2016年10月15日 11:00
小4の娘が漢字を習得した方法で気付いた、学習支援で大切なこと
「りょうに出る」の「漁」は書けるのに、「ギョギョウ」を「魚業」と書いていたのです。
他にも、同じ音の漢字を間違えたり、へんとつくりを勝手に組み合わせて作ったオリジナルの漢字を書いたり…。
ちらっと見せると思い出して書けるので、「漢字の形」と「音」と「意味」が結びついていないのだな、と感じました。
何につまづいているのか?先生に伝えると、宿題に変化が
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担任の先生には、何度も繰り返すだけでは覚えられないと、改めて伝えたところ、練習の仕方が変更になりました。
それまでは、同じ熟語を繰り返し書くものでしたが、違う熟語や訓読み、送り仮名を書き、ふりがなを付けるものになっていました。
娘はそこへ、さらに部首のチェックや似た漢字との比較を入れて練習していました。その後の50問テストでは、9割越えの一発合格でした。
適切だと思われた取り組みでも、いつもできるとは限らない
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10367009187
そこからやる気と自信を少し取り戻した娘でしたが、夏休み明けにまた、やる気をなくしていきました。
ドリルに書き込む宿題はいいけれど、ノートに練習するのはどうしても嫌だ、と言うのです。休み明けから学校行事も色々あったため、疲れもあったのだと思います。
さてどうしたものか…?と考えていたところ、「墨を擦り、毛筆で字を練習するのはとても楽しい」と話していたことを思い出しました。
私はとっさに「ノートに書く練習は嫌でも、毛筆は好きだよね?」と聞くと、頷く娘。「漢字は覚えられればいいんだから、半紙に練習してみる?」と提案してみました。
道具は、鉛筆とノートじゃなくても良かった!
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半紙に筆で書く。
ただそれだけなのに、娘はにこにこして取り組んでいました。
失敗したら墨で大きなバッテンを付けてくしゃくしゃにしていますが、それでも正しく、しかもきれいに書こうとします。
半紙に大きく書くことで、1画足りないことに自ら気が付くこともありました。
習った漢字を使って、何とも意味深なことを書くこともありますが(笑)。それはそれで、発散になってるのかもしれません。
子どもに合った方法は、子どもが教えてくれることもある
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近頃では「漢字は覚えればいいんだから」