私がママ友づくりをやめた理由。自閉症の娘を育てて気づいたこと
転勤するたびに、引っ越し。積極的にママ友を探してた頃。
我が家の娘は自閉症と診断されています。
娘の障害が分かる前は、夫がよく転勤をするので引っ越すたびにSNSを使って近所の人を見つけたり、サークルに入ったりと積極的にママ友を探していた私。
しかし、娘に障害があると分かってからは、それをするのをやめました。
公園に行っても、お友達と上手に遊べない自閉症の娘
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娘は少しだけ言葉を話せますが会話はできません。友達と遊んでいても、自分の好きな方向に行ってしまいます。
成長とともに娘のそんな言動が目立つようになると周りの視線が痛く感じるようになりました。
娘と外にでれば、どこかへ行ってしまう娘をずっと追いかけまわしている状態。
せっかく知り合ったママ友とも、あまり話せませんでした。
娘を連れてママ友と遊ぶときはいつも「迷惑かけないかな?」「大きな癇癪は起こさないかな?」とビクビクしていたのです。
かといって、知り合ったばかりのママ友に「娘には障害がある」と伝えるのは気が引けてしまい…
一緒に遊んでくれるママ友とお子さんにありがたいと思う気持ちと、どこかで申し訳ないと思う気持ちとの板挟みになってしまい、それが私にはストレスでした。
「もう、無理にママ友と付き合おうと頑張るのはやめよう」
そう思い、新しい引越し先ではママ友を積極的につくるのをやめました。
育児は、やっぱりときどき孤独。でも「今は難しい」と割り切ったら、楽になった。
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本音を言えば、私もママ友ともっと仲良くなりたかったです。ママ友同士が遊んでいる様子をSNSで見るたび、私はうらやましく感じていました。
娘に障害がなければ、もっと気軽に遊びに誘えたのかな、なんて考えてしまうこともありました。障害児の育児ってほんとに孤独で、ときどき寂しくなります。
「ママ友づくりをやめよう」そう思ってからも、実は何度かSNSでママ友探しのコミュニティを見ていました。徒歩で行けるくらい近くに住んでる人も、何人かいました。
以前の私なら嬉しくてすぐにメッセージを送っていたと思います。
でも、娘を連れて初対面の人と遊ぶことは、今の私にはとても大変で、勇気が必要でした。
SNSのコミュニティを覗いては、何も出来ないまま毎回閉じていました。