子育て情報『知能検査とは?知能検査の種類、受診方法など』

知能検査とは?知能検査の種類、受診方法など

被験者の年齢に応じて、

・児童版のWISC(Wechsler Intelligence Scale for Children、通称ウィスク)
・成人用のWAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale、通称ウェイス)
・幼児用のWPPSI(Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence)

の3つに検査の種類が分けられています。幼児用の検査としてWPPSIも存在しますが、幼少期は知的発達の変動や個人差の大きいため、あまり実施されません。

・適用年齢の範囲: WISC、WAIS、WPPSIそれぞれで異なる
・実施時間: WISC、WAIS、WPPSIそれぞれで異なる

田中ビネー知能検査V(ファイブ)は、日常生活において必要な知能と、学習する上において必要な知能の2つを測定します。子どもが興味を持てるように、検査に使われる道具が工夫されています。

難易度別に問題が分かれ、1歳級から13歳級までの各年齢の問題、成人の問題があることが特徴です。1歳級以下を対象にした検査では、「発達チェック」項目も設けられています。

小学校に就学する5~6歳の年齢にフォーカスをあて、特別な配慮が必要かどうかを判断するための「就学児版田中ビネー知能検査V(ファイブ)」という検査もあります。

・適用年齢の範囲: 2歳~成人
・実施時間: 60分~90分
http://www.as-japan.jp/j/file/rinji/assessment_guideline2013.pdf
発達障害児支援とアセスメントに関するガイドライン

http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cmsdata/9/3/b/93b453cf6d9185c85655b41d8526ec0e.pdf
山口県特別支援教育研修テキスト・マニュアル発達検査の活用

K-ABC知能検査は、子どもの知的能力を認知処理過程と知識・技能の習得度の両面から評価することが特徴の検査です。
検査結果からその子どもが得意な認知処理様式を見つけ、それを実際の指導・教育に活かすことを目的としています。

最近では、2013年に「日本版K-ABCⅡ」が刊行され、検査内容が大幅に変更されました。K-ABCⅡでは、適応年齢が12歳から18歳に変更され、認知処理の焦点が広がりました。

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