ハイハイの時期はいつ?ハイハイしないで立つのは問題あり?ハイハイの練習方法や相談先を紹介します。
という条件をクリアしないうちにはできない動作です。しかし、お座りはできるのにハイハイしない、という赤ちゃんには、どんな理由があるのでしょうか?
ここでは考えられる理由と、それぞれの支え方を7つ挙げてみます。赤ちゃんをよく観察し、どの点がポイントなのかを推理し、見通しや支援方法を考える参考にしてみてください。
腰すわりが安定しているかどうか、「親が支えなくてもお座りの姿勢を保てること」と、「両手が自由に使えること」をチェックしてください。腰すわりが安定していないうちは、赤ちゃんにお座りの姿勢をさせ過ぎないように注意してください。赤ちゃんが不機嫌になるようならすぐ止めましょう。無理をさせると腰の神経を傷める危険性もあるので、その赤ちゃんにあった発達を見守りましょう。
体を両手脚で支える筋肉のほかに、腹筋、背筋、腰やお尻の筋肉がじゅうぶんに発達していないうちは、よつんばいの姿勢を維持できません。
筋力に対して体重が重い場合もあります。筋力は日々の暮らしの中で徐々についていくものです。寝かせた赤ちゃんの手や足に手を添え軽く押す、うつぶせの時に音のするオモチャを高めの位置で鳴らし赤ちゃんの気をひくなど、各部位の筋肉に適度な負荷が加わるようなあやし方を工夫してみるのもよいでしょう。
神経や筋力が十分に発達していても移動する意欲がないのかもしれません。体を動かしたい、気になるものがある、誰かのそばに行きたいといった気持ちが薄いうちは、自力で移動しようとは思わないものです。好奇心や探究心は心の成長に伴いある程度は自然に現れるものですが、心地よく五感が刺激される働きかけが多いほど意欲は旺盛になります。
ボールなどの不規則に動くオモチャを与えたり、呼びかけに反応し近づいてきたらほめてあげる、といった関わりを増やしていくことも、赤ちゃんのハイハイの意欲を促します。
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参考書籍:久保田競/著『能力と意欲を伸ばす積極育児法』(主婦の友社,2004) http://amzn.to/2jFiIyr
赤ちゃんにとっての移動手段はハイハイだけに限りません。
移動をしたいだけならパパママに抱っこしてもらう、歩行器に乗る、つたい歩きするなど、様々な方法があります。赤ちゃんにとって一番効率のよい移動方法がハイハイでないからハイハイをしない、ということも十分に考えられます。