PTA活動「できれば参加したくない」が65%。人間関係や非生産的な業務が多いことが要因か
編集部:学研キッズネット編集部
近年、共働き世帯の増加によりPTA活動が大きな負担となり、PTAの必要性の議論やPTA廃止の運動なども見られるようになってきています。そこで、お悩み解決メディアの「ここぶろ。」は、20代~50代のPTA活動に参加したことのある男女100人に、PTA活動に参加したいか、その理由と欠席するときのベストな言い訳についての調査結果を公開しました。
PTA活動調査概要
■PTA活動調査の調査期間と調査方法
PTA活動に関する調査は、2020年4月25~27日に20代~50代のPTA活動に参加したことのある男女を無作為に抽出して「ここぶろ。」が行いました。性別、年齢、PTA活動に参加したいか、参加したい・参加したくない理由、欠席時の言い訳についてネットリサーチの方法により調査を行いました。
■PTA活動調査にご協力いただいた方の属性
ネットリサーチにより回答のあった方の属性は女性が8割弱と、日本の社会構造上PTA活動を担う女性の割合が多くなっております。年齢は30~50代を中心に20代の方にもこたえていただきました。
【調査結果】PTA活動に参加したいか?
結果は約8割は絶対に参加したくない・できれば参加したくないと思っていることがわかりました。一方、参加したいと思っている方も2割ほどいました。
もっと詳しく年齢別に見てみますと、意外な結果が見られました。20代ではできれば参加したくないという方がすべてで、30代になると絶対に参加したくないという強い意志をもって参加を拒否される方が増える傾向にありました。40代、50代と年齢層が上がるにつれ、できれば参加したいという割合が増え、50代に至っては42%ができれば参加したいという考えを持っていることが分かりました。
PTA活動に参加したくない理由としては、無駄な会議など非生産的な業務が多いこと、そして保護者間での役割・責任分担でのトラブルが要因となっていることが分かりました。一方、参加したい理由としては、下記のような意見が上がりました。
【調査結果】PTA活動に絶対参加したくない理由(一部抜粋)
集まりに参加しても、議題と関係のないおしゃべりをしている時間が多く、結論に至るまでに時間がかかりすぎたり、役員かどうかに関わらず権力を誇示している方々がいて、基本的にその方たちの意見ややり方に従わざるを得ない状況になることが多かったり、その権力を誇示しているグループの方々の顔色をうかがっている人も多く、非常に雰囲気が良くないからです。