2016年9月27日 18:00
障害者控除とは?障害がある人が受けられる税の優遇措置まとめ
http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4167.htm
No.4167 相続税の障害者控除l 国税庁
その他の障害者本人が受けられる税制上の特例
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161003044
障害がある人への税負担の配慮は所得税や住民税、障害者控除だけではありません。他にも障害がある人本人が受けることができる特別な制度が存在します。
身体障害、戦傷病、精神障害、そして知的障害がある人のなかで一定の条件を満たしている場合、申請により自動車税・自動車取得税の減免を受けることができます。
http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/info/car-genmen.html
自動車税・自動車取得税の減免制度l 東京都主税局
障害がある人が生活をしていくために財産権の移動があったときは、特別障害者の方については6,000万円まで、障害者の方については3,000万円まで贈与税がかかりません。この非課税の適用を受けるためには、財産権を移転する際に障害者非課税信託申告書を、信託会社を通じて最寄りの税務署に提出しなければなりません。
心身障害者扶養共済制度に基づいて支給される給付金については、所得税はかかりません。心身障害者扶養共済制度とは障害がある人の生活の面倒をみている人が、任意で加入する制度です。
これは毎月一定額を扶養している人が支払うことにより、万が一のことがあったときに障害がある人に一定の給付金をおくることができる制度です。
しかし、制度の利用をやめたときに支払われる脱退一時金には所得税が発生します。
身体障害者手帳などの療育手帳の交付を受けている人が銀行などの350万円までの預貯金、貸付信託、公社債、公社債投資信託などで受け取る利子などについては、一定の手続を要件に非課税の適用を受けることができます。これをマル優、特別マル優と呼び、この制度を利用したい場合は、預け入れ等の際に金融機関の窓口などに確認書類として手帳を提示して確認を受ける必要があります。
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/koho/kurashi/html/03_2.htm
障害者と税l 国税庁
http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h17hakusho/zenbun/html/zenbun/honpen/fig03_02_18.html
障害者に関する税制上の特別措置一覧 平成17年度版l障害者白書
まとめ
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001934
所得控除の一つである障害者控除は、様々な人を対象としているため申請条件・方法が複雑に見えてしまうことがあります。