小3の息子、些細なことで友達を突き飛ばす…攻撃的な自分に息子本人も困っていた
というのが理由でした。
近付いただけで過敏に反応するのは、落ち着けるスペースが人より必要だったから
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長男の理由はわかりましたが、他に根本的な原因があるのでしょうか?気になった私は、さらによく観察してみることに。
すると、どうも長男の場合は、自分と他者との境界が曖昧でズレていることに気付きました。これが他害行動の正体のようでした。
幼稚園時代から、集団行動の時は少し離れて位置を取るタイプだったのですが、入学をきっかけに、極端に敏感になってしまったようです。
自分を保つために、ちょっと触れられただけで過剰防衛してしまうのです。
この感覚への対応は、感覚統合療法を受けると同時に、家ではできるだけ趣味の時間を大切にして、リラックスしたり、体を使った遊びをしたりして、感覚を和らげるようにしました。
『脳みそラクラクセラピー』という本が、このとき参考になりました。
足裏マッサージなど、今でも続けていることがたくさんあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4907725884
脳みそラクラクセラピー―発達凸凹の人の資質を見つけ開花させる
クラスメイトに理解してもらうきっかけになった「そっとしておいてほしい」カード
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また、長男が少しでも過ごしやすくなるよう、周囲への協力も必要だと考えました。特に、「見られるのがいや」「注意してくるのがいや」に対しては、先生を通じて、クラスメイトに以下を伝えてもらいました。
●緊張しやすくて、見られるのがものすごく苦手であること
●今、学校に慣れている最中だから、そっとしておいてほしいこと
また、長男とは一緒に、対策を考えるスタンスで接しました。
相談して作ったのが、「今は見ないでほしい」「今はそっとしておいてほしい」と書いたカードです。机の上に準備しておき、怒りたくなったらまずこのカードを見せてみたらどうだろう?と提案したのです。
作った当初、なかなか自分からは見せなかったのですが、私が代わりに「今、この状態やねん」と見せると、相手の子も納得してスッと離れてくれるので、長男も手をひっこめられるようになってきました。