子育て情報『お喋りなアスペルガー娘がどうしても素直に言えない気持ち、それは…』

2016年12月6日 14:00

お喋りなアスペルガー娘がどうしても素直に言えない気持ち、それは…

それでも、私には私なりの子育てしかできませんので、きっと時間を巻き戻してあの時点に戻ったとしても、やはり同じようなことを繰り返してしまうような気もします。

ならば、今の私にできる事は、私なりのやり方で、娘が自分の気持ちを素直に表現できる道筋を立ててあげること。それだけです。

● もし自分の気持ちを素直に口にしなければ、誰にも気持ちは伝わらず、願いが叶う可能性は0%
● もし自分の気持ちを口にしてみたら、どうなると思う?
● ダメだと言われて悲しい気持ちになるか、OKが出てハッピーな気持ちになるか、確率は50%
● 悲しい気持ちになった時は、何か別の楽しいことをして気持ちを切り替えてみよう

娘が「あれが欲しい」「こうして欲しい」と思っているのに口にできずにいる時、毎回こんな風に声をかけるようにしています。


ときには思い通りにいかないことも。でも、娘なりにそこは理解しているようで…

お喋りなアスペルガー娘がどうしても素直に言えない気持ち、それは…の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28053000179

この声掛けを続けていくうちに、「50%にかけてみる!」と言って自分の気持ちを伝えてくれることが増えてきました。

もちろん、娘の希望が全て叶えられるわけではないので落ち込むこともありますが、それもまた自分を成長させてくれる糧になると、娘自身もわかっているようです。こうして同じ場面に遭遇した時に同じことを伝え続けると、その考えはいつしか娘の一部となり、成長と共に少しずつ変化を遂げながら彼女自身を助けてくれる財産になっていくはずです。


私たち親にできることは、その財産を少しずつ増やしてあげることぐらいなのかも知れません。いつか子どもたちがしっかりと自分の足で歩けるよう、何が子どもにとって良い財産になるのか真剣に考えながら、共に歩んでいけるといいですね。

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