何度言っても伝わらないのはなぜ?中学生の息子に理由を聞いたら…
と聞くと、「言われたことを脳が考えようとしてるのに、それも待たずに次々と言うから、混乱しちゃうんだよ」と息子。
息子は注意をされる場面で、「ふてくされている」とか「返事がない」と思っていましたが、実は混乱しているだけだったんですね。妙に納得してしまいました。
息子にとって嫌な説教というのは、厳しさではなかった!
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説教の話で1人、思い出した先生がいます。
中学に入った息子が「すごく良い先生なんだよ」と教えてくれたのですが、その先生の評判を聞いて驚きました。学年で1番厳しい先生だったからです。
こんなに厳しい先生を気に入っているのはなぜだろう?不思議に思って聞いてみました。
「先生は厳しいよ、でも正論しか言わない。
どんなことを言われても納得してしまう。だから何を言われても大丈夫。僕がキライなのは、結論を出さずに話がどんどん変わっていく人。
最後まで一生懸命聞いても、最終的に何が言いたいのか分からない人の話は、説教じゃなくても、雑音にしか聞こえない。」
息子が苦手なのは怖い人ではなく、わかりにくい人だったんだ!目からウロコが落ちる思いでした。
「話しているうちに、あちこちと話題が変わったあげく、明確な結論が出ない」といった会話は、息子を最も混乱させるのだと、思っておいたほうが良さそうです。
息子が「お母さんの話も半分は雑音」と言った意味の謎が少し解け、気を付けるべきポイントも、把握できました。
「わかりやすいこと」が成長につながる
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この先生、実は音楽の先生です。この点も私にとっては意外でした。
小学校時代、音楽といえば息子が苦手な教科の1つでした。特に合唱は苦手で、毎回のように脱走!その様子から、この子は音楽に親しむことは無いだろうと思っていたのです。
しかし息子は、この先生が結成した合唱団に率先して入り、部活と掛け持ちしてまで、厳しい練習に参加しています。
先生からは音感の良さを評価され、見事パートリーダーを務めるまでになりました。小学校時代からは、とても考えられない変貌ぶりです。