみましょう。


[例]「18時からごはんだよ。タイマーかけておくから、鳴ったらテレビはおしまいね」
→タイマーが鳴る5分前に「あと5分でタイマー鳴るからね」と声を掛ける。このときは必ず、子どもと目を合わせて、聞いていることを確認しましょう。
→「18時だからテレビはおしまいね。きちんとごはんが食べられたら、食後に大好きなデザートがあるよ」

case.2
叱られると、いつまでもぐずぐずと気持ちを立て直せない

子どもを叱るとき、どんな言葉で叱っていますか?その子の行動を改めようとするあまり、子ども自身を否定していないでしょうか。

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