子育て情報『特別支援学級に入るのは「かわいそう」なこと?私たち親子の決断』

2016年11月6日 11:00

特別支援学級に入るのは「かわいそう」なこと?私たち親子の決断

私「そうなんだねー。あと、先生が『〇〇してください。』って言ったときはどうかな?言われたとおりにできそう?」

娘「んー。私は言われたことと違うことをしたり、何を言われたか分からなかったりするでしょ?いっぱい人がいたら教えてもらえなくて嫌だ。…ねえママ、いっぱいって何人くらい?幼稚園のクラスより多いの?」

私「30人とか、35人とかかな?今のクラスより多いねぇ。」

娘「人が少ないクラスは?」

私「多くても多分8人くらいかな。」

娘「8人!?そんなら絶対少ないクラスの方がいい!」


迷いがなかったわけではない。それでも「娘を支援級に」と考えた理由

特別支援学級に入るのは「かわいそう」なこと?私たち親子の決断の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10736002792

娘は、自分が大勢の中にいるとき、時には一対一でも指示が受け取りにくいことやうるさいのが苦手なことなど、自分がどんなことに困っているのかを幼いながらも自覚していたのです。

私はそんな娘を頼もしく思いましたし、こうして一緒に確認することができたのは、私が支援級を希望する大きな動機にもなりました。

私はそんな彼女が出来るだけ楽しく、心を壊すことなく通学できるということを最優先に考えました。


そして娘が個性を持ったまま伸び伸びと成長するためには、通常級は厳しい環境になるというのが私の結論でした。

娘は独特な感性を持っていると同時に、とても繊細な一面があります。

ちょっとユニークな彼女が周りに溶け込めなかったとき、

その自覚と感情などが言葉に繋がって、私に伝えられるようになったときはもう傷は相当深いものになることや、

ちょっとしたことが二次障害に直結するだろうということは、私も主治医も予想するに難くありません。

もちろん私も決して迷いがなかったわけではありません。「考えすぎかも」「過保護で心配性すぎかしら」と思ったこともありました。支援級だと送り迎えが必要だったり、自立活動などの時間が入るため勉強が遅れがちになるであろうことや、中学でも支援級だと内申がつかない可能性なども耳にします。

それでも私が「娘を支援級に入れたい」と思ったのは、そこが娘にとって一番居心地のいい環境だと考えたからです。

大切なのは、「子どもにとって」一番過ごしやすく、能力を最大限発揮できる環境を選択するということだと思います。

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