2016年7月28日 18:18
「ママじゃなきゃ嫌!」に満足していませんか?親と子どもの共依存関係とは
普段、私は息子の触覚過敏に配慮して、息子が嫌がるような場所に触らなければならないときは、「今からここを触るけど、三秒で終わらせるよ」と言うように見通しをたてています。
ところが夫は、息子が「嫌だ嫌だ」と言うのを、「じっとしていなさい」と押さえつけてしまいます。これが、息子のパニックを誘発しました。
高熱のなか、息子が助けを求める声がずっと聞こえてきました。結局、一週間ずっと、息子の「ママがいいーーーーー!!!」「ママじゃなきゃダメーーー!!」という絶叫が止むことはありませんでした。
息子は、私がいなければずっと癇癪やパニックを起こす状態のままだったのです。
息子に必要なのは「ママ以外」との信頼関係。私が決意したこととは
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021004003
このとき私は初めて、息子のために頑張り続けてきたこと、息子と築いてきた強い絆は、信頼関係ではなく、依存関係だったと気づきました。
当たり前の話ですが、子どもは母親がずっと側にいて支援できるわけではありません。学校に通うようになったり、社会に出て仕事をするようになったとき、息子は私以外のたくさんの人たちと関係を築いていく必要があります。その人たちが息子の特性を完璧に理解して、対応できるわけではないのです。
この気づきを通して私は決意しました。
「私以外にも信頼できる人がたくさんできるように働きかけよう。私が倒れたら誰にも頼れないような状況は良くない」と。
今は、週末や長期休暇には、夫と息子で二人旅に行ったり、幼稚園の行事に夫が参加したり、親戚に何日か預けたりといったようなことを毎月のようにしています。「ママと違うやり方でも、なんとかなる」ということを、息子に体で覚えてもらうためです。
また、上の娘と私が二人で旅行に行くこともあります。
一人で頑張り過ぎているお父さんお母さんがいたら、ちょっと勇気を持って、もっと周囲に子どもを託してみませんか?
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