ネット依存にならない、かっこいいネットとのつきあい方 ネットのなかのトイレの花子さん
友だちのLINEやSNSで拡散された画像を見ることもあれば、友だちのスマホから見てしまうこともあります。あるいは友だちがいたずら目的で見せてくることもあります。親としては悩ましいところです。
友だちがいっしょに見ようって言ったんだもん
さて、わたしの子どもが小学生のときに「赤い部屋」というものがネットではやりました。サイトにアクセスするとポップアップ広告が出て、何度も消しているといきなり怖い画像がフルスクリーンで表示されるという、たちの悪いおどかし系のサイトでした。
わが家はパソコンがリビングにあり、親がいないときに子どもだけでは立ち上げないという約束があったことと、怖いものが苦手な娘だったので、自宅からこういうサイトにアクセスすることはありませんでした。また、なにかのはずみでアクセスしてしまってもすぐ消すという習慣付けをしておきました。心配なのは、自由にネットを使うことができる友だちの家でのネット利用。
友だちの家にお邪魔してそのようなことがあった場合どうするかということを親子で考えました。
そのときに出てきた案は
- 怖いサイトにアクセスしそうになったら、ちがう遊びに話題を変える
- 「ホラーサイト苦手なの。マンガ貸して」といってマンガを読んでやり過ごす
- 「そろそろ家に帰らないと」と言って帰る
といったものでした。
ホラーサイトの問題はわが家だけの問題ではないので、うちに友だちをよんで、なぜ子どもが怖いサイトを見てはいけないのかということを話したこともあります。
- びっくりしてしまう
- コンピュータウィルスがしかけられていて感染するとパソコンが使えなくなる
- 夜、夢に見てしまいトイレに行けなくなる
- 現実のことじゃなくてうそが多い
……こんな話をして子どもたちが自ら有害サイトを避けて欲しいと考えました。
SNSやゲームの影響力は大きく見過ごせない状況も……
悲しいことにローティーンの事件のなかには、ネットが引き金となった自殺やリストカットがあります。また、静かに子どもたちに広まりつつある「自殺チャレンジゲーム」という恐ろしいものもあり、海外では自殺例まであって問題になっています。ゲームのなか、もしくはSNSでさまざまな課題が与えられ、クリアしていくうちに自殺に追いやられていくという、とんでもないものです。
なんだか怖そうだけど、面白そう。どんなものかな?という好奇心だけで子どもがアクセスするのは本当に危険です。