子育て情報『アスペルガーの息子が自分で考えた「人の名前の覚え方」が秀逸!』

2016年7月17日 11:00

アスペルガーの息子が自分で考えた「人の名前の覚え方」が秀逸!


新生活の一番のネックは「人の名前を覚えること」

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就職、進学、転居、転職―新生活を始めるとき、皆さんが1番気がかりなのはどんなことですか?

アスペルガーとADDを持つ私の頭にまず浮かぶのは「人の顔と名前を覚えること」です。

1週間毎日顔を合わせている人に「初めまして」と挨拶してしまうことはザラ。学校や職場で顔を合わせていた同級生や同僚が私服になった途端、いったい誰なのかわからなくなってしまうほどです。

短期記憶力が弱いのはもちろん、軽度の相貌失認があるのかもしれません。相手に関心がないから覚えられないというわけでなく、興味がある人のこともなかなか覚えられないからこそ辛いのです。

同じくアスペルガーでADDの息子も、やはり人の顔と名前を覚えるのが苦手。意気投合して仲良く遊んだ相手でも、顔と名前を1度で覚えられることはかなり稀です。

保育園のころも、10人前後のクラスメイトを覚えるのに何ヶ月もかかっていました。


http://matome.naver.jp/odai/2135911620952430101
人の顔が覚えられない「相貌失認」(失顔症)について知ってください


記憶には苦戦、でもなぜか余裕の表情。

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さて、4月から小学校に入学。クラスの人数は倍以上、20人超になります。

それについて不安はないのかと何となく聞いてみたところ、「まあ、何とかなるし、何とかするしかないでしょう」と、頼もしいような呑気なだけような言葉が返ってきました。

息子が余裕の表情を見せていたのもあり、私も大して心配はしていませんでした。

入学後、クラスメイトの顔は存外早く覚えられた模様。問題は名前。

「学校にいるときは名札があるから大丈夫なんだよねー。
でも帰ってくると忘れちゃうんだよなー」

と、苦戦気味の模様。それでも、

「保育園のときだって、すぐにではないけど覚えられたんだし、まあ大丈夫だよ」

息子がどう「大丈夫」なのかとワクワクしていた私は約1ヶ月後、予想外の対策方法を知ることになるのです…。


その手があったか!こだわりを活かした記憶術

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そしてゴールデンウィーク直前のある日のこと。学校から帰宅した息子は、満面の笑みで私にこう告げたのです。

「今日は○年○組○番の子と●年●組●番の子と3人で帰ってきたよ!」

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