ハイハイの時期はいつ?ハイハイしないで立つのは問題あり?ハイハイの練習方法や相談先を紹介します。
ハイハイとは?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038019791
ハイハイは、赤ちゃんの腰がすわり一人で歩き出すまでの間に、移動手段の一つとして出現するものです。ハイハイを心待ちにするパパママはとても多いと思いますが、実はハイハイは赤ちゃんにとって絶対に必要な成長ステップではありません。
まずは下の図で赤ちゃんの移動手段がどのように変化していくかをご覧下さい。
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1.寝返り
寝返りは首がすわりうつぶせの姿勢に慣れた赤ちゃんに見られる動作です。首すわり完了の目安は、うつぶせの姿勢で自分から首を持ち上げ、左右に動かせること。うつぶせの時期と重なるよう下半身の動きが活発になり、ふとしたきっかけて腰と脚の動きが連動すると、赤ちゃんは寝返りをします。
横方向のみではありますが、赤ちゃんにとっては初めて自力で移動する体験です。寝返りはしない赤ちゃんもいて、その後の育ちが遅れるような影響はないとされています。寝返りに不慣れなうちは仰向けからうつぶせになることができても、うつぶせから仰向けに戻ることができずもがくこともあります。
2:ずりばい
お腹をつけたまま腕や脚の力で前後左右に動けるようになった状態が「ずりばい」です。赤ちゃんに動きたい気持ちがありうつぶせに慣れていれば、腰がすわる前やハイハイに必要な筋力が十分でない時期でも始まる動きです。左右の腕の筋力発達が非対称だったり腕と脚の動きを連動させることに慣れていないうちは、後ろに下がったり同じ場所をぐるぐる回ったりすることもあります。ずりばいができるということは、自由に方向転換ができるようになったことを意味します。活動範囲の広がりに合わせて、危険物を片づけるなどの安全対策をしておきましょう。
この「ずりばい」のステップはとばす赤ちゃんもいます。
3.お座り
お座りは移動を伴う動作ではありませんが、ハイハイには欠かせないステップです。お座りは腰のすわり具合を確かめるバロメーターであり、脳が発する電気信号が、神経細胞が発達に伴い延髄から脊椎を通って腰まで届くようになった証です。最初のうちは背中が丸まっていたり手で上半身を支えたりしますが、次第に支えなしで座れるようになります。この段階から手で上半身を支える動作を徐々に覚え、腰でバランスをとる感覚をつかんでいきます。