2016年12月6日 14:00
お喋りなアスペルガー娘がどうしても素直に言えない気持ち、それは…
とっても回りくどい娘のお願い方法。これで他の人に伝わるの?
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こんなふうに、娘は必要なものや欲しいものを「欲しい」ということができません。
オモチャやお菓子を買ってほしいとか、そういったとがめられそうなことではなく、必要な物を準備しておいてほしいという時でさえ、娘はストレートにその気持ちを表現することができないのです。
「買って欲しい」と言うだけなのに、どうしてこうも回りくどいお喋りが必要なの?とイライラしてしまうこともあります。
私は娘と似た思考回路を持っているので、娘が何を訴えたいのかすぐに察知することができるのですが、この話し方では、他の人には「新しいノートを準備してほしい」という気持ちはなかなか伝わらないでしょう。
娘が欲しいものを「欲しい!」と言えない理由を考えてみた
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では娘は、どうして「欲しいもの」を「欲しい」と言えないのでしょうか。
それは、私と娘が一緒にお買い物に行った時の行動に原因があったように思います。
お誕生日などの節目に「欲しい物を1つだけ買ってあげるよ」とお店に連れて行くと、娘はお店の入り口にある初めに目に飛び込んできたものに強く惹かれ、「これにする!」と他のものを一切見ずにスグ決めます。
そんなときに私はいつも、
「せっかくお店に来たんだから、他にどんなモノがあるのかちゃんと見てから決めよう?」
と声をかけていました。すると娘はひどく傷ついた顔をするのです。そうして一通りお店を見て回った後、やはり最初に決めたものを「ママ、ごめん。やっぱりこれがいい。」と選びます。
どうやら私のアドバイスは、娘にとって「ステキ!これに決めた!」というキラキラした気持ちを否定されたように感じるみたいなのです。
そして、「そんな商品を選んだ自分はダメなんだろうか…」というマイナスな気持ちの方が大きいのだと思います。
この経験を重ねた娘は今でも、「欲しい物を否定されるかもしれない…」という警戒心が強くなり、素直に「欲しい」と言えない状態になっているのだと思います。
娘の警戒心を少しでも和らげるために、今の私にできることは
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その後、私は娘に余計な警戒心を植えつけてしまったことを反省する日が続きました。