「わたし学校やめるね」小3の娘の決断。そして、私たち親がすべきこと
私は温かく送り出しました。
その後、自宅に戻ってきた娘は一言、「私、学校やめるね」と宣言しました。
そして、それ以降、娘は学校に行かずに家で過ごしています。
ご家庭によって、「学校」の捉え方は千差万別。また、学校へ行かなくなる理由も、子どもによって違うでしょう。
娘の場合、慕ってくれるお友だちは割と多く、先生との仲も良好です。成績もそこそこ良く、授業についていけないという訳でもありません。
それでも、行けないのです。
その理由を以前、聞いたことがあります。
私「学校に行っている間、楽しい時間はある?」
娘「家から持って行った本を休み時間に読んでるとき!」
私「お友だちや先生と過ごす時間はどう?」
娘「う~ん、楽しいのは楽しいけど、私がお喋りしたいことはみんなが知らないことだし、みんなが興味のあることは私にはどうでもいいことだから、結局疲れちゃう。」
私「先生は時々しか時間が空いてないし、1対1で話せるわけじゃないから。」
とのこと。結局、娘にとってはお友だちと過ごす時間も、会話の内容を相手に合わせる「おつきあい」の一環でしかないようです。
朝は仲良しのお友だちが誘いに来てくれて一緒に学校へ行くのですが、ルールに厳格な娘は、道路に向かって缶を蹴ったり、急に走り出したりする児童にも強い怒りを覚えます。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174007494
理由は他にもあります。贅沢な悩みと思われるかも知れませんが、教科書に1度目を通せばわかることを、延々と説明され反復させられる授業も、娘にとっては辛い時間なのです。
授業時間を、娘にも意味のある時間にできれば…と、「先生が人に教える時、どんな工夫をしているか観察してみたら?」「先生がお友だちをあてる順番に、どんな意味があるか考えてみたら?」といろいろやってみました。
でも、それも1度わかってしまえば、つまらなさすぎる、とのことでした。
今、娘にとっての学校は『安心して過ごせる』場所ではなく、顔中にチックが出るほど負担のかかる場所なのです。
ずっと頑張ってきました。お友だちも作ったし、係の仕事も掃除も運動会の練習も応援も、誰よりも頑張ってきた。
「行かない」と決めたなら、それでいいんじゃない。そんな大きなことを自分で決められるようになった。