年長で小4の漢字が読める!?教えてないのに語彙を習得したワケ
最初は興味がなかったようで、手に取らなかったのですが、時期を見て辞書の引き方を教えると、徐々に調べるクセがつくように。幼児用の辞書はビジュアル情報も多く、眺めるのが楽しいみたいで今では辞書を読むようになりました。
お気に入りの辞書の選び方は「におい」
以前、読解力や読書感想文の記事でインタビューをしたお茶の水ゼミナール 秋元暁哉先生に、辞書の選び方を聞いてみました。
すると、面白い答えが帰ってきました。辞書の選ぶポイントは「におい」だそうです。
確かに辞書の紙質は独特で、特徴的なにおいがありました。私も使っていた辞書のにおいをなんとなく覚えています。
秋元先生いわく、感覚的に好きな辞書は自分にとって身近なものになる。
また、嗅覚とリンクすることで記憶に刻まれやすいのだとか。
まさに「体で覚える」ということでしょうか。
私が辞書選びで大事にしているポイントは、子ども自身がワクワクするかどうかです。
子どもと一緒に書店に行き、実際に手に取り、においを感じ、ビジュアル的にも「好き!」と思える辞書を選ぶとよいかもしれません。
辞書のような分厚い書物は、買ってもらったときに高揚するはずです。自分がほしいものを選んだ気持ちがあれば、辞書と友達になりやすいと思います。
2歳から小学校低学年まで!買ってよかった子ども向け辞書
実際に買ってよかった辞書を年齢別に紹介します。
【2歳〜6歳】「こどもことば絵じてん」金田一春彦(監修)出版社:三省堂
初めてのの辞書としておすすめなのが、絵じてんです。
イラストがメインなので、幼児期でも楽しんで見ることができます。絵と言葉をリンクさせられるので、言語吸収期にもとても重宝しました。
【2歳〜6歳】「こどもことばつかいかた絵じてん」金田一春彦(監修)出版社:三省堂
「こどもことば絵じてん」と同じシリーズです。「ことば絵じてん」は名詞・動詞の単語が中心ですが、「ことばつかいかた絵じてん」はフレーズが載っています。
形容詞や動詞、オノマトペなどを視覚的に理解できます。ひとつの動詞でもさまざまな使い方があることもわかりやすく解説されています。
【4歳〜】「ドラえもんはじめての国語辞典」小学館国語辞典編集部出版社:小学館
ドラえもん好きにはおすすめの辞書です。イラスト情報が多いので、辞書の難しいイメージが薄まっています。あらゆるところにドラえもんがいるのも楽しめるポイントです。